学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

心の食べ物

2020-01-21 16:23:20 | 日記
車を運転していたり、町に出かけるとファミレスを中心にいろんなところに「食べ放題」というバナー(旗)が目につくように思う。若い人を中心に皆さんそれほどたくさん食べるのだろうか。知り合いの友人の若者に聞くと、それほど沢山食べる積もりがなくても食べ放題にした方が最終的にお得感があるという。そうか、食べるか食べないかの問題ではなく損得の問題なのだ。いずれにしろ僕のように歳をとってくると、食べ放題、などという食べ方が全く理解できない。なにをどの程度食べるかという習慣は健康を含めてその人の性格や行動すらも決めるとすら言える、という類のことを教えられて生きてきたような気がする。僕はいわゆる“もったいない”を教えられた世代なのだ。食べ放題を提供する人には宣伝や儲けばかりを考えるのではなく、もう一歩先を考えて欲しいなと考えたりした。
さて、人を造る食べ物があるとすると、思考を育てる食べ物もあるような気がする。否定的な後ろ向きの教育をされると後ろ向きのイメージが植え付けられて、そのような思考形態を繰り返し教えられた子供などは同じような姿勢が身についてしまう。「〜してはいけない」と繰り返し教えられた子供は、自分の才能への制限ばかりが強調されて体に染みついて自分の才能に蓋(ふた)をしてしまうという。失敗を恐れることを学んだ子供は大人になっても挑戦する心を失っているというようなものだ。
成功の反対語は失敗ではない。「成功の反対は挑戦しないこと」、と自分にいい聞かせて人生を歩いてきた人がいる。みずほ銀行の頭取、藤原浩治さんの考え方が先日の読売新聞の夕刊に載っていた。人は自分の脳にどのような言葉を食べさせるのか、なにを心に吸収させるのか、などと自分の使う言葉も含めて特に注意深くなる必要があるのかな。

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