
行って来ました

THE ALFEE 「40年目の夏」 さいたまスーパーアリーナ。
さいアリと言えば・・・
昨年暮れ、大ちゃんの全日本選手権、フリー演技に大泣きし、女子ショートにもらい泣き、


そして、一日目に隣り同士だったことから、Arさんとも仲良くなった、思い出の冬・・・。










今日は、アルフィーの3年ぶりの夏のイベント、


その名もズバリ
















私としては、アルフィー夏のイベントとしては、 人生3度目の夏 で、
人生 初のアルフィー2Days

(タカミーソロとしては、昨年、第2期終了に伴い、初の2Days体験済みですが




会場のある さいたま新都心 に降り立った時から、
心はワクワク、らん、らん、らん
















まず、駅の構内に、どっどぉ~ん


黄金色に輝く 40thのロゴに、

この文字が、さんぜんと輝いています



う~ん、気分エェわぁ~~~


なんつったって 40周年



これは、デビュー40周年を記念して 移籍前のポニーキャニオン時代に出たCDの復刻版+特別DVD の豪華セットで、9月3日に発売なのです。
どのくらい大きな看板かとゆーと・・・、

こぉ~んなに、大きいのです。

その後、さいアリ内の 「特設ブース」
(ちょうどステージの裏側になる部分です。フィギュアなどのように会場全体を使うのではなく、通常アーティストのステージだと一方をふさいで作るため後ろに未使用部分ができ、そこを一昨年の夏イベでもグッズ販売ブースとして利用していました。)
で、会場前にすでにグッズ販売をしているので、その列に並びました。
今回、2Daysということで2泊になるため、翌日早朝の高速バスで帰れば昼には着くため、
よって午後からの仕事には通常通り間に合うので、
そうすればふだん1泊二日で上京する時 (たいてい夕方5時20分新宿発の高速バスに乗るのでK到着が9時半となり、仕事は二日休むことになる) と同じで、2泊しても実質は、仕事は二日休むだけで済むので、
最終日に帰宅する際、さいアリからは近くても、新宿から遠いのでは不便だと思って、
ちょうど両方に程よく近くて、しかも駅から近い (もしかしてこれが最高条件かも!!) い~い物件があるんですぜ、ダンナ。
ぢゃなくって (笑) いいホテルを見つけたので、
最近のアルコンだと、新宿到着後にホテルに直行、チェックインの書類だけ書いて荷物を預けて、すぐにグッズ売り場に直行し、その後は買ったグッズをホテルに置きに戻って、夕方、身軽になってコンサートへ




と、ゆー方法をとっているんですが、今回もそうしました。 (そうすると移動に便利なのは、会場に近いことよりも、駅に近いほうだったりしますよね)
特に通常のツアコンよりも多くの方が参加する夏イベは、グッズで売り切れ商品が出る可能性もあるので、売出しスタート時間も通常よりも早いし、早めに買って、ホテルに戻る頃には部屋に入れる時間になるので、
部屋で、精神的にもゆったりとした気分で? (時間的には小一時間~2時間ほどですが) 1人ゆっくり、時間があればシャワーを浴びたり、 遅いお昼を軽く食べる (たいていおにぎりを1,2個) という方法をとっています。
その昔、上京する際にはたいてい友人宅へ泊めてもらっていたので (宿泊代を浮かせたかったせいもあるが、せっかく上京するので、友達に会う楽しみも込みで行きたかったので) 一泊なり二泊の手荷物の中に、泊めてもらう子へのお土産も入ったデカバッグをさげて、午後の行事が終わってその子の家に到着するまでずぅーっと持ち歩いていて、ちょー、重くて疲れたので、
そのうち、お土産は前もって宅急便で泊めてもらう子の家に送って、少しでも荷物を減らすようにしたが、
泊めてもらう子の家庭の事情が変わってきて泊まりづらくなったり、泊めてもらう子の家まで遠かったり、バスがない時間になりタクシーを使ったため、交通費と土産代でホテルに泊まれるくらいかかっちゃったり・・・
などということが重なったので、一度ホテルを取ってみたら、会場には近いし、手荷物がなくて身軽だし、土産の心配やいくら仲が良くても礼儀として使う気遣いなどが全くなく、ちょーらくちん


