小3の★くんと☆くんのレッスンでの出来事。
『サム・ロイドの「考える」パズル』という本の
切り抜いて使うパズルにチャレンジするというふたり。
この本、挿絵はかわいいのだけれど、何せ100年前のパズルですから
難解すぎたり、ちょっと退屈な展開だったりして
あまり子どもに勧められるものではないのです。
★くんは最初に条件を勘違いしてしまったり、延々と作業を続けていても
答えにつながる糸口が見つからなかったりしても、
意外なほどに……投げ出しません。
3年生になって、しつこく考え続けることが
苦ではなくなってきた模様。それよりも、何とか解いて見せたいという
意地のようなものが強くなってきています。
ブロックとカメラが大好きな☆くん。美しい建築物をブロックで作っては、
いろいろな角度からそれを撮影しているのが功を奏したのか、
「これは難しいな~」と一見大人でも戸惑ってしまうような
形のパズルをちゃっちゃと解いていきました。
初チャレンジです。
それにしても☆くんの解き方に感心してしまいました。
ばらばらのピースをめくらめっぽうに組み合わせてみながら
答えを探るのではなくて、
最初の時点で、「この形はここしかありえないよね。」と言いながら
解くためのキーになる形に目星をつけて、
出題者の意図を読み解くような形で置いていくのです。
おかげで、まるで答えを知っているかのように、ほとんどピースを動かすことなく、
十字、正方形、長方形を作っていました。
キーとなる部分をつかんでおくと、形を動かさなくても頭の中で組み立ててしまえるんですね。
今回、ふたりは久しぶりに、かなり前に遊んだ人物当ての
ゲームをして遊んでいました。
★くんも☆くんも、幼稚園時代から教室のさまざまなボードゲームやカードゲームに親しんで
きたのですが、
そうしたそれまでに遊んだことのあるゲームの楽しみ方がちょっと変化してきました。
かつてはルールが理解できて、ゲームができるからそれだけで楽しい……という感じだったのですが、
この頃は、「どの質問をしたら一番有利か」とか「どの手が一番いい方法か」ということを
よく練って遊ぶようになってきたのです。
「そうして思考するからこそゲームが楽しい」とい感じ始めるようになったようです。
算数タイムに、円の面積を考えたのは、パズルのようでとても楽しかったようです。
こういう問題は何問でもやりたがるのですが、
そればかり続けていると、「文章を読みながらじっくり考えていくのがめんどくさい~」と言い出す
ので、次回には文章題をする約束をしました。