暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ダイ・ハード/ラスト・デイ A Good Day to Die Hard

2015年02月11日 21時39分15秒 | 洋画>★★
2013年/米/ジョン・ムーア監督/ブルース・ウィリス ジェイ・コートニー セバスチャン・コッホ セルゲイ・コルスニコフ ラシャ・ブコヴィッチ ユーリヤ・スニギル メアリー・エリザベス・ウィンステッド
2015年2月1日 テレ朝日曜洋画劇場

【あらすじ】
ジョン・マクレーン(ウィリス)の息子ジャック(コートニー)は、ロシアで殺人をやらかした。逮捕され処刑確定絶体絶命の息子を見舞うため、ジョンは休暇を取ってモスクワへ飛んだ。
ところがジャックはCIAのエージェントで、政治犯ユーリ・コマロフ(コッホ)を脱獄させるミッションとして計画的に動いていたのだった。コマロフはチャガーリン(コルスニコフ)たらいう男に追われていて、そいつの狙いはコマロフの<ファイル>なんだとか。モスクワをどちゃくちゃにするカーチェイス(半分ジョンのせい)の末、拠点を潰されCIAの仲間を失ってしまったジャック。途方に暮れる彼を、親父が奮い立たせる。二人で一緒に任務を果たすぞ、おー!…と、チャガーリンの手下アリク(ブコヴィッチ)に追われ娘イリーナ(スニギル)に裏切られ拉致されてしまったコマロフを追って、チェルノブイリへ向かう。大量の濃縮ウランと政治と闇軍事取引と。裏切りも画策でワルのワルによるワル利用、こんなことに首を突っ込むハメに遭う市警さんの、不幸な休暇の顛末は…!?


ジョンは一介の刑事だが、息子ジャックはCIAになっていた!凄い!って、親はその事実を知らないわけ?そんな秘密なんだ。へー。
で、今回はロシアで大暴れをやらかす。もう!マクレーンさん、これは国際問題だよ!放射能の中和装置なんてのがあるんだったら、福島に貸して。
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ラブストーリー The Classic

2015年02月08日 22時22分32秒 | 洋画>★★
2003年/韓/クァク・ジェヨン監督/ソン・イェジン チョ・スンウ チョ・インソン イ・ギウ イ・サンイン
2015年2月1日 TOKYO MXキネマ麹町〔恋と愛のフシギナチカラ特集〕

【あらすじ】
父を亡くし、母と二人暮らしの大学生ジヘ(イェジン)。母は父との想い出の手紙や日記などを、大切に保管していた。母が旅行に出かけている最中に、ジヘはこっそりその内容を読む。そこには母に秘められた、若かりし日の初恋の物語が綴られていた。
そしてジヘが友人のスギョン(イ・サンイン)を通じて知り合った演劇部のサンミン先輩(チョ・インソン)に、ほのかな恋心を抱きつつスギョンとの三角関係に悩む様子は、母の青春に重なっていく。


娘サイドと母親(つーか、初恋相手)サイドの物語が交互に進行し、最後に<なるほど>で締めくくられる。
レビューサイトでは軒並み高評価だが、なんか俺にはハテナがいっぱい。ジュナとジュヒのストーリーは、テスの人の好さや時代背景もあって素直に見ることができた。
だがジヘとサンミン先輩のストーリーは、<何故>がつきまとう。スギョンがヒール的に描かれているが、それでもジヘの親友なわけでしょう? スギョンサイドから見たら、これ完全にジヘはビッチじゃん。横取り女じゃん。親同士の成就できなかった恋愛なんか、知ったことじゃないよ。ジヘは先輩の見た目だけに惹かれてるようだし。先輩はラブレターが代筆で、書いてる女性がジヘだと見抜いているのだとしたら、何故スギョンと交際すんの? こんな二人を、俺は素直に応援できない。ひとつも泣かない。
しかし今回、韓国もベトナム戦争に参加させられていたということを知った。なんたる無知!教えてくれてありがとう。
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1941 1941