なんでもっと早くに、こうしなかったの? みたいな・・・
まあね、昔は3,40代で若かったのでお友達と一晩中飲んでしゃべっても楽しかった(飲んでたのはほぼ私一人だが・笑)けど、もう、そんな年でもないしね。


( いつも泊めていただいたお友達の皆様、その節はどうもお世話になりありがとうございました。楽しかったですし御恩は忘れません。もうご迷惑おかけすることもないかと思われますので、ご安心ください。すみませんでした。

得にアルコンの場合はグッズを買ったりすると荷物が増えるので、余計にホテルと会場を行き来できた方が便利で(翌朝宅急便で荷物を送る際にも便利だし)、
おまけに、誰にも気を使わずに自由に行動できるので、「お一人様参加」 が、ちょーらくちん


おっと、またしてもハナシが 大ソレ (ミオ) しちゃいましたが、


そうそう、アルフィー夏のイベントときたら、広大な場所に巨大なセットを組み、エンディングは華やかに花火が夜空を彩る、
というのが風物詩だったのですが・・・
それを体験できたのは、私の場合、野外としては “とりあえず” 最後とされた
2009年8月8,9日の 『PERFECT BURN』(於:横浜赤レンガパーク) での2Days (ネコタは初日の8/8のみ参加)
だけだったので、
また、このように “野外としては” 終止符を打ったのには、コンサート参加者で難聴になる人まで出てしまう (らしい) ほどの爆音ライブが、近所迷惑になる、ということらしいので・・・
もう、野外はないだろうなぁ~、と思いつつも、
実は 「夏イベ」 自体も2009年を持って 「最後」 と言われていたのに、
その後2012年に、リーダー高見沢俊彦の、おそらく “気まぐれ的に” (失礼・でも、そーゆーの大好き、大歓迎

今後、一つ一つの節目がセレモニー化しそうな予感があるだけに、 “夏イベを野外でやる” ということが、まったく可能性ゼロではないかもなぁー、と思わないでもないが、(なっがぁ~、まわりくどっ・笑)
「一度室内を体験」 としてしまうと、グッズを買うとき何時間も炎天下に並ぶのでは始まる前に体力消耗しちゃうとこだけど、涼しくてちょー楽ぅ~、(ネコタは、コンサート前ではなかったが、翌日、グッズだけを買うため炎天下に並んだ経験はあり)
おまけに、コンサート中もお天気の心配はないし、椅子もパイプじゃないし、涼しくて快適

ということになったのだと思う。 (あの頃20~30代だったメンバーも、10代20代だったファンの皆さんも、40年たって高齢化してきて・笑、正直、雨風にさらされたり太陽に炙られるのはしんどいと思う)
と、ゆーワケで、ちょー前置きが長かったが、40周年記念の夏のイベントは、2012年に一夜限りとして復活した夏イベの時と同じで、さいたまスーパーアリーナ、室内だったので・・・
ほんとに、グッズを買う時に並んでいても、それほどしんどくはなかったです。
あ、そういえば、その一夜限り復活した夏イベの時は、拍子抜けするくらい、グッズにだれも並んでなかったので、
今回もタカをくくってて、それでもと思って早めに直行したのに・・・
あーら、びっくり


長蛇の列


さすが、40周年、しかも2Daysとなると違うわぁ~、


もう一ついいのは、並んでいるときに、日陰で冷房も少しは効いて外よりは涼しい (でも、暑かったのでみなさん扇子や団扇をパタパタやってましたけどね) だけでなく、
前回同様、会場に設置されているモニター (大型スクリーン) で、過去の夏イベの映像を流していて、それを見ていたので 退屈しなかった こと。
ちょうど、アリーナ部分でグッズ販売をしていたので、買い終わった人なのか後で買おうと思っているのか、階段部分に座って時間をつぶしたりお昼を食べている人、ビール飲んでる人とかもいて、そういうのも、お祭り気分を盛り上げます。
( おひとり様の私は、少しでも早くホテルに帰ってまったりしたかったけど・笑 )
過去の夏イベの映像、どこかでもう何度も見ている情景だけど、
タカミーが雨の横浜で滑って転んじゃって、メンバーみんな転びあって大はしゃぎ、


