
タカミー還暦記念コンサート、続きです。 ( 今回のは、さらにワをかけてナガイ







・過ぎ去りし日々 (1979年1月21日発売の再デビューシングル 『ラブレター』 のカップリングであり、同年8月21日発売の再デビューアルバム 『TIME AND TIDE』 収録の思い出深い曲で、まさか聞かれると思わず、感動。)
・シュプレヒコールに耳を塞いで
と続き、追憶の日々が遠く蘇ります。

この曲の中で歌われている 1969年 という年は、
実際には高見沢は中学3年生で、ネコタは小学校3年生 (ちなみに、自分が青春のバイブルだと思っている小説 『69(シックスティーナイン)』 を著した村上龍は高校3年生) なのですが、
個人的に非常に思い入れの強い年であり(まだ幼少だったので、言葉に込められた思いを象徴させているだけかもしれませんが)、
たぶん、高見沢にとっても別の意味でそれは同じで、自作の中に1969年というフレーズの出てくる曲は気づいてみるだけで4曲もあります。
( 83年:ジェネレーション・ダイナマイト、86年:ROCKDOM -風に吹かれて-、92年:本作、95年:幻夜祭 )
高見沢と、そして桜井賢も通っていた明治学院高校は、同じ敷地内に大学もあったので、
高校時代、学生運動に沸く学内を目の当たりにして、自分も大学に入ったら何かしなくては、という焦燥感に駆られていた。
ところが、高見沢が大学に入学した1973年ころには、学生運動は跡形もなく消え去っていた、ということが、渡辺芳子著 『夢さがし-アルフィー高見沢俊彦物語-』(1983.ソニー出版) に書かれているが、
そのときの甘い追憶とかすかな絶望、夢の名残を曲にしたのが 「ロンサム・シティー」 である。(自分でもすごく好きである)
ネコタは1960年生まれで、高見沢俊彦より6つ下、アルフィーがデビューした1974年 (実は当時は存在を知らなかったのだが ← 『ぎんざNOW』 という音楽バラエティー番組に毎週のように出ていたようだが、TBS系列の信越放送だったので田舎では入らなかったかもしれないし、子どもの頃親にTVをあまり見せてもらえなかったので放送されていたとしても見ていない) は、中学2年生であった。
ここで自分のことを出すのもなんであるが、1970年代の片田舎で母が元教師という若干厳しい家庭に育ったこと、それから自身の性格にもよるのかもしれないが、
たぶん、同世代の子どもよりも自分は晩生であり、年した両親に育てられたため古臭いと思う。
それでもまあそれなりに、多感な高校時代を過ごし、1979年に東京のはずれにあるW大学というところに入学するのであるが、
この大学がちょっと変わっていて、その当時でも、なんと学生運動がまだ盛んに残っていたのだった。
といっても、自分が小学生だった1960年代終わりから70年代初めにTVのニュースで見ていた、ゲバ棒、火炎瓶、バリケード封鎖、機動隊、とか、そういう激しい紛争ではもちろんなく、
学生が主義主張を掲げて、社会のあるべき理想に向かってサークル活動や学生会議、大会などを行う (議論したり実践する) にすぎなかったが、
自分は確かに、サークル活動を通して “学生運動” なるものをしていたのだなぁーと思っているし、 (同じサークル内には、そういうつもりは全くなかったと言っている者もいるのだが、意識感の違いなので、あえて自分はそう言うことをご容赦いただきたいと思う)
また、あの時代にあってそういうことをしていた学風であったことを、ちょっと誇りにすら思っている。(例え自分が闘士ほどにはなれなかったにせよ。このあたりのことは書くと長いので、いづれ、また。)
サークル活動とフォークソングに明け暮れた日々。
( サークルでは事あるごとにフォークソング=振り付、を歌っていて、それが楽しかった。いわゆる歌謡っぽいものではなく、スタンダードなもの、労働、反戦平和のようなのです。)
自分でいうのも変であるが、純粋だったので、熱心に活動するあまり傾倒していったのだと思う。
大学の学風として誇りに思うといったことと矛盾するかもしれないが、振り返ったとき、「シュプレヒコールに耳を塞いで」 の世界は、 「ロンサム・シティー」 同様、私にとって懐かしいというよりは、かすかな胸の痛みを伴う曲であり、その感覚は同世代の若者としては、ちょっと珍しいのではないかと思う。
( 高見沢は実体験というよりはおそらく、幼少期に読み感銘を受けたという学生運動を題材にした柴田翔の小説 『されど我らが日々』(1964年) をモチーフにしているようなことを語っていた覚えがある。 )
だが共通して言えるのは、そういうことに対する実体験があるかないか、ということではなく、
高見沢の作る多くの楽曲の中に貫かれている “反骨精神” への共鳴、原点への回帰である。

