近江八幡よし笛ロード(円山)
近江八幡駅から長命寺、長命寺港、よし笛ロード水郷めぐり、そして八幡掘へウォークを楽しんできました。
当初の予定は長命寺、津田山、国民休暇村へのコースを計画していた。しかし、近江八幡駅の観光案内で長命寺港からの沖島ゆきの船が11:25に出港する情報得て、メンバー3人のだれも経験のない沖島へのコースに変更。沖島へゆけるーー。
808段の石段をのぼり、紅葉の長命寺で2時間調整。これまでここではゆっくりしたことが無く、鐘を撞いたり、湖をみたり、境内の紅葉を楽しんだ。10月末に61年ぶりのご開帳は丁度終えたばかりでご本尊(千手・十一面観音)には面会できず残念であった。山を下り、長命寺港で早めの昼食を摂って、船を待ったが一向にそれらしい船は来ず。どうやら天候の不良か、船頭の気まぐれかついに沖島へはゆけず。観光案内の説明は「うそ」であった。案内書にも明記されているがーー。
悔やまれたが仕方が無く、円山から八幡掘りのコースに変更して、長命寺川を下った。今朝の新聞に長命寺山を背景にしたこの川の朝の風景写真が掲載されていた。歩いているときは風景にみとれて写真は撮らず。今度はこの絵を描きたい。長命寺山麓の紅葉は見ごたえがあった。八幡山の頂上を右に見て、やがて蘆原の続く円山近くにーーー。ここは、重要文化的景観選定第1号「近江町幡の水郷」で一番人気のあるところ。観光バスが2台停車。枯蘆の穂先が揺れて俳句に詠める風景でもある。水郷めぐりの船場は何箇所かあるが、ここが雰囲気がある。船頭ばかり多くて客のほとんどいない船場もあった。絵の仲間のいるヴォーリス記念病院をすぎてやがて八幡掘りに着く。ここは絵のポイントでも有名である。近江米のポン菓子をひと袋お土産にかって近江八幡駅に向う。駅のベンチで測った万歩計はなんと12345歩であった。思わず記録の写真をとった。こんな偶然はホールインワンみたいなものかもしれない。
八百八段のぼりて望む冬の湖 惟之
冬ざれや千手観音湖へ向き
鐘撞きて置き忘れらる冬の杖
湖荒れて待船は来ず冬の港
無造作に浜で切らるる寒の鮒
枯葦の穂先は揺れて櫓音かな