大雨が上がった感動的な夜明けの日本平とか



何度見ても 飽きない、オモシロイ、感慨深い。 ・・・参加してなくても・笑。
タカミー、若いなぁ~、
今もとっても素敵だけど、 若いころは若いころで、もっと素敵

なんでこんなに、 ずう~っと天使のように美しいのかしら・・・


もちろん、参加してたら、もっと感慨深くて、思い出も蘇ってきたと思いますが・・・
参加してない分、 『40年目の夏』を 今まで以上に もっともっと素敵なものにしたいわ






とゆー、負けず嫌い精神がゾクゾクと






そんなこんなで、グッズのお目当てのもの、まだ早かったので売り切れもなく、全てGet




会場予約限定プレゼントつきの、 「当コンサートDVD(またはブルーレイ)」 二日分を予約、プレゼントも Get







ついでに、別のブースで春ツアーのグッズも売っていたので、もう一つ買おうと思いながら、すでに通販になってたけど買いそびれていたものを、送料がかからないのでこちらで買って、(これは予想外の出費でちょぃイタっ

8月26日発売の、アルフィーnewシングルの、山野楽器の会場予約特典付きのものを予約し、



この間、せっかく家で書いてきたコンサートDVD予約用紙とコンサートチケットを、うっかりホテルに置いてきてしまったので、


チケットに捺印してもらって一人一個交換可能な記念グッズは、再び出直してからもらうハメに・・・



ヨレヨレ


ま、でも、そこは ホテルでシャワー浴びて (何しろ暑かったので) ビール35カン一本だけ飲んで、おにぎり1個食べたら、 元気復活





夕方、いざ さいアリへと、しゅっぱぁ~~~つっ





* * * * * * * * * * * * * * *

さいたまスーパーアリーナ、入り口付近の看板

THE ALFEE 『40年目の夏』 ポスターは、渋い和風で、
花札の8月の20点札(光)である 「芒(すすき)に月」 と、10点札(種)の 「芒に雁(かり)」 を合わせたようなデザインで、
渡り鳥である雁をアルフィーの3人風 (全国を旅するアルフィーの象徴で、それぞれサングラス、メガネ、孔雀頭風華やかな雁) になぞらえたもの。 ※ 注
今回、会場に飾ってあったスタンドフラワーを写真に撮っていたところ、「撮らないように」 と指示がありました。
そういうことは初めて言われたので、何かあったのかな、写真撮った人が私のようにブログに載せたりして、
置き場所とか、人によっては気にしてクレームが出たりしたのかな、と思い、知らずに一部は撮っちゃった後だけど、載せません。
前回同様、会場内の写真は、始まる前のスナップ程度でしたらOKです、という指示が出たので・・・
自分の座っている場所から撮ってみました。


200LV (2階席) の、ちょうどステージとは反対側だったので、距離的には一番遠いのですが、右寄り (タカミーサイド) で、200LVの中では前寄りだったので、そう遠く感じないかも。
しかもアリーナと違って傾斜ついてるから 「前方背高難」 の心配もなさそうだし、かえっていいかも、と思いつつ・・・ (わりあい、夏イベ関係、そう悪くない席が当たるのです。)

さいアリ、一階と2階は地続きなので、こうやって見るとアリーナよりちょっと高いだけ、みたく思えますが、実際ステージが始まってみたら、かなり遠かった・笑。
しかも、以前 TAOの舞台の時にも書いたけど、コンタクト、度数に合わせて新調したはずなのに、なぜかイマイチ見えづらくて


双眼鏡のお世話になりっぱなしでしたが・・・





最近のアルフィー・ステージの定番、 「ドット・イメージ」 という動きのある、星や鳥が舞うように美しい照明が、
夏のイベントらしく、天井まで使った大掛かりで壮大なスケールバージョンとして登場



