「子どもの脳が学ぶとき」(戸塚滝登)高陵社書店のなかには、
小3から中3までのどんなに算数ができない子だろうと、
ぞっこんハマってしまう問題というのが紹介されています。
「ケーニスベルグの七つ橋」という18世紀の数学者が証明を与え、
人々を魅惑し続けている位相幾何学の古典と、
「亀さんの正三角形」という60年代末の数学者に提出された
コンピューター数学の傑作です。
なぜ、そんな難しそうなものにみんな夢中になるのでしょう…?
戸塚氏によるとこうした問題では、
子どもの算数思考回路が活性化するのだそうです。
ヒントは問題を考える時の子ども達の行動にあるそうです。
これらの問題を解くとき、
ある子は、問題の橋渡りルートを指先で宙に描き、
ある子は無意識に、曲がる方向に身体をひねったり
しながら考えています。
普通の算数授業では「身体感覚」などめったに使うことがありません。
しかし、そうした身体感覚を使って解ける問題となると、
どの子も答がひねり出せるのだそうです。
子どもの頃習ったバレエ、ダンス、ピアノなどは、身体が覚えていて大人になっても忘れません。身体感覚に頼る思考法は
算数のときにもうまく作動しやすいそうです。
身体感覚で学ぶといえば、戸塚氏の出した問題とはタイプが違いますが、
私も身体感覚に頼れば障害のある子も幼い幼児も
難しい問題がすんなりわかるようになったり、
自分から進んで解きたがったりする姿に遭遇しています。
例えば、多くの子は時計がなかなか読めるようになりませんね。
時計の12から1までを指差して、
ここからここまでに短い針がある時は、12時で、
長い針が3の位置にあるときは、15分で…と言葉で説明しても
聞けば聞くほど混乱してしまうのです。
そんな時に私は、
☆塗り絵をさせてみる時があります。
色を塗るという行為は多くの子が慣れていて、
ここからここまでのゾーンに子どもの針(これも身近で想像しやすい言い方です)
がいる間は、ず~っと12!!といった理解の仕方なら
それまでの常識でちゃんとわかるようになるのです。
また、☆難しい中学入試の問題も使い慣れた積み木を積む作業から入ると、
幼児が理解して解けたりもするのです。
(このブログ私がブログ初心者のころ作っていたブログで、今は更新していません)
戸塚氏は、、
子どもの脳にとって算数の問題の意味が「わかる」とは、
その算数問題が指ししるしている「状況」がわかることに等しい。
人間の脳とは、たとえ同じ構造の問題であったとしても、
その問題がしるす状況いかんによっては、うまく解決できたり、
ミスったりする、いわば「気まぐれ場当たりマシーン」でもあったのです。
そして、この脳が持つ「状況に依存して動作するマシン」
という性質が、やがて算数数学能力崩壊コースへと子ども達を招き寄せてしまう隠れた原因なのかもしれません。
とおっしゃっています。
算数の身体感覚をつかまないまま、計算の仕方を覚えたがための弊害について書いた過去記事です。
☆ 2歳半から公文に通った後、算数が苦手になってしまった☆くん
入学前に身体で算数や数学の感覚もつかんでいないのに、
そうしたワークを解くことの問題点は
☆「教育の窓・ある退職校長の想い」の中でも取り上げられていました。
入学時にとても参考になります。ぜひごらんください。
写真は、くりあがりくりさがりのイメージが身体でつかめる
バスの乗り降りで算数を教えているところです。
小3から中3までのどんなに算数ができない子だろうと、
ぞっこんハマってしまう問題というのが紹介されています。
「ケーニスベルグの七つ橋」という18世紀の数学者が証明を与え、
人々を魅惑し続けている位相幾何学の古典と、
「亀さんの正三角形」という60年代末の数学者に提出された
コンピューター数学の傑作です。
なぜ、そんな難しそうなものにみんな夢中になるのでしょう…?
戸塚氏によるとこうした問題では、
子どもの算数思考回路が活性化するのだそうです。
ヒントは問題を考える時の子ども達の行動にあるそうです。
これらの問題を解くとき、
ある子は、問題の橋渡りルートを指先で宙に描き、
ある子は無意識に、曲がる方向に身体をひねったり
しながら考えています。
普通の算数授業では「身体感覚」などめったに使うことがありません。
しかし、そうした身体感覚を使って解ける問題となると、
どの子も答がひねり出せるのだそうです。
子どもの頃習ったバレエ、ダンス、ピアノなどは、身体が覚えていて大人になっても忘れません。身体感覚に頼る思考法は
算数のときにもうまく作動しやすいそうです。
身体感覚で学ぶといえば、戸塚氏の出した問題とはタイプが違いますが、
私も身体感覚に頼れば障害のある子も幼い幼児も
難しい問題がすんなりわかるようになったり、
自分から進んで解きたがったりする姿に遭遇しています。
例えば、多くの子は時計がなかなか読めるようになりませんね。
時計の12から1までを指差して、
ここからここまでに短い針がある時は、12時で、
長い針が3の位置にあるときは、15分で…と言葉で説明しても
聞けば聞くほど混乱してしまうのです。
そんな時に私は、
☆塗り絵をさせてみる時があります。
色を塗るという行為は多くの子が慣れていて、
ここからここまでのゾーンに子どもの針(これも身近で想像しやすい言い方です)
がいる間は、ず~っと12!!といった理解の仕方なら
それまでの常識でちゃんとわかるようになるのです。
また、☆難しい中学入試の問題も使い慣れた積み木を積む作業から入ると、
幼児が理解して解けたりもするのです。
(このブログ私がブログ初心者のころ作っていたブログで、今は更新していません)
戸塚氏は、、
子どもの脳にとって算数の問題の意味が「わかる」とは、
その算数問題が指ししるしている「状況」がわかることに等しい。
人間の脳とは、たとえ同じ構造の問題であったとしても、
その問題がしるす状況いかんによっては、うまく解決できたり、
ミスったりする、いわば「気まぐれ場当たりマシーン」でもあったのです。
そして、この脳が持つ「状況に依存して動作するマシン」
という性質が、やがて算数数学能力崩壊コースへと子ども達を招き寄せてしまう隠れた原因なのかもしれません。
とおっしゃっています。
算数の身体感覚をつかまないまま、計算の仕方を覚えたがための弊害について書いた過去記事です。
☆ 2歳半から公文に通った後、算数が苦手になってしまった☆くん
入学前に身体で算数や数学の感覚もつかんでいないのに、
そうしたワークを解くことの問題点は
☆「教育の窓・ある退職校長の想い」の中でも取り上げられていました。
入学時にとても参考になります。ぜひごらんください。
写真は、くりあがりくりさがりのイメージが身体でつかめる
バスの乗り降りで算数を教えているところです。
その時のプリント計算ばっかりで、慣れてくると簡単すぎて、いつもつまらないなぁと思ってた記憶があります。
あのせいで、私はこんなになっちゃったのかな(笑)
自分の子どもには、自分が陥った失敗を繰り返させたく無いと思ってるんですが、何が良くて何が悪かったかって難しいですよね~(汗)
とにかく今は遊びがベースなので気楽ですが、これから必要なことは・・・なおみ先生のお話を参考にして判断していきま~す♪