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アナコンダ3 ANACONDA3

2014年03月02日 21時53分04秒 | 洋画>★★
2008年/米/ドン・E・ファンルロイ監督/クリスタル・アレン デヴィッド・ハッセルホフ ジョン・リス=デイビス ライアン・マクラスキー アンソニー・グリーン/TVM
2014年1月14日 テレ東午後のロードショー〔アナコンダ3・4連続放送!!〕

【あらすじ】
前作で発見された、不老長寿をもたらす蘭。ヘビ以外の動物に対して猛毒性を現すこの蘭の成分を、製薬会社ウェクセル・ホールのマードック会長(デイビス)は自らの延命のために利用したかった。研究のために飼育していたヘビは遺伝子操作でなんだか凄いことになり、ケージを破って研究所を血まみれにしつつ百姓家へと逃げ込んだ。
逃げたヘビはつがい。メスは妊娠中で、24時間もすれば出産の見込み(卵胎生のようです)。ヘビ博士アマンダ・ヘイズ(アレン)と研究所職員ピンカス(マクラスキー)は、会社が雇ったグロズニー(グリーン)をリーダーとするハンターグループと共にヘビ退治に向かう。更にマードックは、名うてのハンターハメット(ヘッセルホフ)を雇って現場へ向かわせた。
遺伝子操作で尾を槍のように使う能力を獲得した、体長18メートルもの大蛇ペア。毒を吐き、食べても食べてもどんどん襲い続ける大食漢!果たしてハンターたちは、このオールラウンドモンスターをやっつけることができるのか。生還するのは誰だ!?


アナコンダは、「2」で終わりではなかった…!!
終わらせとけばよかったのに。なぜ作るか。「1」は今にして思えば、ジェニロペやジョン・ヴォイト、アイス・キューブ、果てはオーウェン・ウィルソンやダニー・トレホおじさんまで出ている豪華キャスティング映画だった。
それが「2」ではぐっと予算が抑えられ、今作では遂にテレビ映画に降格。まあモンスターモノのシリーズ化が進む際にたびたび起こる現象だけどな。そう、前作までは曲がりなりにも<でかいヘビ>だったのである。今作において何故かモンスター化に踏み切り、尻尾が銛状の武器になってたり、表皮にぬめり光沢があったり、ひと咬みで人体を食いちぎるワニ並みの顎構造を持たせたりしていた。わざわざ「実験用に遺伝子操作を施した」なんてもっともらしい解説をつけてはいたが、ヘビ好きの知り合いが見たら「ふんっ」て言いそうだよ、もう。
ときどきインサートされる<ヘビの目線>は、たぶん視覚ではなく熱感知感覚の視覚化だろうと思うが、ここをサーモ撮影するといった予算もなかったのだろうと思うと切なくなる。
高橋ヨシキ師匠による<映画のお約束>で紹介されていた、<カッコイイヒーロー(ヒロイン)は、爆破を振り返らない>を見事に踏襲。更に<脇役が簡単に殺されるようなシチュエーションでも、主人公だけはじらした末に救援が来る>を2度も行ってくれた。えーと、クドい。

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