2015年02月07日 23時48分55秒 | 洋画>消化試合>SNL
1979年/米/スティーヴン・スピルバーグ監督/ダン・エイクロイド ネッド・ビーティ ジョン・ベルーシ 三船敏郎 クリストファー・リー トリート・ウィリアムズ ナンシー・アレン ロバート・スタック ティム・マシスン ウォーレン・オーツ ボビー・ディ・シッコ マーレイ・ハミルトン ロレイン・ゲイリー ダイアン・ケイ エディ・ディーゼン スリム・ピケンズ ライオネル・スタンダー ペリー・ラング ジョン・キャンディ
2015年1月27日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
1941年12月13日。先の真珠湾攻撃によって、アメリカ西海岸はビビっていた。そして実際に、ロサンゼルス沖まで侵攻してきた日本軍潜水艦イ19号は、アメちゃんの戦意をくじこうと<ハリウッド砲撃作戦>を号令。
しかしイ号は、迷子になった。第3軍飛行パイロットは、新しく赴任してきた大佐秘書に欲情していた。マッドな戦闘機乗りケルソー(ベルーシ)は、やっぱり迷子になっていた。サンタモニカの海辺に建つダグラス家は、高射砲の設置ポイントに選ばれ軍の即席基地となった。ダグラス家のお嬢さんベティ(ケイ)は、恋人のウォーリー(シッコ)とダンスパーティーに行った。ダグラス家に駐屯の卵嫌い兵士はベティを追っかけウォーリーと殴り合い、イ号はハリウッドと勘違いしてキコリのホリー・ウッドなるオッサン(ピケンズ)をとっ捕まえる。ダンボがダンスでオーシャン遊園地は観覧車が砲撃され、ハリウッド大通りでは味方同士がお互いを敵機と間違えバカのカーニバル!


こんなキャスティングなので、だいぶ以前に観戦済ではある。今作はダン・エイクロイドの若さとカッコよさ、それと三船敏郎の出番だけがメインであって、正直面白くもなんともない。まあ今回、ジョン・ベルーシも意外とキュートだなあと感じ入ったわけだけども。
で、スピルバーグ32歳当時の作品なんだそうである。「ジョーズ」と「未知との遭遇」で成功を収めたとはいえ、まだいろんなことに挑戦してみたいお年頃。今作にチョイ役出演していたらしいジョン・ランディスの影響もきっと受けたでしょう。「俺もブラックユーモアってやつやってみたい」と思ったんだろうね。
ジョン・ウェインに怒られたりしながらも完成された今作はしかし、大失敗に終わる。もしくは今作が名声を確固たるものにした後に作られたのであれば、或いは興業的に成功したのかもしれない。だが今作が失敗したことは、今日のスピルバーグを作る大きな1ピースであるだろう。
しかしながら、今作を制作するにあたっての映画手法は、ちょいちょい高橋ヨシキ死傷まちがえた師匠の映画道場で用例として取り上げられているので、決してただの駄作でもないのだろうと心得る。…まあダン・エイクロイド&ジョン・ベルーシの出演作ってだけでスペシャルなのは間違いないしな。
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ニューヨーク2014/狼軍団の逆襲 Buttle Dogs

2015年02月05日 22時32分28秒 | 洋画>★★
2013年/米/アレクサンダー・イェレン監督/クレイグ・シェイファー アリアナ・リチャーズ ケイト・バーノン デニス・ヘイスバート ウェス・ステューディ アーニー・ハドソン ビル・デューク/TVM
2015年1月29日 テレ東午後のロードショー〔1月の木曜日はオオカミ!?〕

【あらすじ】
野生動物カメラマンのドナ・ボルヒーズ(リチャーズ)がカナダからN.Y.のケネディ空港へ入国した際、狼に変身して大暴れした。死者も多数出たが、噛まれた人がまた狼になって空港大パニック。軍の出動により催眠ガスが使用され、事態は速やかに収拾された。
さて狼になった人たちは、興奮から覚めるとヒトに戻りました。軍によってワイズ島の隔離施設へ収容された狼人間たちの中には、ドナもいた。海軍のモニング司令官(ヘイスバート)は狼人間の能力を高く買い、使い捨ての兵器として制御利用する方針なのだった。それに真っ向から対抗し、狼人間たちの人権を守ろうとしたのが陸軍医学研究部のホフマン少佐(シェイファー)、本編の主人公である!
これはその狼人間、海軍、ホフマン少佐、そしてドクターゴードン(バーノン)らの思惑が絡み合う、ニューヨークを戦場とした愛と野蛮の物語である。大統領役:ビル・デューク(黒人)


狼人間パンデミック。ゾンビ映画の亜種である。
狼人間たちが街を走り回るのは「猿の惑星/創世記」っぽいし、橋を爆破してニューヨークを隔離するというのは「ダークナイトライジング」っぽい。ホフマン少佐とモニング司令官双方が狼化してバトるのは、「ウルフ」っぽい。
唾液感染するっつーからツバを吐きかけられたゴードンさんも狼になるのかと思ったが、それはないんだ。じゃーなんでツバ吐きかけられたんだ。舞台がニューヨークであるからには、1日でも機能が停止すれば世界は大混乱になるはずだがそんな様子もない。じゃーなんでニューヨークだったんだ。

