学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

駆け込み宴会

2021-04-27 15:39:25 | 日記

 “機会を逃さないように大急ぎで事を行うこと”は「駆け込み」の定義である。日曜日から緊急事態宣言が発出されることが決定して土曜日には最後の「駆け込み宴会」と銘打って大阪のいろんな場所で若者を中心に人が集まったという。有名なところでは梅田阪急東通、飲み街、居酒屋系の飲食店がたくさん並んでいる。夕方から20〜30代の人たちで溢れかえったという。またもう一件、淀川河川公園ではバーベキュウを楽しむ人たちの姿が。「屋外での宴会なら風通しも良く密にならない」との持論を展開しての大騒ぎとはいわないにしても小騒ぎ(?)、若い人が家に閉じ込められる時の独特の閉塞感は理解できる。“自分もいつか通った道”とはいうもののやっぱり大人数での宴会は控えるのが常識だとは思うのだが。人と人の交流にはお酒が付きまとう。そこで酒にまつわる名言や迷言を主題にすることを思い立った。きっと何かの学びがあるだろう。
 酒の席では遅れてきた人に「駆けつけ3杯」や「駆けつけ一杯」という言葉がある。もじって「駆け込み一杯」などと言われて遅れて席につくと一杯飲まされてまた宴席が盛り上がるといった経験を何度もしたものだ。僕が若い頃はコロナなどは心配せずに、せいぜいインフルエンザが気になった程度だろうか。みんなで楽しく盛り上がって「冷酒と親の言うことは後で効く」などを実感しながら二日酔いに苦しんだ当時が懐かしい。「勘定は酔っているときに払え。素面(しらふ)の時に払わされる勘定ほどバカらしいものはない」と年長のおじさんに教えられて変に納得したのもまた懐かしい。アメリカの歌手、フランク・シナトラが言った。「アルコールは人にとっては最悪の敵かもしれない、でも聖書には敵を愛せよと書かれている (Alcohol may be man’s worst enemy, but the bible says love your enemy.)」古今東西、お酒は人と人を結びつける最高の機会を提供してくれる。新型コロナから始まって、今は変異ウイルスや変異株などという言葉が行き交っている。あ〜ぁ、外出の罪悪感やマスクからの解放はいつのことになるのやら。