「リピーテッド」

2015-05-28 02:02:51 | ニコール・キッドマン
まんまと騙された~。ラストは泣けた~(涙)是非とも、ニコールファンの方は騙されたと思って観て欲しい!

全く評判が良くなかったから、全く期待せずに観たのが逆に良かったね。

いや~、私は単純に騙されたよ。伏線の裏の裏を推理しながら想像しながら観てたから、余計に監督の思惑に引っ掛かったって感じ(笑)←私があまりにも単純ってことやね(汗;)

ニコールのバックヌードも伏線の一つやってんな…。これ必要なシーンなんか…?と最初は思ってたけど、私を騙すには必要だった。

あと、“二週間前”のテロップ表示から私は完全にドツボにはまってたんだと思った。二週間前の過去に遡ることで、どこで現在に戻ったのか?戻るのか?を推測しながら観てたから、編集でまんまと引っ掛かった。素人意見ですが、編集が素晴らしかった!伏線の敷き方&見せ方が本当に上手かった。

ラストで泣けたのは、大胆なバックヌードを披露しつつも、何故ニコールがこの作品を選んだのか?が分かる結末になっていたからです。深読みすればするほど、良い意味で裏切られまくりでした。

ニコール演じるクリスティーンは、眠りについて目覚める度に過去の記憶を失う女性。1日と記憶が保てない。精神科のドクターの指示で、夫のベンには内緒でその1日1日の出来事を映像日記のようにカメラに録画して残している。毎朝、ベンが仕事に出掛けた時に、ドクターから電話が掛かってきて、その録画した映像を見るよう指示を受ける。

クリスティーンは何故記憶を失ったのか…?

クリスティーンがどんな人物なのか想像すればするほどドツボにはまる…って感じ。見事な伏線でした!

毎朝毎朝、ベッドの上で夫のベンに抱かれた状態で目覚める…。なんちゅう女や…と思った時点で騙された訳やもんな…(笑)

内容的には、「アルジャーノンに花束を」と同じメッセージ性を描きたかったんだと思うんよね。せや、ミュージカル「デスノート」でも描かれたね。そのまさか!なる意外なメッセージ性にウルッときちゃった訳であります(涙)

確かに自業自得な展開でもあるけど、世の中クリスティーンのような女性は少なくないと思うんよね。マイナス面が取り沙汰されそうな役柄でもあるけど、ニコールが演じたかった本当の理由がストレートに伝わってくる役柄でもあったので、私はそのプラス面を尊重したい。

これは、DVD購入決定です!ニコールのバックヌードだけじゃない体当たりな演技に萌えた(笑)あれはスタントかもしれないけど、リアルな演技だった。ただ単に編集が上手かっただけかもしれないけど…。「ペーパーボーイ」でも体当たりな演技をしてたけど、さすがにDVD購入までは…、ラストでめちゃブルーな気持ちになるから要らない。でも、この「リピーテッド」は、リピート出来るから買う!ミステリー作品の典型的なオチじゃなかったのも良かったし…。

このクリスティーンという役柄は、最近のニコールが好んでチョイスしている典型的な役柄でもあるので、ニコールファンの方なら私が言いたい気持ちは分かって頂けると思う。

ベン役のコリン・ファースがめちゃくちゃ良かった!ぶっちゃけ、私は、最近のファースのインテリな役柄より、この一癖も二癖もある役柄の方が大好き!オスカー俳優となると、主役級でインテリな役が多くなるけど、こういう役を自然に演じてこそオスカー俳優=演技派俳優だと思うから、この役柄は本当にファースにピッタリだった!

ベン以外にも、クリスティーンの人間性を想像させるその他の登場人物も良かった。観る人によってはつまらない内容かもしれませんが、ニコールファンの方にはめちゃオススメしたい!

今日のまとめ:邦題タイトルの「リピーテッド」…、確かに作品のプロットのまんまの意味やけど、ニコラス・ケイジ共演の「ブレイクアウト」もそうやけど、邦題に原題とは別の英単語を使う意味が分からん。それなら、まだ原題の直訳“私が眠りにつく前に…”でエエと思うねんけど…。不思議な邦題やわ…。

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