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デッドプール Deadpool

2016年06月08日 14時46分55秒 | 洋画>★★★★
2016年/米/ティム・ミラー監督/ライアン・レイノルズ モリーナ・バッカリン エド・スクライン T・J・ミラー ジーナ・カラーノ ブリアナ・ヒルデブランド レスリー・アガムズ カラン・ソーニ ジェド・リース
イオンシネマ板橋

【あらすじ】
41人殺しの元傭兵ウェイド・ウィルソン(レイノルズ)は、ヴァネッサ(バッカリン)と出会って恋に落ちた。彼女との蜜月を経て結婚を決めたその直後、末期癌を宣告される。彼女のために治療を決意し、怪しげな医療機関に足を踏み入れるがそこはミュータント奴隷工場だった。なんたらいうミュータント遺伝子覚醒薬をぶち込まれ、極限の苦痛を与えられ続けて遂にミュータント覚醒したウェイド。だが遺伝子は癌細胞と融合し、全身デロボコの醜悪な怪物になってしまった。癌はやっつけた。負傷しても再生回復する肉体になった。だけどこんなブサイクじゃ、ヴァネッサに会えないよー!
ということで、顔を元に戻してもらった上で復讐してやろうというフランシス(スクライン)探しが始まりました。ブサイクな顔はマスクで隠し、血が目立たないように全身赤のスーツに身を包む。付けた名前は<デッドプール>、41人殺しは90人までカウントを伸ばし、遂にフランシスを追い詰めた!
が、ここでX-MENのコロッサス&ネガソニック(ヒルデブランド)がちゃちゃを入れに来てみすみす逃してしまった。しかもフランシスがウェイドを逆始末するために、ヴァネッサを人質に取ってしまう。ぷーやんはコロッサスとネガソニックを引っ張り出して緊急出動、俺ちゃんの活躍を見よ!!!


やっと来た! こんなに待ちわびた映画も久しぶりだし、期待にたがわぬクオリティを見せつけてくれた映画も久しぶりだ。
そもそもデッドプールとの出会いは、「映画秘宝ムックをとにかく買おう、お勉強しよう」と思って読んだ「アメコミ映画完全ガイド」であった。正直最近のヒーローブームにへきえきしていた私は、こんなやんちゃで破天荒な俺ちゃん野郎がいることを知って心が震えた。この子に会いたい! コミック買っちゃおうかな、とまで思ったが、高いので買っていない。アメコミって高いんだなあ。
しかしともかくぷーやんはやってきた。俺の町にやってきた。そして予想通り可愛いかった! アクションはキレキレだし、ベシャリも最高! ライアン・レイノルズのウェイドパートがダルくてしょうがない。ずっとぷーやんスタイルでいればいいのに。次回はその方向性でお願いします。
なんでも当初監督候補はロバート・ロドリゲスだったそうで、ロドちゃん側でお断りしちゃったらしいがもったいない。でもロドちゃんで撮ってもどうなるか不安もあるから、これはこれで良かったのだ。
さてライアン・レイノルズのヒーロー映画といえば、2011年の「グリーン・ランタン」である。ランタンはDC、ぷーやんはマーヴェルと所属事務所が違うわけだが、ウェイドが劇中「緑のスーツはやめてくれ」と言っているのはさすがである。ここで笑わねばオタクがすたる。「迷子のヒーローを探しています」という映画秘宝のコメントも、笑いを後押し。
劇場にはわざわざ休暇をもらって水曜に駆け付けたのだが、なんとイオンシネマはレディース割引を適用していなかった。平日昼間、レディース割引なし、だからでしょう。
都内の駅近映画館で観戦者数10人程度とは。しかしこれがデッドプールだ。俺の土俵だ。ちなみにコミック版の設定では、ウェイドはぷーやんになる以前に相撲部屋に所属していたそうな。なんのこっちゃ!

ところで、私はぷーやんに似た感じのヒーローを見たことがあるなーと感じていたのだ。誰だろうとずっと考えていたのだが、どうやらそれがウルトラマンゼロのお友達グレンファイヤー(ファイヤーマンの現代版アレンジキャラ)であることが判明。ぷーやんをお気に召された向きには、グレやんもチェックすることを是非おすすめしたい。
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