目いっぱい空間を利用して上げてくれた 「ミニ花火」 には、思わず、きゃぁ~




キラキラテープは、残念ながら取れませんでしたけど・・・
「でべそ」 と呼ばれる中央花道もあって、そこに来てくれるとメンバーさんたちも少しだけ近くなり、


もう、サイコーでした。

実は今回、ちょっとハート・ブレイク気味で参加してたので・・・






もう、 『Musician2014』 のイントロを聞いた途端に涙があふれて・・・



つらくても ギターは捨てられない・・・
ミュージシャンにあこがれ 迷いつまずきながらも・・・
思いどおりに ならない時には 他の夢求めようと 何度も思い悩んだけど
そんな時はいつだって君の やさしい笑顔が 僕の心支えてくれた・・・
( 『Musician2014』より。作詞:高見沢俊彦 )
夢だった、ミュージシャンに対する憧れや、売れなかった頃の挫折や苦しみなどをそのまま歌にした、魂のつぶやきを、
坂崎の穏やかなアコギと優しい歌声で聞かせる、泣きの一曲。
( アルバム 「讃集詩」(1980.5.21) にて初めて発表されたのち、アルバム 「Promised Love」(1992.2.5)に収録された時に、ラストに歌詞が新たに追加された。2014バージョンでは、最後の歌詞が現在を生きるグループとしてのメッセージに再び変更されている。 )
アルフィーの最新アルバム 『Alfee Get Requests ! 2』 (2014. 6.8日) に収められているのは、その2014バージョンだが、
アルフィーファンの一人として、アルフィーが自分たちに呼びかけてくれていると思って聞けば、この2014バージョンはサイコーだが (アルバム収録のものを家で聞いた時も泣けたし)、
自分になぞらえて聞くと、ラストが
"I want to be a Musician…"
で終わる1992年バージョンが、一番今の心境にぴったりと来て、それはそれで好きなのだが・・・。
アルフィーの曲で、こんなに歌詞の代わる曲は珍しいかも。
聞いていて冒頭から号泣で、途中涙でぐしゃぐしゃになりそうな恐れがあったので、いったん感情を沈めてみたが、
最後にはやはり、じわぁ~んと来てしまった。
これが、本編のラスト。

冒頭からいきなり、なんとタカミーが






きゃぁ~、フライングだぁ~~~


















カッコいぃい~~~















本人いわく、「50から飛ぶのをやめた」 そうだけど、私一度も見てないし、カンレキを機に、またやってくれないかなぁ~

夏イベ前にタカミーが、自身がパーソナリティーを務める 『高見沢俊彦のロックばん』 で、
「今回久しぶりに、アレをやってみようと思ってます。」 と言ってたんだけど、ソレがフライングだといいのになぁ~ と思ってはいたんですが、
まさか










そして、アンコール1ラストの 『SWEAT & TEARS』 では、やっぱり私たちの、大切な夏の思い出だよね、この曲は、と 涙がじわぁ~ん。
そして、そして・・・
アンコール2のオーラスで、ついに8月26日発売の40thアニバーサリーnewシングル 『英雄の詩』 の、フルバージョンが


この曲は、以前ウォークマンを買った時にチラッと書いたけど、
TV 『ウルトラマン列伝』 の主題歌として7月15日より放送、翌16日よりレコチョク、iチューンで、TVショートバージョンのDL可能になったと聞き、どうしても聞きたくなって、まずiチューンで試してみたんだけど、あれはiフォンとかiポットじゃないとダメらしくて、やっとその次の日(17日)にレコチョクでやってみたらできて、
その夜聞いてみたら、1番だけとはいえ、
あまりにも自分の今の心境にドンピシャリな曲だったので
・・・号泣。



