goo blog サービス終了のお知らせ 

水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

参道の老舗

2009年01月11日 21時28分56秒 | 冬の俳句
                        三千院参道の老舗

「志ば漬の樽の溢れる冬参道」 惟之
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寂光院

2009年01月11日 21時17分28秒 | 冬の俳句
                          京都大原・寂光院

「雪しきる寂光の御堂屋根光る」 惟之
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

師走の詩

2008年12月29日 06時08分44秒 | 冬の俳句
誠実の無垢の色なる花八手
冬至の日午後の汽笛の寂しかる
木の実降る千手観音(せんじゅ)のおわす山の寺
経堂の周りにしとど木の実降る
蒲生野や鈴鹿の北端冬かすみ
行く年にリストのピアノ迫り来る
行く年や嬉しき筈の婚せまる
鉄錆の影の色濃き冬ドック
 前書き:奈良・薬師寺本尊
年の瀬やお肌つやつや「お身ぬぐい」
年つまる派遣社員の「雇い止め」
「雇い止め」明日から野宿寒空へ
人間を見ない経営年の暮
              惟之



                 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

箕作山・太郎坊山方面登山

2008年12月14日 20時30分25秒 | 冬の俳句
      太郎坊山頂にて

日時:2008年12月13日(土)
行程:JR近江八幡→市辺駅→舟岡山公園→十三仏(兜岩)→岩戸山→箕作山→
   太郎坊山→瓦屋禅寺→延命公園→八日市駅→大凧会館→八日市駅
   →JR近江八幡

 12月の山歩湖会例会で箕作山・太郎坊山方面に。快晴の好天に恵まれ、蒲生野の展望、比良山系、鈴鹿山系、伊吹山、遠くは金糞岳などお簿雪山々を眺望できた。聖徳太子が爪で兜岩に刻んだと伝えられた十三仏は秘仏ゆえ拝見できず。また、西国88ヶ所のミニ版の石佛160体が点在する石段道は厳しい急登でした。

「蒲生野や鈴鹿の北端冬かすみ」
「経堂のまわりにしとど木の実降る」
「木の実降る千手観音(せんじゅ)のおわす山の寺」
                惟之
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月の詩

2008年11月30日 21時25分05秒 | 冬の俳句
びわ湖文化公園

ハーブ茶のお喋り楽し冬日向
大楠や冬日差し込む池の端
点描や銀杏黄葉の並木道
冬薔薇の「エーデルワイス」白き風
冬薔薇や行交う人はみな笑顔
散り紅葉手裏剣のごと舞い落ちぬ
寒の鯉動きて日差し動きけり

               惟之

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の檻

2008年06月01日 20時33分30秒 | 冬の俳句

竜の玉環にして地蔵の首飾り
瞑目の貌寄せあいて冬の蜂
湖跨ぎ比良に掛りし冬の虹
鉄の柵吊りて仕掛けぬ冬の檻
高枝に群れて舞来る都鳥

平成十九年一月  惟之              

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の雷

2008年05月19日 04時14分53秒 | 冬の俳句
冬の雷湖を平らに走りけり
木洩れ日の奥にひそりと寒椿
三体の北向き地蔵冬木立
冬日燦アロエの棘の柔らかき
高枝の木の実に群れし都鳥
年金の立話なり歳の暮れ
ならまちの格子の家の冬灯かな
  
2006.12   惟之
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大きな冬陽

2008年05月07日 18時14分51秒 | 冬の俳句
 
「ワイキキの椰子の浜辺の冬夕陽」
「黄金の大きな冬陽沈みゆく」
「冬陽落つ裸の人のぞくぞくと」
「冬陽背に二人で掲つぐサーフボード」 

  2008年1月 
           惟之
  
        



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

椰子の浜辺

2008年05月05日 15時06分33秒 | 冬の俳句
ハワイ挙式(無季ふくむ26句)

リムジンや椰子の浜辺の冬夕日
父と娘のバージンロードわれ重ぬ
祭壇の白きドレスの裾長き
祭壇の誓いの言葉胸あつき
拭いあう頬の泪の誓いかな
アベマリア響く窓辺の冬かもめ
白き歯を見せて花嫁抱きかかえ
冬の蘭舞いて教会出る二人
花嫁のケーキは口に入り拍手
あの写真この日のためにありしかな
サーファーのメッカのようなホテル名
波乗りの景色で浜の夜は明けぬ
大合歓に笑みの集いて冬日燦
クレソンの緑の美してしゃぶ囲む
ワイキキの一方通行オリオリバス
ワイキキの冬陽は沈み菫いろ
ハワイ来て風邪臥す妻の粥の膳
風邪引くも元気いただくお粥かな
大合歓に笑みの集いて冬日燦
クレーター緑一面青き空
浜焼けの腕太き人頼もしや
ワイキキの浜に響きぬドラムかな
クレソンの緑の美してしゃぶ囲む
携帯に愛犬連れぬ娘の二人
ワイキキの海に冬虹アロハオエ
雲海の雪原西へ空の帰路 

2008年1月
惟之
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シシャモ干す

2008年05月05日 08時58分54秒 | 冬の俳句
赤き血を吹上げそうな冬紅葉
からからと風音のして落葉来る
蝶の如風に舞い飛ぶ木の葉かな
山辺の湖見ゆ畑の木守柿
日を浴びてシシャモ干す浜銀すだれ(北海道鵡川町)

2004年12月
           惟之
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする