伊吹冠雪 水彩 M20号
第18回公募滋賀水彩展に出展の作品。こんな伊吹に出合ったことを感謝し、また色を重ねました。50号、60号の公募作品の中で存在感の示せる一点となるか楽しみです。今週火曜日に搬入。
伊吹冠雪 水彩 M20号
第18回公募滋賀水彩展に出展の作品。こんな伊吹に出合ったことを感謝し、また色を重ねました。50号、60号の公募作品の中で存在感の示せる一点となるか楽しみです。今週火曜日に搬入。
赤煉瓦の東京駅 8F
東京駅の丸の内駅舎を描きました。駅舎は南北335mにおよぶため、こんなアングルになりました。1914年に開業されたが、来年が100年目。こんな折に偶然にUPでき、ひとりで悦に入っている。作品はペン画デッサンで、修正インクやポスターカラー(白)も試してみました。修正インクは絵の具が乗らずに難しい作品となりました。
東京駅の歴史によれば、1903年設計依頼(辰野金吾)、1908年駅舎工事着手(大林組)、1914年工事竣工、使用された煉瓦926万6500個、セメント2万8843樽、花崗岩8万3375切、鉄材3500トン、木材1万8200尺、松丸太1万1050本(基礎)、作業員のべ74万7294人、1日平均500人、忙しい時期約1000人といわれている。
八角のドーム駅舎や冬日燦 惟之
百年の刻を重ねて冬煉瓦
見事に復元された八角ドーム天井
牧場の絆(岐阜県中津川) 6F
今回の第8回青いアトリエ水彩画展に出展する25作品の一つ。 恵那山麓のふれあい牧場でのスナップ写真を切り取り作品とした。この黒い毛のかなり大きな仔馬は、いつも赤い毛の母馬のそばを離れず草を食べている。足元には白い花が咲き、遠くには赤い馬舎が見える。梅雨入り前の初夏の雨上がり。背景の恵那山は殆んどガスで靄っている。
木曽駒の牧場の絆 母子草 惟之
恵那山の緑雨にけぶる牧場かな
旧乙卯研究所(1970年) 11号箋裏
44年前に描いたペン画が出てきた。当時のことが思い出され、UPしました。東京青山通りに面したこの旧乙卯研究所。煉瓦つくりの2階建で、玄関わきの左右にある窓ガラスの外枠が印象深い。花壇には、鬼ゆりが一輪咲いていた。昼休みは、なんとソフトボールをした。となりのビル2F、窓ガラスに打撃球が当たり割ってしまったことも。黒い飼い犬がいて散歩をしたり、ギターも弾いた。右側は細菌室で心太さんが、左は生化学室で小生がいました。1980年ごろ、現在のS社ビルが建った。
走馬灯ごとく過きけり若き日々 惟之
夏草やジョンといふ名の犬もゐて
名画座の「ひまわり」を見て初デイト
寮祭のダンスパーティ壁の華
秋一番精度管理のコンテスト
盛上る宮益坂の忘年会
伊吹冠雪Ⅱ 水彩30号
蒼天に雪煙を噴き上げる伊吹山のこの景色に出逢ったのは2005年1月3日。年末から積もった伊吹山の冠雪を求め、JR近江長岡へ向う。バスは出たあとだったので、駅前の案内で三島池を確認して徒歩で30分。頂上は雲で厚く覆われていたが、やがて運よく晴れ渡たる。先着のカメラマンがパチリパチリ。
この作品は2006年に京都水彩会初出展の50号を思い切ってリメイク。冬の伊吹山の特徴を出すために明暗を強くして彩色してみました。右半分のゴツゴツした山肌は重い表現ができて気に入っている。しかし、左の採石場の斜面はなかなかむずかしい。また、山巓を吹き抜ける風が表現できない。いずれまた大作で挑戦したい。今月24日からのみずゑ会の作品展に出展の予定。
蒼天へ雪噴き上ぐる伊吹かな 惟之
御鏡の如く雲みせ伊吹かな
ごつごつと雪肌みせる伊吹山
冠雪を池に映して伊吹吐く
ゆりかもめ群れて池辺の雪ごとし
菩提の滝 4号 アクリル
第5回おとくに絵画集団作品展(GA)のコンパに参加。山形先生のモデリングペースト実演のキャンバスにアクリルで描いてみました。縦横に走る亀裂が岩と迸る滝の飛沫の表現にマッチした面白い作品となりました。
滝おちる 洞の奥の 仏旗かな 惟之
一筋の 滝に集まる 光かな
仰木の棚田 4号 水彩
馬蹄形で人気のある仰木の棚田。秋の稲穂の揺れる頃もいいが、なんて言っても田植えのころがいい。余り早すぎると、まだ水が張られていないのでガッカリしたりする。一番いいのは、苗が植えられて間もないころでしょうか。この作品では、田水が張られたばかりで、田植えの前でした。カメラマンは夕日の映える棚田を撮るため、まだ日の高い内から待っていました。
田植え終え水田の繋ぐ村と村 惟之
まだ水に風も馴染まぬ早苗かな
生駒見て田草の取りし少年期
大樹の春Ⅱ 50号 水彩
第30回記念公募 京都水彩展に出展。蹴上の疏水桜を背景に堂々と立っている桂の大樹。
昨年の作品に小判形の葉っぱと新芽を描き込んだ。インクラインの桜が見事なので、この桂
を見ていく人はあまりいない。
見上げれば紅き新芽の枝揺るる 惟之