虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

小学校受験 『四方からの観察』問題

2011-09-18 13:48:23 | IQ 小学校受験

 

正面にいる自分の位置から見ると、右に曲がっている花、左にある花びんの取っ手。

「もし向い側にいるフラミンゴちゃんの目から見ると、

どのように見えるのか?」

を推理、体験してもらいました。

年中さんも、年長さんも、

この教材作りに意欲満々で、

それぞれ自分用に作って持って帰りました。

 

この問題を推理するとき、右手をグーにして、

それを基準に、「お花の向きはどっち?右だね。取っ手は?左ね」と確認し、

次にフラミンゴちゃんの側に移動して、

グーにした右手を参考にして、「お花の向きはどっち?あれっ?左になったね。取っ手は?あれっ右になったね」と

確認します。

受験問題を教え込むというより、

こうした問題に触れることで、好奇心を刺激して

考える楽しみをいっしょに味わうことが大切だと感じています。

↑お人形ごっこに夢中です。

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虹色教室では、幼児に
遊びに熱中する中で、
小学校受験で出題される問題がらくらく解けるような能力を身につけさせる
ようにしています。
それは、教室の子らが小学校受験をするからではありません。
幼児は自分の脳のさまざまな部位を働かせて考えるのが大好きで
使えば使うほど、
いきいきとしてくるからです。
逆に偏った教材で文字ばかり練習させたり、計算ばかりさせたりすると、
それは頭を使うのではなく、作業する力、我慢する力、従順さ
ばかり無理強いすることとなり
緊張が強く、チャレンジ精神の薄い子になってしまいます。

ギルフォードの知能構造図と呼ばれるものを
ご存知ですか?
縦軸に考える対象として、 単位 分類 関係 体系 転換 見通し
横軸に考える領域として、 図形 記号 概念 行動
奥行きにどう考えるかとして、 認知、記憶、拡散思考、評価
をとった3Dの構造であらわせるそうです。
理論的には知能因子は120あると言われています。
幼児期にそのひとつひとつの因子を刺激してあげれば、
将来、退化して使えなくなるようなことはない…
そうおっしゃる方もいます。
このギルフォードの考えは
見直されるべき部分もいろいろあるのですが、(実際の脳の仕組みは、
それほど簡単に理論で片付けられないのです)
知能の奥深さ、種類の豊富さに気づく上では、
参考になりますね。

小学校の受験問題は、知能についてとてもよく研究されていて
知能を開発するのにぴったりです。
また、子どもが楽しいと思える活動の中で
発達にあった働きかけをするなら、
子どもはとても喜びます。


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