虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

2ケタの計算につまずいた時の教え方 (性格タイプ別)

2011-09-14 18:55:55 | 算数

たし算やひき算のスタート時に、

指を使って計算したり、丸暗記して覚えたりしていると、

2ケタの計算でつまずくことがあります。

そんなときは、次のような方法をためしてみてくださいね。

 

感情が優れている子が、2ケタの計算でつまずいている場合、

10円玉を5枚ほど、1円玉を20枚ほど

きれいに洗って、教材として利用すると教えやすいです。

感情タイプの子は、ワークに載っている23という数字を「すごく多くて難しそうな数」と捉えていても、

10円2枚と、1円3枚を見せると、「ああ、そういうことか。10円のチョコが2個買えて、1円が3枚残るな」

などと、パッと理解することがよくあるのです。

日常生活にまつわる感性が優れているので、「となりのケタから1借りてくる」という場合も、

「両替して、10にして、それを借りてきたら、引き算できなかった数が引けるようになった」という話なら

理解します。

 

感覚タイプの子は、100玉そろばんや、10ごとのまとまりがわかるタイルや、10のくぼみがある製氷皿などの

手で操作できる教具を使って、

計算の補助に使わせていると自然に覚えていくことと思います。

 

直観タイプの子は、ゲーム用の大きいチップと小さいチップや、2種類のサイズと色の異なるブロックを20ずつほど

用意して、

大きいものを10の塊、小さいものを1として、

パッとチップを見せて、直観的に判断させると、理解するようになると思います。

 

思考タイプの子は、先に紹介した方法の中で、本人が好むもので教え、

機械的に計算させるのではなく、

「28+11+1を素早く計算するのはどうすればいいと思う?」といった質問をして、

計算も、ただ覚えるものではなく、工夫できるし、面白いところがあると気付かせると、

まじめに集中して練習するようになります。

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちびまる子)
2011-09-14 21:56:01
タイプによっての学習方法がわかるのが,虹色教室通信ならではだと思います。
なおみ先生すごいです。いろいろ試してみたいと思います。
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なるほど~ (かおりん)
2011-09-16 22:45:30
タイプによってこんなに違うのですね!
いままで違うタイプ向けの教え方をしていました。
だからいまだにわかってなかったのですね~
さっそく試してみます♪
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