虹色算数オンライン教材の閲覧期限は念のため5年とさせていただいていますが、実際には何年でも見ていただけます。
ようやくできあがった虹色算数オンライン教材。
まだまだ手を加えて内容を充実させていくつもりですが、
今のままでも、
「2歳から小学6年生までの内容をいっしょに詰め込むとは、扱っている範囲が広すぎるのでは?」と
感じている方がいるようなので、それについて少し説明させてください。
(閲覧は期間はとりあえず設けていますが、何年でも見ていただくことができます)
この教材を作ったのは、子どもが何かにむちゅうになっている時、お母さん方から、
「先生には、いろいろなアイデアの引き出しがたくさんあるので、子どもが何かを好きになったら、
それをどんどん広げていってあげることができるのでいいですね。
わたしの場合、今、子どもにこれがヒットしているな、ブームだな、と思っても、
どう発展させてあげたらいいかわからないんです」
という声をたくさんいただいていたからです。
そんな話をうかがううちに、こんなことを思うようになりました。
もし子どもがはかりにいろいろな物を乗せて遊んでいたら、
それが小学校の何年生で習うどんな学習内容とつながっている教材があればいい。
どんな遊びや体験をさせてあげると、
「はかりに物を乗せると楽しい」という気持ちが、
「めもりを読みたい」という思いや、
「重さについての深い気づき」へ、
リンクで飛びながら即座につながっていけるような教材ができたらどんなにいいだろう、
そう思って、教材作りに取りかかったものの、作るうちにどんどん欲が出て、
最初は幼稚園児くらいから3年生までを含む予定が、幼い子を育てている方にも
面積や速さや体積が出てくる高学年まで含まないと、日々の体験と学びをつなげる意味がない……
と考えるようになり、また2歳の敏感期の過ごし方がわからない方のために2歳児から必要だ……と
感じたりして、
何だか意図がわからないほど広範囲を扱った教材になってしまいました。
虹色教室では、使うものや基本の遊び方は同じものを使いながら、
働きかけ方やその遊びの後でする体験のバリエーションを変えることで、
さまざまな学年の子が学ばせることがあります。
たとえば、下のような「はかり」を使ったごっこ遊び。
100g 200円 という値札を作って、遊んでいます。
幼児や小学校低学年の子は、100gちょうどを量って、200円を支払うことだけを目指し、
中学年や高学年は、「50g分ください。いくらですか?」と注文を出したり、
「150円分ください」と注文を出したりします。
ついでに比や単位量当たりの計算についての他の体験と組み合わせて理解を深めたりします。

そうした、異なる年齢の子が基本の経験を共有しているため、
教材の中にはわざと重複している取り組みも載せています。
そして、その取り組みのすぐ下に他のページに飛ぶためのリンクを貼っています。
もし、子どもがその取り組みを面白がっていたり、もっと難しい課題に挑戦したがっていた場合、リンク先に飛んで、
別の学習範囲で、その子の旬を広げてあげることができることを期待しているからです。

算数オンライン教材の左にカテゴリーの上に検索の枠を作っています。
そこに、「分数」といった文字を打ち込むと、
右の画面全体に、「分数」を扱っている記事が出てくるようになっています。
つまずきがあった時や学んでいる内容が易しすぎるので学習を深めたいときなどに
利用できるようになっています。


教室では、この教材を、「この内容は簡単だ」「できそう」「もっと難しいものにチャレンジしたい」という意欲に
火をつける形で使っています。
学習前にウォーミングアップするような日常の体験やゲームをやらせてあげると、
「ワーク等で自分の力を発揮したい」という自発的な学習欲につながりやすいからです。
算数オンライン教材に申し込んでくださった方、本当にありがとうございます。
これからもっともっといいものにしていく予定ですので(追加費用は必要ありません)どうぞ、よろしくお願いします。