「6歳と3歳など年の離れた兄弟姉妹でいっしょにゲームを楽しむことはできますか?
上の子が必死になって勝ちたがるので、
せっかくやりたがっていた下の子が負けてばかりで
途中からむくれてどこかへ行ってしまいます。楽しく遊ぶいい方法はないでしょうか」
といった質問をいただくことがよくあります。
先日も、「小学校低学年の兄と未就園児の弟で、トランプゲームをするものの
神経衰弱なども弟がルールを理解しきれずに何枚もめくってみたり、
七並べにしても数字がわからないまま出していったりするので、
揉め事が耐えません。」とお聞きして、こんなゲームの仕方を提案しました。
神経衰弱をする際には、カードの半分を表に、半分を裏にして、
弟くんは表になっているカードから同じものを2枚見つけ、お兄ちゃんは
裏になっているものから通常通りめくるのです。
力加減が対等であることが大事なので、これでは弟くんばかり勝つようなら、
お兄ちゃんがめくってもいいトランプの数を4~6枚に増やすのもいいかもしれません。
七並べにしても、スペードなどあらかしめひとつのマークのカードを全て
弟くんのものとして分けておいて、
お兄ちゃんには残りのカードで通常通りゲームをしてもらいます。
弟くんの番には、自分のカードを並べるコーナーに、「連結、連結」と言いながら、
トランプをきちんと隣につなげていければOKくらいのルールにすると
いいのかもしれません。
教室では算数の学習の際も、兄弟姉妹で同じ場で遊びながら、
少しルールを変えることがあります。
写真は、年長さんの●くんと年少さんの☆ちゃん兄妹のレッスンのひとコマです。
☆ちゃんは、「4の次の数は?」とか「さんじゅうごのカードはどれでしょう?」
という問題を解いています。
●くんは、「たかしくんは10個お菓子を持っています。
はなこさんはたかしくんより7個多くお菓子を持っています。
ふたりのお菓子を合わせるといくつですか」という問題や
「40+2+2はいくつですか?」といった問題を出しています。
☆ちゃんも●くんもとてもよくできていました。