水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

湖北秋暁

2008年04月23日 19時02分33秒 | 風景
 湖北の箱舘山を見下ろすビィラデスト今津からの秋暁に出会う。今津浜の松林、刈入れを待つ田園。対岸の湖東の空に光の帯とその下の山々と竹生島。鈴鹿山系まで望む。湖面も少しずつ目覚め明るくなった。
 その日の御御影山への山行は土砂降り雨の中、ぶなの原生林を熊除けの鈴音を聴きながら黙々とーーー。下りの頃は雨はあがり、空を見上げたら栃の実が三つ四つ。

 「ご来光待つ間の静寂ちちろ鳴く」
 「奥琵琶の松の浜辺や稲光る」
 「秋暁のひかりの帯に湖めざむ」
 「熊除けの鈴音響く古道ゆく」
 「栃の実を空に数えし山路かな」



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茅葺の里 美山の晩秋

2008年04月23日 15時53分47秒 | 風景
 日本の原風景が残る茅葺の里・京都美山町。
晩秋もよいが、初秋の蕎麦の花咲くころもよ
い。冬景色が一番かもしれない。
 この絵は北山町の左手の畦道を山側にあが
ったところ。こんもりした杉木立を背景にし
た茅ぶきが目にとまり、座り込みスケッチを
はじめる。雨の気配で山並みが湿った感じ。
しばらくしてパラパラ降ってきた。パステル
が走らない。
「蕎麦の花まだ描けずや京美山」
       
        2005年11月 F6号
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