学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

クリスマス、真の価値は見えない物の中にある

2023-12-26 16:29:51 | 日記
 クリスマス・イブの夕刻、いつもは静かな道路の一角で車の行列ができていた。意外なことで一体何ごとかと思ったら、行列の先にはピザ屋さんが、そうだ、クリスマスには何故か日本人はピザとフライドチキンでパーティーをすることに気が付いた。今年は膝が痛かったり、女房が風邪を引いたりであまり外には出かけていない。どうしてもクリスマスのムードから遠ざかってしまっていたことを思い知らされた。とはいえ、日本の商業主義に侵されたクリスマスを考えては“クリスマスの精神”は店から生まれるのではないと強調したい。「クリスマスは与える精神」、自分が得をすることばかりを考えている日常を離れて困っている人をはじめ、贈り物を受ける価値のある者にサンタクロースはプレゼントを用意する。
 日本の風習に目をやると、例えば大晦日には年越しそば、そしてもちろんお正月にはお節料理、などなどと季節の節目には何らかの食べ物が必ず対になって登場する。ある程度の人数がそろえばクリスマスであれなんであれ、やはり食べ物は欠かせない。それでもことクリスマスに関しては誤解されている節がある。キリスト教の文化ではクリスマスは主として家族でお祝いをするもの。日本の若者が考えているようにお酒やピザやフライドチキンというのはかなり本来の意味から離れている。かつてアメリカにいる時、窓の外に降る雪を見ながら日本の両親や姉や弟のことを想い、本当の価値は見えないものの中にあるなどと考えたことがあった。「クリスマスが毎日あれば人は戦うことはない」と言われる言葉が昨今の世界情勢の中で特に意味を持っているように感じた。

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