・ROCKDOM -風に吹かれて-
この曲も、1969年をモチーフに描かれた作品であるが、
曲自体は、東京ベイエリア(当時は13号埋立地)での10万人コンサート(1986年) のラストで歌われたもので、
その日が初公開であったのにもかかわらず、最後には会場で、サビの部分の10万人の大合唱が起こった




ファンだけでなく、アルフィーのメンバー全員も感動して記憶に残る出来事として今でも語り草となっている曲。





なお、【 ROCKDOM 】 というのは、「ROCK(ロック)」 と、自由という意味の 「Freedom」 とを掛け合わせた高見沢の造語であると、4月13日放送の 『新堂本兄弟』 にて同曲を高見沢が演奏した際、テロップで流れた。
(



反骨と原点回帰へのスピリット、
流されることなく、初心を貫いて生きていくことを力強く宣言する、高見沢俊彦の生き方 (ロックであり自由であること) そのものであるこの曲は、
まだ未開の地だったお台場を埋め尽くした10万人の歌声と共に、永遠にメンバーやファンの心の中に鳴り響き、
40年の新たなる旅立ちに、最もふさわしい曲と思われます。



そしてそれに先立ち、3月18日には、3人そろって母校の明治学院大学を、これまためでたく名誉卒業した。


新たなる旅立ちを彩る春ツアーと、高見沢俊彦の還暦バースデーコンサートは、
青春の美しくも儚い、夢の記憶を辿ることでもあった。



と、ゆーワケで、お次はその、明治学院大学での 「名誉卒業式」 関連の記事へと続きます。







会場に届けられていた、お祝いのお花の数々。
写真一番上、中央に大きな看板が掲げられている 『音組』 というのは、フジテレビの きくち伸プロデューサー率いる番組スタッフ集団で、
タカミーレギュラーの 『新堂本兄弟』や、『ミュージック・フェアー』、『僕らの音楽』、『FNS歌謡祭』 などの番組を製作しています。
きくち さんは自他ともに認める音楽好き、大の本好きでも知られ、流行に左右されない、良質のいい番組を作っていると思います。
( 本編①終わりの部分に、初代リストバンド関連の記事を書き加えたため、お花の写真を本編②の方へ移しました。加筆訂正した「本編①」 の方もご覧いただけると幸いに存じます。




この日会場にて、
既に決定しているデビューの日である8月25日に武道館にて行われる、40周年プレミアム会員だけが参加できる 「記念セレモニー」 のほかに、
7月26、27日の両日に さいたまスーパーアリーナ にて、 『40年目の夏』 と題した夏のイベントを開催することが発表され、会場が大いに沸きかえった。







( ちょうど2年前、2012年に参加した相模大野コンサートで、一夜限りの夏のイベント決定ニュースを聞いた時のような衝撃と感動



写真上のピンク色のチラシが、コンサート終了後に、会場を出たところで配られていた速報。
カラーのものが、後日アルフィー・マニア会員に送られてきた、会員限定のどこよりも早い先行予約案内。
実は会場でタカミーが 「夏イベ開催宣言

8月にセレモニーで上京するので、夏の暑くて忙しいさなかに7月にも、しかも2日間もだなんてどうしよう、
と喜びと同時に正直困惑もしたのだが、




なんとか (なるでしょ、してやろうじゃないの) ガンバロー



と思って (だって40年目の夏は二度と来ないのだから。そして、コンサート参加に関して、もう二度と後悔したくないから)
いつものように、発売初日に両日分、振込しました。


8月の記念セレモニーと違って、どんな内容になるのか、(記念セレモニー自体、一体どんな内容なのか

てか、この時期3日間もアルフィーコンサートに行かれるなんて、 サイコー






『 GENESIS 』 ツアー・パンフレットより。
毎回好評の、付録のメンバートークCD(写真左)、なんと 前回秋ツアーのものは完売したそうですが
いつもは聞き取りにくかったり注意散漫になると嫌なので、寝る前に、ヘッドフォンでじっくり聞くのですが、
今回はめずらしく車の中で聞いてみたら、もーサイコーに面白くて、


何度もクスクス、ニコニコしちゃって






今回はデビュー当時の話が主なのですが・・・三人がとても仲がいいだけでなく、三人そろっての会話のリズム、同じところで面白がるなど考えが似ているところ (ツボるところ、感覚が同じ) が、打てば響くようにつながっていく感じで、聞いていて非常に心地いいです。
好きなことをしゃべって、相手の揚げ足を取りながら相手のことを面白がっているだけなのに、それが本当に楽しそうで、これだけで聞く人までをも楽しくさせるというのは、ある意味 ものすごい才能。

