水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

第51回響高槻句会

2008年07月17日 20時13分49秒 | 句会・吟行
日時:平成20年7月17日(木)13:30~17:30
場所:高槻市統合市民交流センター 遊の工房

今日は全員参加10名の句会。いつものとおり楽しい雰囲気の中、選句は以下のとおりでした。なお、当日の席題は「団扇」。

4点句 美しき囮の世界蜘蛛の糸   敬子
3点句 鱧料理骨切る音も馳走かな  久子
    古うちわ親しみて風新しく  照子
2点句 球場に球児躍動梅雨明くる  捨弘
    夏至の酒この半年を折り返す 哲雄
    大和路やわが身驟雨の打つままに 捨弘 
    ががんぼや七十五才の仕切り線  心太
    初蝉の空気震わす昼下がり  よう子
    子育ての終わりし夫婦金魚買う  哲雄
    簾越し談笑漏れて町屋かな    ひろよし
    乳搾る牛舎に巨大扇風機   惟之
    過ぎし日の染み広がりし古団扇  洋子
    おさな児の眼むりを誘う古団扇  照子
    団扇持つ次の一手の勝負かな   惟之  
 
お気に入りの一句
    鐘楼に釣鐘無くて草茂る     よう子

   
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祇園祭・山鉾巡行

2008年07月17日 20時03分07秒 | 夏の俳句
 京都の夏を彩る祇園祭は17日のハイライトの山鉾巡行を迎え、32基の山や鉾が「コンコンチキチン」の祇園囃子とともに京都市の中心部の約3Kmの道のりを進んだ。今年は初めて山や鉾の重さが測定され長刀鉾は11.1トンだった。果たして一番重厚な船鉾は何トンだったかな。

大車輪ぎくりととまり鉾とまる    山口波津女
東山回して鉾を回しけり       後藤比奈夫

山鉾の音頭取る人命懸け       伯耆惟之
長刀の鉾頭ゆれて夏の雲
船鉾の辻の回しや大歓声
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