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水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

瀬田川ぐるり

2015年09月05日 15時55分23秒 | 風景

     

瀬田唐橋から瀬田洗堰をぐるり一周できるさんぽ道。散歩やジョギング、サイクリング、釣人。時にはトロンボーンを吹く人と出会う。一周8Kmは自転車には丁度よい。暑い夏が終わり、秋の涼風が気持ちいい。葉桜から法師蝉が聞えて来ました。

     秋涼しぐるり瀬田川さんぽ道     惟之

     夕照の道で竹伐るクレーン車

     秋の水すこしく揺れてトロンボーン

     川沿ひの槌音とまりつくつくし

瀬田川ではいつもボートの風景が出会う。早朝から夕刻まで。レースもたびたびあり、ピークは5月初めの朝日レガッタ。今月は和歌山国体のレースが予定されている。

ボートの手入れに余念のないK大学の部員の皆さん。カメラを向けるとにっこり。ありがとう。 

艇庫の前から、唐橋方面。

瀬田川左岸の唐橋を見上げる。いつもの舟が今日は係留されていない。この唐橋公園に芭蕉の句碑があります。

五月雨に隠れぬものや瀬田の橋   芭蕉

左岸から対岸の艇庫を望む。左の山際は新幹線が通る。

夕照の道での竹伐り。「竹伐る」は秋の季語ですが、クレーン車での竹伐りは見かけない風景。

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伏見の酒蔵

2015年07月16日 14時51分08秒 | 風景

            伏見の酒蔵  6F  

  伏見城の外堀だった掘割に並ぶ枝垂柳。昔ながらの切妻造りの屋根と白壁に板張りの酒蔵が点在する風情のある風景。十国舟が時折観光客を乗せて通り過ぎる。この絵にある舟は三十国舟。見上げるこの構図は大変難しく描き直しました。はじめて会ったグループと黙々描いていました。この三十国舟はもっと中央にありましたが、左寄せしました。

   掘を行く十国舟や青柳    惟之

   煙突と酒蔵の町柳ゆる

   水打って暮るる伏見の酒屋町    池本水也

  

 

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日牟礼八幡宮のムクノキ

2015年06月30日 18時57分32秒 | 風景

  日牟礼八幡宮のムクノキ 6号水彩

日牟礼八幡宮楼門横のムクノキを描きました。樹齢何年かわかりませんが、その根元の力強さに感動して座り込んでしまいました。しばらくして名古屋からこられた二人連れと話し込んでおりました。「これからは、比叡山の延暦寺根本中堂にゆき法話を聞くんです。」といわてれ、なぜか親近感を憶えました。

 椋の木の瘤の三つ四つ夏祓   惟之

 比叡よりの佛の風や梅二月    奥村洋子

 

 

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下鴨神社の御手洗社と太鼓橋

2015年03月04日 19時59分52秒 | 風景

            下鴨神社御手洗社と太鼓橋  F8  水彩

 下鴨神社の太鼓橋。みたらし団子の名はここが由来いわれる。本殿横のみたらし池から流れた水は御手洗川と呼ばれ、朱色の太鼓橋をくぐり本殿敷地の隅から糺すの森へと流れる。御手洗川はならの小川と名を変え、ならの小川は瀬見の小川とまた変える。

 賀茂川が鴨川となる柳かな  鈴木鷹夫

 いくたび山遠く見て酢茎売り  飯田龍太

 春月や上賀茂川の橋一つ   河東碧梧桐

 春の川糺すの森を名を替へて  惟之

 

 

 

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東京駅開設100年記念

2014年12月24日 14時44分16秒 | 風景

               開設100年を迎えた東京駅 8号 水彩

東京駅は2014年12月20日に開設100年を迎えました。この東京駅開設100年記念として12月20日に発売されたsuicaの購入をめぐり、大混乱がありましたが、来年1月末のインターネット、郵送での再発売で落着しました。suicaカードは東京駅丸の内ドームの真ん中に正面入り口を配置した斬新なデザインで2000円3枚まで購入可です。この絵は昨年12月にブログUPし、第9回青いアトリエ水彩画展に出展しましたが再掲しました。

     suicaの騒動おさまり年詰まる   惟之

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堅田の古民家

2014年11月18日 08時50分11秒 | 風景

                堅田の古民家  8F

 大津市堅田の古民家。この絵の右側は堅田漁港。左側は浮見堂が近い。写生では、よくこの場所から湖側の舟に三上山を入れて描かれる。この屋根の大きな古民家が目にとまり、思わず座りこむ。今はさびれた風景だが、往年は湖族として悠々されたか。青いアトリエ展出展。

    秋風や 古民家の屋根 おほきかり   惟之

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霊仙山最高峰

2014年11月18日 08時13分06秒 | 風景

         霊仙山最高峰もうすぐ(滋賀県米原) F6

 霊仙山の最高峰は目前。7合目くらいからカルストの岩石が沢山みられる。散在する石灰岩の表面は溶解浸食を受けて、動物の屍のように見える。青いアトリエ水彩展の出展作品。

   けものめく カルストの岩 冬ざるる   惟之

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山田漁港

2014年08月24日 20時29分02秒 | 風景

             山田漁港(草津市山田) 8号 水彩

 近江八景で知られる矢橋帰帆島の北大橋から北へ自転車で10分ほど走ると、湖岸道路に沿う山田漁港に辿りつく。南北に200mほどの漁港だ。西の山並みの高い山は比叡山。後ろには古い倉庫。黒猫がのそりと歩いてきた。漁船と青いポール。波間に映る影。船と影は難しが、面白い構図となった。この絵のお気に入りは背景上の千頭岳から逢坂山、比叡山へと続く山並。

  遠山は 叡山なりし 夏の港   惟之

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大山崎山荘

2014年07月24日 16時24分37秒 | 風景

                     大山崎山荘   8号  水彩

  3年前の4月に吟行会で訪問したが、今回は写生会。山荘前の樹がおおきくなってしまい、赤い屋根と煙突が目立つ構図となった。逆光のため深い軒下が見えず適当になっている。曇り空だったが、一瞬に青空がのぞきこんな絵の風景となった。

      青空へ 煙突のびて 緑さす  惟之

 

   

コメント (2)
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湖北の集落

2014年06月18日 16時59分40秒 | 風景

 

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                     湖北の集落(滋賀県長浜市菅浦)  F20

 白洲正子のかくれ里「湖北 菅浦」の集落を描きました。太陽が真上の時間帯には集落の屋根は、白く光り、木々は逆光気味。まだ、緑が深くこんな風景でしたが、湖水は瑠璃色に光り、く聳える林間の隙間は湖面が透けていました。この絵は須賀神社境内近くの高台より描きましたが、参拝は土足厳禁でした。第30回みずゑ会作品展に出展しました。

  参拝は 素足が習い かくれ里    惟之

  日盛や 湖北の集落 屋根光る

 

  沖つなみ高しまめぐりこぎすぎて 遙かになりぬ塩津菅浦   長方

 

  

 

 

 
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