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「ゲゲゲの先生へ」

2018-11-05 17:17:00 | 舞台
さすが、ニュータイプ前川氏!水木しげる妖怪ワールドと前川摩訶不思議ワールドが見事に融合してましたね。怪しくて妖しく、それでいて自然讚美を謳った佳作品だと思いました。

ぶっちゃけのぶっちゃけを書いて申し訳ないですが、もう少し小さな劇場で見たかったかな。ピロティホールは、前川ワールドを表現するには大き過ぎた気がする。コスト面を考えたら仕方ないことだとは思うけどね。

それも踏まえて、傑作でなく、佳作と表現させてもらいました。

ということで、大阪千秋楽へ行ってきました!

っていうか、実は、この公演が上演されることを知ったのは、東京公演が始まってからでした…。

気付いた時には、チケットは完売。この日はもう別の予定を入れてました。

そしたら、戻りチケットが発売されていて、即チケットゲットして観てきたのであります。

いつものごとく、

導かれました!(笑)

だって…、

先月、水木しげるロードに行ったのは、この作品を観るためだったのか!?水木先生のお導き、または、妖怪のお導きだったのか!?または、無意識の行動だったのか!?

って思うじゃないですか!!??

確かに、この公演があることは、前回のイキウメ公演を観た時にチラシ?に記載されてましたが、そんなこととっくに忘れてましたよ(笑)

だから無意識に水木しげるロードを選択したのかな?た思ったわけであります。

長い長い前置きはさておき、

前川氏が描く水木しげるワールド。あまりにも二人の世界観が同じでびっくりしました。

二人とも、見えない世界を表現していて、それでいて自然を讚美&敬愛しているから、前川氏が水木しげるワールドで作品を作ることは全く自然なことだったのかもね。

妖怪を登場させることで伝えたいメッセージ性に感動!ちと眠くなることはありましたが、そこは、ご愛嬌ということでお許しを!(笑)

今回、意外とお初のナマ佐々木蔵之介さんを拝見しましたが、素晴らしいネズミ男の分身だったと思いました。

セリフだけ聞いてると、オネェぽく感じることもありましたが、漫画のネズミ男は確かにあんなしゃべり方してたもんね。いい奴なのか、そうでないのか分からない、「贋作 桜の森の~」のナマコみたいな憎めない役柄がとっても良かったです。

下品で計算高く、それでいて正義感旺盛な根津。本来の蔵之介さんのイメージ180度異なる役柄ではあったけども、何をしても男前なのは、蔵之介さんの特権ですね。屁をこきまくり!へー(笑)あ、ナマ屁じゃないからね。蔵之介さんの名誉のために書いときます。←だったら余計なこと書くなよ!m(_ _)m

砂かけババアの分身役の白石加代子さん。ホンマ、この方が登場するだけで場の空気が変わる!広い空間を加代子さんが独占する様をまざまざと拝見させて頂きました。妖怪度が高い!!あ、m(_ _)m

てっきり猫おんなの分身だと思ったら雪おんなだった松雪さん。お綺麗でした!数年前に☆新感線の舞台で拝見したときよりも貫禄がありました。

池谷のぶえさんのキャラ作り大好き!ケラさんの「グッドバイ」の役柄を彷彿させる役柄に、存分に楽しませて頂きました!コケカ、最高!!(笑)

手塚とおるさんも、決して妖怪役ではないけども、存在自体は妖怪みたいな方ではあるけどもm(_ _)m人間も一種の妖怪やな~と思わせる役柄がとても似合ってました!

イキウメのメンバーや、いわゆる良い人間役の水田航生くんと水上京香さん
もいい存在感でした!

戻りチケットをゲットできて本当に良かったと思えた舞台でした!

↑この花を贈られたK.Mさん、センスが素晴らしい!!