(もちろんその根底に流れているのは、お互いのことが大好きで愛がある、という大前提ゆえ、なのですが

THE ALFEE は 奇跡の集合体


40周年記念モチーフである 高見沢がおそらく自分の誕生石、ダイヤの次に好きな宝石であると思われる 『ルビーの指輪』、『羽』、『A』 ギターなどをあしらった、カッコよくて洒落ている
左より、キーチェーン、モバイルストラップの「指輪」、同「羽」バージョン。
( ルビーの指輪は、ポスターデザインの鷲がはめているのもユニーク )
可愛くておしゃれなキーチェーンは、意外にも さとうまゆ さんのデザインでした。
よく見ると、『40th ANNIVERSARY』『THE ALFEE』『GENESIS』の文字と、メンバーそれぞれのギターをつなげて、指輪のリング部分にしてあって、
そこが切れ目がない形状のため、 「永遠性と生命の循環の意味を持つ」 ことから、
アルフィーとファンとが、「金色に輝き、赤くエネルギッシュに燃え続け、今後益々活躍されること」 を願ってデザインした、と さとうさんのブログに書いてありました。
( 勝手に拝借、要約させていただいて申し訳ありません。

グッズなどが出て、さとうさんのデザイン?と思うと、必ず さとうさんのブログにお邪魔して裏話などを読ませていただくのが大好きです。
また、他のデザイナーの方が手がけられた場合で名前がわかる時にも、その方のHPなどをチェックさせていただいてます。

そうやってデザインの背景を知ると、増々愛着が出てきますよね。 (^_-)☆
今回、Tシャツ以外のグッズがすべて欲しくて、おまけにソログッズ、記念タオルなどの購入もあったので、残りの品は次のコンサートで購入するつもりで、今回はここまでにしておきました。
が、この3品はとても素敵なので、使用するものと保存 (ディスプレイ) 用ともう一セット欲しくなってしまい・・・どーしよぉ



あと、お菓子は欠かせませんね。( 中に入っているトレカがほしいので、次の会場でも買うつもり。でも、荷物になるのも、だけど、並ぶのがヤなんだよね~。


おなじみ、さとうまゆさん デザインの三人を模したイラストがちょーカワイイ、ふんわりミルフィーユ 『ミルフィー』

タカミーが白馬に乗った王子 (ツアーパンフはモロにそれ・笑) になっていたり、3人のキャラ設定がバツグンにユニークかつ可愛い。




スパイシーおかき 『KMB!!』(からしマヨネーズ、めんたいこ、ブラックぺッパーの頭文字だそうだが、しかし、前回の「誠」- まさる、こうのすけ、としひこの頭文字のおかきといい、毎回よく考えるよなぁー・笑)
お味は、どちらもまあまあ、そこそこにおいしいです・笑。
だって、ミルフィーユとかデニッシュなどのパイ生地、大好きなんだもん、ハードル高いよ。

パッケージデザインが可愛いのと、トレカがほしいので、毎回必ず Get

箱はディスプレイ用にとっておいたり、何かの入れ物に使ったり、包み紙でマグネットなどの小物を作るのが好き。






今回、公演に先立って (開場してから公演がスタートするまでの待ち時間の、間際の15~20分くらいを使って)、 「ポカスカジャン」 という音楽物まね?グループ の 替え歌の 「前座」 がありました。
自分は、『新堂本兄弟』 の公開録画の時 (2012.4/30 THE ALFEEカテゴリー記事) に初めて観させていただいて、涙を流して大笑いしたのですが・・・

今回、2回目だったからなのか、タカミー・バースディコンサートに向けて緊張していたせいか、前回ほどではなかったですが (スミマセン…



また、コンサート途中にも、自身のCD、
高見沢俊彦作詞作曲、アレンジ、プロデュース 『 酒のチカラ 』 (写真上、2014年3月19日発売) を披露してくれました。
同曲は、タカミーとポカスカジャンが同じ衣装デザイナーである事をきっかけに、後輩のポカスカジャンへの応援歌として創ったもので、
タカミーが高くてかわいいコーラスと




タカミーが、ポカスカジャンの音楽の力を認め、また、コントも何度聞いてもオモシロイ

そのときに、
「自分たちにとっての“メリー・アン”(ヒットのこと) はいつくるのか、きてほしい」 とのポカスカジャンの言葉を受け、
「ぜひブレイクしてほしいよー、僕にできることなら何でも協力するから、言って。
曲? いいよ、作ってあげるよー


それが本当に実現した (本人いわく「約束を守る男、高見沢・笑」) 心温まるいわくつきのCDなのです。
うらやますぃーーーいっ





( 他にも、梨の妖精“ふなっしー”との心温まる約束もアリ。だいぶたっちゃったけど、いつかご紹介させていただきますね。 )
軽快なメロディーにのり、ちょっと面白おかしい歌詞も楽しめ、みんなで大騒ぎしながら歌える、宴会にもピッタリの曲。



それでいて、終盤では グッとくるフレーズが入っていて



よし、負けずに頑張るぞぉ―


と勇気や元気ももらえる、タカミーお得意の、全国の働く男女にささげる メッセージ・ソング でもあります。

後輩思いのタカミーが愛を込めて贈ったこの歌が、ヒットするといいなぁーって思います。


みなさんも、ぜひ聞いて、元気になってくださいね。


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