虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

円の面積と円周を簡単に覚えられるカルタを作りました

2022-02-15 11:09:46 | 算数

円の面積と円周を簡単に覚えられるカルタを作りました。

九九を覚え始めた子とならすぐ遊べます。

 

このカルタ、ハンディーキャップがあるため、円の面積の学習でつまずいて困っていた子のために作ったのですが、その子はもちろん、小学校低学年の子まですぐ覚えてあそんでくれました。

ちなみに、この学習でつまずいていた子は、こんな↓複雑な面積の計算もできるようになりました。

 

 

子供といっしょに作ります。

子供にコンパスの幅をものさしで測ってもらいます。

厚紙(段ボールなど)にコンパスで円を描きます。

 

円より少し大きいサイズで切ってから、いったん裏返して、いろいろな柄のマスキングテープをびっしり貼ってから円を切り取ると下の写真のようにきれいなカードができます。

子供はこの作業が大好きなので、いっしょに作ると愛着がわきます。

 

<遊び方(学習の仕方)>

 

いろいろな半径の円のカードを置いて、円の面積と円周の違いについて子供と話をします。

違いについて話す際、円のカードを手に取って、どの部分にあたるのか、触れながら話をすると理解しやすいです。

まず円の面積の出し方を教えます。

 

「半径 かける 半径 かける 3.14」と説明する時、半径の時は手をパチンとたたき、3.14の時は指を3本立てて、「つまりだいたい3だね」と話すと覚えやすいです。

それから、子供と順番に好きな円を選んで、円の面積の公式を言えたら取ります。

「3 かける 3 かける 3.14」のように。

 

この円のカルタは、公式を覚える緊張感をやわらげてくれるようで、算数と聞くと頭がフリーズする子も楽しく取り組めるようです。

 

円周は、「半径 かける 2 かける 3.14」と覚えると、後から忘れたり、混乱したりする子がいるので、「直径」にあたるこの部分……と指で直径の長さを作って、「この長さがだいたい3本分あったら、円の回りにひもをぐるっと沿わしていった長さと同じよね」と、公式の丸暗記ではなく体感として納得できるよう説明するといいです。

 

その後、子供たちと、円周と面積を答えてカードを取っていく遊びをします。

 

さらにさまざまな形の図形のカルタを作ってみたい方は

虹色オンライン算数教室のおまけブログ(鍵付きです)で、

円の面積と円周を簡単に覚えられるカルタを作りました 2

という記事を書いています。

(おまけブログとは、虹色オンライン算数教室を購入いただいた方に見ていただける鍵付きブログです。見ていただく方法については、こちらの記事で書いています。)

 



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