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学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

「推す」は倦怠感を消す栄養素?

2023-07-11 16:58:16 | 日記
 何となく分かったような気がしているけれどはっきりとは定義できない言葉が流行している。僕の最近のモヤモヤは「推す」とか「推し活」という言葉。何じゃそりゃ?――そろそろ調べてみようと思っていたら、ちょうど頃よく読売新聞に“推し活は人生の栄養素”という見出しで甲南女子大の池田大臣先生が解説している記事を見つけた。へえ~” 推し活” は生きる栄養素にもなるんだ、と興味津々、しっかりと読んでみた。要するに「推す」というのは推薦の推を使ってお気に入りのアイドルのような人や物を作ること。「推し活」はその対象への“入れ込み活動”とでもいうのだろうか。その過程で同じ活動をしている人達と出会い、交流しながら異次元の世界を体験できるという。ま、何というか日常を破るというか倦怠感を打ち破るというか、そのようなものに役立つという事らしい。(日本語がどんどん簡素化されていく兆候が見えてくる)
 プロ野球選手を追いかけてファンになり、狂信的チームファンになり、同じユニフォームを着て応援する。そう言えば大阪には”虎キチ”と言われるファンがたくさんいて阪神タイガースを応援している人達がいる。推し活の典型だ。そうかと思えば世界中のコスプレファンが東京に集合してみたりするのもきっとこの種の活動に入るのだろう。人は生きる上で自分のヒーロー的な何かが必要なのだろう。考えてみると、僕らの子供の頃でもやはりそんな人を必要としていて、自分の人生に大きな影響を及ぼした人がいる。本や映画やテレビの中に僕らはヒーローを見つけてきたのだ。「推す」とは“君がいる(いた)から僕がいる…”そんな意味にもなるのかなー。

七夕の日「暗闇があるから星が見える」

2023-07-07 16:16:55 | 日記
 昨日行ったスーパーの入り口に立派な笹の”七夕飾り"が目に入った。たくさんの短冊がぶら下がっていて、少しの間、願い事が書かれたそれらを調べることに。いろんな人の心に入り込む様な気がして、やや遠慮がちに調べてみると、みなさん本当にいろんな願い事をお持ちのようで、これが人間というものなのだなぁと3歩下がってもう一度七夕飾りの全体を見渡した。「おばあちゃんが長生きしますように」「サッカーの試合に出れますように」「戦争が終わればいいのに」「ピアノが上手く弾けますように」などなど、短冊が心に響く。
 昔、学生とキャンプ場で星を見上げたことがある。「すごい!」で終わらずじっと見入ってみよう、などと言ったことを覚えている。夜空に満天の星を見ていると人の頭、脳といったほうがいいのかが動き始める。そして心は感情を湧き上がらせる。キャンプ場の周りは真っ暗で、そんな環境の中で満天の星を見上げていると自分が抱える悩みや問題が、そして人間の生きるという重大事すら小さく思えてくるから不思議だ。あのアイン・シュタインが言った。「星に目を向けよ、そして星から学ぶのだ(Look to the stars and from them learn.)」
 ディズニー映画『ピノキヨ』の”星に願いを”という歌がある。”♪人は誰もひとり…星に祈れば…光りが照らしてくれるでしょう…♪” アメリカ留学中によく夜空を見上げて星の光を見つめていたものだ。自分の行く道が見えてくる様に思える時が何度もあった。でも、僕は星の輝きを見せてくれる暗闇も好きだった。

脳は"夜勤"を好む?

2023-07-04 16:16:03 | 日記
 20年ほど前に『インソムニア(不眠症)』という映画があった。誤って同僚を銃で撃ってしまった刑事の話。映画の様に自責の念や何らかの悩みを持っていて眠れないわけではない。歳をとると眠りが浅いというのか、ぐっすりと眠ったという満足感がない、と嘆く年寄りが多いと聞く。聞く、などと他人事のように言っているが、まさに僕の夜の状態である。ベットに入って眠りにつくのは早いのだが、3時間程度眠った後で目がぱっちり、あれやこれやといろんな思いや考えがが僕の脳を支配し始める。同時にトイレに…という悪いパターンが真夜中に始まる。日中に運動が足りないからだというアドバイスをもらったことがあって、いろいろ運動を試みたけれど一向に効果は出ないで改善されることはなく僕の脳は夜勤状態が…。
 「不眠症は私のインスピレーションだ」と言った作家がいた。「私は夜は長いと思う…というのは私は少ししか眠らず多くを思考するからである ー チャールズ・ディケンズ(イギリスの小説家、弱者の視点で社会風刺。理想と楽天主義のイギリスの小説家)」。物書きの人はこんな具合に夜は執筆、昼は睡眠などと昼夜逆転の生き方をしている人が多いという話も聞いたことがある。僕の場合は眠れないことを楽しむなどということはできない。3日に一回は七転八倒どころが2時間に100回の寝返り状態の夜が僕を苦しめるのである。
 親愛なる僕の脳さんへ:夜中に独り言はやめましょう。僕は眠りたいのだ。