ところで、ヒロインは自己紹介でこう言った。「ドナ・ボルヒーズ、28歳よ」
28歳!? 巻き戻してもう一回確認。28歳!?
ラスト近くの死に間際でこう言った。「ごめんなさい」
ごめんで済むか!
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ウーマン・イン・ブラック/亡霊の館 The Woman in Black

2015年02月04日 22時45分28秒 | 洋画>★★
2012年/英・カナダ・スウェーデン/ジェームズ・ワトキンス監督/ダニエル・ラドクリフ キアラン・ハインズ ジャネット・マクティア
2015年1月28日 テレ東午後のロードショー〔恐怖の館~〕

【あらすじ】
舞台は19世紀末の英国。弁護士のアーサー・キップス(ラドクリフ)は、4歳の息子を抱えるシングルファーザーである。妻は息子の出産と引き換えに命を落とした。
そんな彼が、やむに已まれず田舎町クライシン・ギフォードへ出張することに。旅の車中で、サム・デイリー(ハインズ)という犬を連れたオッサンと知り合って、よくしてもらったりした。
宿に着けば予約がないと言われ、弁護士事務所に行けばとっとと帰れと言われ、依頼の屋敷へ行けばいないはずの人影が見え、戻ってくれば洗剤を飲んだという少女に助けを求められて結局死なれてしまう。どうも町の居心地が良くない。
だがアーサーは、デイリーに犬を借り再び屋敷へと向かった。持ち主だったアリス・ドラブロウの遺産整理をするために、そして仕事をやり遂げ胸を張って息子のもとへ帰るために。しかし彼はその屋敷で、恐怖の一夜を過ごすことになる。果たしてアーサーの運命は…!?


Jホラーの演出手法を借りて、なかなか怖い作品に仕上がっている。
とはいえ、要領を得ないシナリオであることもまた事実。沼にはまって死んだ少年と、屋敷の持ち主だった女性、首を吊って死んだ少年の生母。それらの因縁から何故無関係な子供たちがとり殺され続けなければならなかったのかや、アーサー=外部の人間を排除する村人たちの思考と結びつかない。
沼から死体を引き上げて、呪いを解いてめでたしめでたしと思いきや、呪いは終わっていませんでしたという、まんま「リング」な構造もどうなのか。
なによりの戦慄は、あの可愛らしかったポッちゃんが、パパ役になるほどのお年頃になってしまったことでしょうか。怖い!時間怖い!
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悪魔の棲む家 The Amityville Horror

2015年02月01日 13時45分40秒 | 洋画>★★
2005年/米/アンドリュー・ダグラス監督/ライアン・レイノルズ メリッサ・ジョージ ジェシー・ジェームズ クロエ・グレース・モレッツ ジミー・ベネット レイチェル・ニコルズ フィリップ・ベイカー・ホール イザベル・コナー
2015年1月27日 テレ東午後のロードショー〔恐怖の館~〕

【あらすじ】
1974年11月13日、サフォーク郡で一家6人が惨殺されるという事件が発生した。犯人は殺されたディフェオ一家の長男ロニーで、彼の供述は支離滅裂だったという…。
1年後。ジョージ(レイノルズ)とキャシー(ジョージ)のラッツ夫妻が、この事件現場である家を購入する。
キャシーには亡くした先夫との間にビリー(ジェームズ)、チェルシー(モレッツ)、マイケル(ベネット)の3人の子供がおり、ジョージは良き父になろうと日々奮闘しているのだった。ところがこの家に住みはじめてから、ジョージの人格は凶暴化する。更に女児であるチェルシーは<ジョディ>という少女が視えると言い、屋根に登っちゃったりという奇行に走るようになった。ベビーシッターのリサ(ニコルズ)が霊に襲われ救急搬送されてしまったり、ジョージが愛犬を殺してしまったりとイカレた状況が次々と起こり、遂にキャシーはディフェオ一家事件にたどり着く。教会へ駆け込みキャラウェイ神父(ホール)に悪魔祓いを頼むが、神父の力では太刀打ちできずに終わる。果たしてこの家に秘められた悪意の真相とは。そしてラッツさん一家の運命は…!?


実話ベースということだが、これは見ようによっては<再婚によって引き起こされた家庭内ヒステリー>と捕えられなくもない。子供たちに受け入れられない夫が、ストレスによって凶暴化するくらいのことはなくもないだろう。ベビーシッターが救急搬送されたのも、殺人事件があったことを知っていれば狭暗所に閉じ込められたことで幻覚を見ることも想像に難くない。
確かにそんな事件もあったかもしれないが、それがただちに<家の地下で行われた司祭による虐殺事件>と結びつくかというと、マユツバである。
怖いのは、心霊現象よりも結婚生活と新しい生活環境。そんな印象に終わってしまった。
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