忙しくて、手付かずになっている 虹色教室通信 別館の記事、
★計画ー実行ー再考 の学習 ハイスコープ
★計画ー実行ー再考 の学習 ハイスコープ 2
★子どものあこがれを創作活動へ♪
について、質問をいただいていました。
ハイスコープという学習法について調べても
英語の論文くらいしか見当たらないので、
関連書があれば教えてほしい……
というご質問でした。
ハイスコープ の教育法を扱った本が、
これまで日本で発売されているのは見たことがないのです。
でも、その考え方にとても近いと思われる
本でしたら紹介できますよ。
「考える力」はこうしてつける
ジェニ・ウィルソン&レスリー・ウィング・ジャン著
新評論
です。
学校の教員用の書かれた内容ではありますが、家庭でも参考になりますよ。
この本の他には、多元的知能を扱った本は、ハイスコープの考え方に近いと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
すでに必要な思考力と知識をもっている子どもでもよく
学べないことがある。
メタ認知能力が育っていないからである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自立した学習者を育てることを
目的とするこの本では、子どもに「考える力」をつけるための
さまざまな方法をしるしてあります。
またセルフ・エスティーム(自分としても誇りに思い、他者からも充分に認められるであろうという自負心・自尊心)を
高めるための活動もいろいろ載っていて、海外の学校はすごいな~。
学校でこういう活動をすることなど思いもつかない
日本の子の自己肯定感が最悪なのもよくわかる~」と感じました。
この活動のねらいは、
●自分の存在価値を見いだす。
●自分自身の能力に自信を持つ
●作業をするときに肯定的な姿勢で臨む
●生徒たちに、自分の長所や短所、または学びをどのように
改善できるかを考えさせる
といった点です。
日本の学校で、こうした能力を伸ばしてもらうのが難しいなら、
各家庭で、きちんと時間を取って、
子どものセルフエスティームを高める努力をしなくてはなりませんね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
話を
自立した学習者を育てること
に戻しますね。
この著書は、教師用のテキストではあるのですが、
「すごいな~」と感心するのは、
さまざまな活動をする際、
使う思考力をチェックしているところなんです。
理解する
解釈する
仮設を立てる
分析する
まとめる
振り返る
理由付けする
明らかにする
判断する
一般化する
評価する
合意を形成する
計画する
調査する
といった思考力のひとつひとつが具体的に活動の中で
発揮していけるようていねいに授業案が練られているのです。
また、「まとめる」という使う思考力のひとつにしても、
論理的数学的能力を使う場合
デザインする 推論する 分類する
仮設を立てる 立案する 系統立てて説く 提案する
言語能力を使う場合
詩や文を書く 書き直す 提案する 推論する 応用する ディベートする
擬人化する 制作する
空間能力を使う場合
系統立てて説く 計画する 提案する 整える デザインする
構成する 作り直す
音感能力を使う場合
編曲する 表現する 即席で演奏する 感情を表す 象徴化する
作曲する 物語を話す 移調する
身体運動能力を使う場合
感情を表す 物語を話す(創案する 組み立てる デザインする 建造する
整える 立案する 分類する)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まとめるというアウトプット法ひとつとっても、
これだけあって、学校で、具体的に子どもたちがそれを学ぶ工夫をしているのは
すごいことです。
私が虹色教室で目指している子どもへの接し方も、
ハイスコープや多元的知能の研究についての
考え方を元にしています。
ですから、工作活動であっても、絵本を読む活動であっても、
論理数学的な能力、言語能力、空間能力などを
まんべんなく使えるように工夫しています。
そうして子どもと接していると、
子どもというのは、それぞれ得意な知能をもっていて、
それを発揮する場があると、(もちろん、いきなり大人の期待通りに変化するわけではありませんが……)
意欲的で前向きにがんばるように
なるのを感じています。
web拍手を送る
★計画ー実行ー再考 の学習 ハイスコープ
★計画ー実行ー再考 の学習 ハイスコープ 2
★子どものあこがれを創作活動へ♪
について、質問をいただいていました。
ハイスコープという学習法について調べても
英語の論文くらいしか見当たらないので、
関連書があれば教えてほしい……
というご質問でした。
ハイスコープ の教育法を扱った本が、
これまで日本で発売されているのは見たことがないのです。
でも、その考え方にとても近いと思われる
本でしたら紹介できますよ。
「考える力」はこうしてつける
ジェニ・ウィルソン&レスリー・ウィング・ジャン著
新評論
です。
学校の教員用の書かれた内容ではありますが、家庭でも参考になりますよ。
この本の他には、多元的知能を扱った本は、ハイスコープの考え方に近いと思います。
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すでに必要な思考力と知識をもっている子どもでもよく
学べないことがある。
メタ認知能力が育っていないからである。
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自立した学習者を育てることを
目的とするこの本では、子どもに「考える力」をつけるための
