虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

数の敏感期の子の 科学的な疑問を膨らませる 水遊びの工夫 2

2010-06-21 17:52:01 | 教育論 読者の方からのQ&A
今日レッスンに来た4歳になったばかりの★くんも、
たらいを出して水遊びを楽しみました。

★くんは、「こんなことがしてみたいな」「こんな風にしたいな」という
発想がたくさん浮かぶ男の子です。
「ヨーグルトとカレーを売るお店をしたいから、トロンってかけるものが欲しいの。
えっと、紙をくちゃってしてもいいんだけど、白い紙と茶色い紙を用意してくちゃってしたら、カレーみたいでしょ。ちょっと かけてるみたいじゃないけど……」と言うので、
片栗粉を水で溶いて、液体でも固体でもある不思議なドロドロを作りました。

さまざまな粉を水で溶くのは、簡単にできて、子どもにとって魅力的な体験です。
中でもこの片栗粉は、表面に触れると固体なのに、一瞬でとけてトロトロになるので、
何度遊んでも面白いのです。
粉の実験では、ついでに重さの量り方や、粉の成分について少し学ぶといいですね。

4歳前後というのは、少し長い内容を記憶することが楽しくなってくる時期です。
「~ください」とレストランに注文を出すシーンでは、
人形を2体用意して、
「ミッフィーちゃんには、レモンジュースとヨーグルト、
リサには、イチゴジュースとカレーをちょうだいね」
と、わざと少し難しくしています。
ときどき、「何だったっけ?」と首をかしげながら
楽しそうです。

また、こうしたやりとりにコインを加え、
「いくらですか?」とするのが楽しくなってくる時期でもあります。

遊びの豊かさは、記憶力、科学的な興味、数学的な感性を高めるのに
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (rintaro_mammy)
2010-06-22 00:33:23
こんにちは。以前某掲示板で二歳半の子供が粉ものでおままごとをしたがるがどうしたものか?という質問をしたことがありました。私は子供の好きなようにさせていましたが、10人以上の方から返答があり全て「ありえない」とか「食べ物で遊ぶのは許さない」とあり悩んだことがありました。考えた結果、作ったものはどんなものであれ食べさせるということで、引き続きある程度は自由にさせる、と結論づけました。(食べ物は大事にしてほしいけれど、粉で遊ぶのもまた本人にとっては何らかの気付きがあるでしょうから…)今日の記事を読み、先生が普通に片栗粉を水に溶かして遊ぶ・・・と書かれているのを見て、あ、よかったんだなぁと後押しされたように感じて安心しました。
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算数くらぶ (さち)
2010-06-23 09:06:21
申し込みが遅れましたが、抽選に間に合いますでしょうか?
間に合えば、よろしくお願いいたします。

8月29日 算数クラブ 6歳長男 4歳二男希望
8月30日 算数クラブ 6歳長男 4歳二男希望
7月30日 算数クラブ 6歳長男希望
 


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