虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

年の離れたきょうだいで、いっしょにカードゲームを楽しむためのルール作り

2015-10-27 15:17:16 | 初めてお越しの方

「6歳と3歳など年の離れた兄弟姉妹でいっしょにゲームを楽しむことはできますか?

上の子が必死になって勝ちたがるので、

せっかくやりたがっていた下の子が負けてばかりで

途中からむくれてどこかへ行ってしまいます。楽しく遊ぶいい方法はないでしょうか」

といった質問をいただくことがよくあります。

 

先日も、「小学校低学年の兄と未就園児の弟で、トランプゲームをするものの

神経衰弱なども弟がルールを理解しきれずに何枚もめくってみたり、

七並べにしても数字がわからないまま出していったりするので、

揉め事が耐えません。」とお聞きして、こんなゲームの仕方を提案しました。

神経衰弱をする際には、カードの半分を表に、半分を裏にして、

弟くんは表になっているカードから同じものを2枚見つけ、お兄ちゃんは

裏になっているものから通常通りめくるのです。

力加減が対等であることが大事なので、これでは弟くんばかり勝つようなら、

お兄ちゃんがめくってもいいトランプの数を4~6枚に増やすのもいいかもしれません。

 

七並べにしても、スペードなどあらかしめひとつのマークのカードを全て

弟くんのものとして分けておいて、

お兄ちゃんには残りのカードで通常通りゲームをしてもらいます。

弟くんの番には、自分のカードを並べるコーナーに、「連結、連結」と言いながら、

トランプをきちんと隣につなげていければOKくらいのルールにすると

いいのかもしれません。

 

教室では算数の学習の際も、兄弟姉妹で同じ場で遊びながら、

少しルールを変えることがあります。

写真は、年長さんの●くんと年少さんの☆ちゃん兄妹のレッスンのひとコマです。

 

☆ちゃんは、「4の次の数は?」とか「さんじゅうごのカードはどれでしょう?」

という問題を解いています。

●くんは、「たかしくんは10個お菓子を持っています。

はなこさんはたかしくんより7個多くお菓子を持っています。

ふたりのお菓子を合わせるといくつですか」という問題や

「40+2+2はいくつですか?」といった問題を出しています。

☆ちゃんも●くんもとてもよくできていました。


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