さまざまな方法をしるしてあります。
またセルフ・エスティーム(自分としても誇りに思い、他者からも充分に認められるであろうという自負心・自尊心)を
高めるための活動もいろいろ載っていて、海外の学校はすごいな~。
学校でこういう活動をすることなど思いもつかない
日本の子の自己肯定感が最悪なのもよくわかる~」と感じました。
この活動のねらいは、
●自分の存在価値を見いだす。
●自分自身の能力に自信を持つ
●作業をするときに肯定的な姿勢で臨む
●生徒たちに、自分の長所や短所、または学びをどのように
改善できるかを考えさせる
といった点です。
日本の学校で、こうした能力を伸ばしてもらうのが難しいなら、
各家庭で、きちんと時間を取って、
子どものセルフエスティームを高める努力をしなくてはなりませんね。
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話を
自立した学習者を育てること
に戻しますね。
この著書は、教師用のテキストではあるのですが、
「すごいな~」と感心するのは、
さまざまな活動をする際、
使う思考力をチェックしているところなんです。
理解する
解釈する
仮設を立てる
分析する
まとめる
振り返る
理由付けする
明らかにする
判断する
一般化する
評価する
合意を形成する
計画する
調査する
といった思考力のひとつひとつが具体的に活動の中で
発揮していけるようていねいに授業案が練られているのです。
また、「まとめる」という使う思考力のひとつにしても、
論理的数学的能力を使う場合
デザインする 推論する 分類する
仮設を立てる 立案する 系統立てて説く 提案する
言語能力を使う場合
詩や文を書く 書き直す 提案する 推論する 応用する ディベートする
擬人化する 制作する
空間能力を使う場合
系統立てて説く 計画する 提案する 整える デザインする
構成する 作り直す
音感能力を使う場合
編曲する 表現する 即席で演奏する 感情を表す 象徴化する
作曲する 物語を話す 移調する
身体運動能力を使う場合
感情を表す 物語を話す(創案する 組み立てる デザインする 建造する
整える 立案する 分類する)
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まとめるというアウトプット法ひとつとっても、
これだけあって、学校で、具体的に子どもたちがそれを学ぶ工夫をしているのは
すごいことです。
私が虹色教室で目指している子どもへの接し方も、
ハイスコープや多元的知能の研究についての
考え方を元にしています。
ですから、工作活動であっても、絵本を読む活動であっても、
論理数学的な能力、言語能力、空間能力などを
まんべんなく使えるように工夫しています。
そうして子どもと接していると、
子どもというのは、それぞれ得意な知能をもっていて、
それを発揮する場があると、(もちろん、いきなり大人の期待通りに変化するわけではありませんが……)
意欲的で前向きにがんばるように
なるのを感じています。
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大学受験を控えたお子様がいらっしゃるのに
私たちのために時間を割いて下さり大変感謝しております。
昨夜は小学生の勉強についてでしたが、
小1の息子の様子に違和感を持っていたことが思い違いではなく、
このまま6年間学校の勉強の仕方のみをこなしていると
今持っている力さえ失うような事態が起こりうるのですね。
現状を伺うにつれ信じられない気持ちとともに大変な危機感を持ちました。
虹色教室に出会ってなければ、自分たちが通ったころのように
学校できちんとできていれば大丈夫だろうと考えて
取り返しのつかない頭の使い方を覚えていても
親は気づかなかったのかもしれないと思うとゾッとしました。
教えていただいた本、ほとんど注文しました(笑)。
読むのは遅いのですが少しずつ勉強させていただきます。
学ぶことは楽しいこと!子供時代いつも感じていたことでした。
それを子供にも伝えられたらいいなぁといつも思っています。
今度はぜひ子供も一緒のイベントに参加できたらと思います。
ありがとうございました。
過去の分を少しづつ見させていただいています。
4歳の息子がいますので
うちの「ちいさいさん」を使って数の練習をしたり、100円ショップで教材になると紹介していただいたものを買いに行き試しているところです。
毎日これだけの濃い内容を発信していただき
すごいなあと感心しながら読ませていただいています。
育児で本屋へ行く時間がなく
子供が「考える力」をつけるためにサポートする方法を模索しているところでした。
さっそく注文しました。
ありがとうございました。
毎日先生のブログを拝見して、毎日元気をいただいています。
先ほどメールをお送りしましたので、是非目を通していただけないでしょうか。宜しくお願いいたしますm(__)m
もう一度、送信していただけるでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。
購入してみました。
訳本の方法本って読みにくいですね。
もともと、訳本が苦手
(海外推理小説なども)で
何度か読み返してみましたが辛かったです。
いまひとつ、理解できたような、
できないような・・・
やらなければならない事を見つける。
その理由を考える。
やり方を考える。
仮説を立てる。
結果を把握する。考察する。
今までの考え方は、
仮説を立てるまでの
ステップを置き去りにして来ていたんだ
と思いました。
子にいきなり、こうなるハズだから
やって見てっていっていたかも・・・
反省しきりです。