何度も、何度も繰り返して聞いて・・・
その翌日の18日に、たまたま松本の病院に行く日だったので、行ったついでにウォークマンを買ってしまったという・笑。


そして、シングルの発売日を心待ちにしているのですが・・・
その前に夏イベで、きっとフルバージョンが聞かれるはず・・・


と期待していたところ、ついに、聞けた

そして、最初から最後まで、涙があふれて止まりませんでした。



歌詞ははっきりと覚えていなかったけど、サビの部分が、特に感動的だったので、


またまた、号泣




と、ゆーワケで、最初から最後まで、終始 『なんとなく、センチメンタル』 だった一日目でしたが、


とても感動的で、明日もコンサートがあるなんて


明日もう一度、 『英雄の詩』 がフルで聞けるんだわ




なんといっても、もう一度、タカミー・フライングが見られるぅ~~~





しかも、明日の方が、たぶん今日よりは、ちょっとだけ席が近いかも




と、期待し、ホテルで イベントパンフレットを一通り読んで寝ました。


イベントパンフレット表紙。 メンバー3人を、かき氷と3羽の鳥さんに例えているんだけど・・・
鳥さんもかき氷も、タカミーは王冠をかぶり、しかもかき氷にはゴージャスなアクセサリーと花火付き




1974年から現在まで、40年間の 総コンサート数 2473本

全国47都道府県で行っていないところはなく
しかも、一番本数の少ない奈良県でも5本あるので、
すべての都道府県で複数回行っている


すごぉーーーいっ




長野県 は、総コンサート数 73本。
主要大都市のある 東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、広島、福岡、北海道を除けば、
静岡の82本、新潟の79本に次いで、宮城の72本にわずかに上回って、
こんなに田舎の小さな県 (面積だけはデカイが・笑) なのに トップクラス入り です

バンザァ~いっ


しかも、ホクト文化ホール (長野県民文化会館) は45回で “北信越エリア・トップ” です


ヤッタぁ~



しかもこの見開きの2ページには、
1974年8月25日、山野楽器でのデビュー記念ライブに始まり、2014年7月26日、27日さいたまスーパーアリーナまでの、2473本全てのコンサートの日付と会場が載っているのです

ただし、文字や表で隠れて見えない部分があり残念ですが・笑。


( 写真でいうと、文字や表の背景となっている部分で、水色(一部地図の色)の地に小さな白い文字で書かれているので、虫眼鏡で見ないと・・・笑。
調べてみたところ、生まれて初めての 「アルコン・デビュー日」 である、1993.10.17長野県民文化会館-Victoryツアーと、ここからがハマッた(笑) 「アルコン復活日」 の2008.11.30-RENAISSANCEツアー、の長野県民も、ほぼ、自分の参加した会場はすべて見られました






他にも 見どころ満載 のパンフ、 隅々まで 読み応えタップリ




私なんて、さとうまゆさんの、このイラストが可愛くて、パンフレットをもう2,3冊欲しくなってしまい、困ってます。



パンフレット裏表紙。(3人仲良しさんでカワイイですよね

※ かき氷は 「Kakigori yelo」 さんの提供だそうです。六本木みたいだから、タカミーのお気に入りかもしれませんね、かき氷とアイスが大好き (子供か?笑




※ 本文中のすべての作詞作曲は高見沢俊彦
※ 注 《 花札解説 》
8月---この月の主題は 「去りゆく時への惜別」。
古人にとって太陽より月の方が観察しやすく、またその満ち欠けによって時の移ろいが確認できるため、「時間」は月によって表現されました。
中でも秋の月が人の心を捕えて離さなかったのは、月が代弁する 「時の移ろい」 と春の芽生えと夏の盛りを経て総てが逼塞してしまう冬を予感させる秋という季節が、 「無常」 と 「ものの哀れ」 を感じさせるからでしょう。
また、この月の10点札に描かれている 「雁」 が飛来してくるのもこの頃で、この渡り鳥に 「漂泊」 を感じたのでしょう。
この月の花は薄(すすき)です。
20点札が 「満月に薄」 でひじょうに哀愁のある図柄で、あたかも秋風が吹いているように感じさせます。
古人もそれらの秋の騒材を 「逢い難い恋の嘆き」 として歌にしています。
( 以上、 『花札12ケ月』 より。)
と、ここまであのポスターに深い意味があるわけではないかも、ですが、


いろいろ想像してみるのも、素敵ですよね。


