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水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

海遊館(マンボウ)

2010年11月21日 18時06分36秒 | 冬の俳句
                    マンボウ

海遊館でジンベイザメ、マント鱏に次ぐ大型魚で全長3~4mの人気もの。体は側扁し、尾びれはひだ状に退化して、航びれと呼ばれる。上下にある鰭が左右に同じ方向にゆっくり揺れ、ゆうゆうと泳ぐ。世界中の暖海に分布。目はこんなに愛らしく、季語「冬ぬくし」がぴったりとおもわれた。


マンボウの背鰭ひらひら冬ぬくし  惟之



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田上不動寺の冬ほとけ

2010年01月11日 16時24分42秒 | 冬の俳句
               湖南アルプス田上山不動寺境内の微笑む不動尊

この不動寺の入口にある不動尊はごらんのとおり微笑んでいる。この左には剣の下げた不動尊がはたまた語りかけて迎えてくれた。田上山不動寺は智証大師円珍の創建と伝えられ天台寺門宗に属する。本堂は室町時代前期に建てられ、小規模だが、数少ない舞台造りの特色を持つ貴重な建物である。


 手を合わせ迎えてくれぬ冬ほとけ 惟之
 剣さげ語りかけけり冬ほとけ
 山上の舞台櫓や冬の堂
 迎不動泣不動とや冬の山
 
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よし笛ロード水郷めぐり

2009年12月05日 14時48分49秒 | 冬の俳句
                  近江八幡よし笛ロード(円山)

 近江八幡駅から長命寺、長命寺港、よし笛ロード水郷めぐり、そして八幡掘へウォークを楽しんできました。
 当初の予定は長命寺、津田山、国民休暇村へのコースを計画していた。しかし、近江八幡駅の観光案内で長命寺港からの沖島ゆきの船が11:25に出港する情報得て、メンバー3人のだれも経験のない沖島へのコースに変更。沖島へゆけるーー。
 808段の石段をのぼり、紅葉の長命寺で2時間調整。これまでここではゆっくりしたことが無く、鐘を撞いたり、湖をみたり、境内の紅葉を楽しんだ。10月末に61年ぶりのご開帳は丁度終えたばかりでご本尊(千手・十一面観音)には面会できず残念であった。山を下り、長命寺港で早めの昼食を摂って、船を待ったが一向にそれらしい船は来ず。どうやら天候の不良か、船頭の気まぐれかついに沖島へはゆけず。観光案内の説明は「うそ」であった。案内書にも明記されているがーー。
 悔やまれたが仕方が無く、円山から八幡掘りのコースに変更して、長命寺川を下った。今朝の新聞に長命寺山を背景にしたこの川の朝の風景写真が掲載されていた。歩いているときは風景にみとれて写真は撮らず。今度はこの絵を描きたい。長命寺山麓の紅葉は見ごたえがあった。八幡山の頂上を右に見て、やがて蘆原の続く円山近くにーーー。ここは、重要文化的景観選定第1号「近江町幡の水郷」で一番人気のあるところ。観光バスが2台停車。枯蘆の穂先が揺れて俳句に詠める風景でもある。水郷めぐりの船場は何箇所かあるが、ここが雰囲気がある。船頭ばかり多くて客のほとんどいない船場もあった。絵の仲間のいるヴォーリス記念病院をすぎてやがて八幡掘りに着く。ここは絵のポイントでも有名である。近江米のポン菓子をひと袋お土産にかって近江八幡駅に向う。駅のベンチで測った万歩計はなんと12345歩であった。思わず記録の写真をとった。こんな偶然はホールインワンみたいなものかもしれない。

八百八段のぼりて望む冬の湖  惟之
冬ざれや千手観音湖へ向き
鐘撞きて置き忘れらる冬の杖
湖荒れて待船は来ず冬の港
無造作に浜で切らるる寒の鮒
枯葦の穂先は揺れて櫓音かな



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奇跡の歩数12345

2009年12月05日 14時48分20秒 | 冬の俳句
           7.9Km12345歩の万歩計(JR近江八幡駅にて)

  枯野ゆく漫歩の歩数12345    惟之
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南禅寺吟行 八 句

2009年11月26日 20時59分24秒 | 冬の俳句
                   紅葉を垣間見る南禅寺三門


  隧道やねじり煉瓦の秋の色   惟之
  冬紅葉書院の床に照り映えぬ
  刻の彩紅葉に融かす水路閣(ときのいろもみじにとかすすいろかく)
  水路閣もみじを潜る水疾し
  大銀杏ひかりを放ち散り急ぐ
  黄落や鐘楼の鍵古りてをり
  小春日や香の煙は本堂へ
五右衛門も家康も見し散紅葉
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1月の詩

2009年01月31日 14時30分31秒 | 冬の俳句
寂光院の石段

舟溜り茜に染めぬ初明り 惟之
初すべりリフトに笑顔鈴生りて
出初式はしごの空の天守閣
楼門の四隅の神猿春を待つ
初声は鳶の舞う声空仰ぐ
初漕ぎの櫓音は高く朝日燦
背反りて手捌き鮮やか歌留多姫
獅子頭描きて目と目ぶつかりぬ
大根畑白き肩みせ列なせり
青空をぽたりと落す氷柱かな
参道に漬物樽の日向ぼこ
志ば漬の樽の溢れる冬参道
雪しずく浴びて僧侶の立話
雪しきる寂光の御堂屋根光る
山眠る琵琶の音かすか寂光院

一月の川一月の谷の中  飯田龍太
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滋賀俳壇5句

2009年01月28日 20時07分41秒 | 冬の俳句
唐橋夕景

枯蘆や入日剥がして駆り進む (草津)井上次男
石ばかり突っ立てゐる冬の庭 (長浜)川村麗子
過ぎたれば小さき事や日記果つ (守山)岡田幸子
薄き日を集め一輪冬薔薇 (大津)宮崎正子
冬ぬくし石と語らう禅の庭 (草津)井上美代子
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ゆりかもめ

2009年01月20日 13時40分06秒 | 冬の俳句
          唐橋近くの百合鴎

ゆりかもめが湖畔や瀬田川で群れている光景はよく見られます。凍てつくような寒い時は、ほとんど動かず佇んだまま。晴れた日には、力強く群れ飛んでパンなどを投げると一目散にやってきます。時には、高枝の木の実を群れて啄ばんでいます。近江大橋西詰の渚で、北へ飛立つ訓練でしょうか順番に一羽一羽が滑空している光景をみました。実に集団の行動が秩序よく統率されています。

ゆりかもめ舟屋根(やね)に遊びて瀬田の川   
高枝に群れて舞来るゆりかもめ
北向きて不動のままや百合鴎
百合鴎浜をつぎつぎ滑空す
外輪船の後を群れ飛ぶゆりかもめ
都鳥我がもの顔に橋越える
ゆりかもめ目力ありて遠く視る
                惟之

百合鴎白さ目に引く宙返り 敬子  
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京都大原・三千院

2009年01月12日 08時08分09秒 | 冬の俳句
                   三千院庭園の冬木立と往生極楽院                  
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京都大原・宝泉院

2009年01月12日 07時29分17秒 | 冬の俳句
                        京都大原・宝泉院

「冬坊の五葉の大松近江富士」 
「里坊の五葉の大松雪待てり」
「床を背に雪の刻まつ人の背」
                惟之                             




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