暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ヒアアフター Hereafter

2013年09月22日 22時06分46秒 | 洋画>★★
2010年/米/クリント・イーストウッド監督/マット・デイモン セシル・ド・フランス (フランキー&ジョージ)マクラレン兄弟 ジェイ・モーア ブライス・ダラス・ハワード
2013年9月2日 日テレ映画天国

【あらすじ】
フランスの女性人気キャスターマリー(フランス)は、バリの津波にのまれ臨死体験をした。政治色の強いキャラだったマリーだが、以来丹波哲郎が降臨。死後の世界に興味津々のオカルト路線に転身し、報道畑から干されてしまう。
イギリスの双子少年ジェイソン&マーカス(マクラレン兄弟)は、アル中の母親と母子家庭で育った。福祉局は母親を厚生施設に入れる算段をしていたが、母子は貧しいながらも愛し合っていた。そんな折、双子の兄ジェイソンは不慮の事故で死んでしまう。かくして母子はばらばらに引き裂かれ、マーカスは養子に出された。
サンフランシスコに住む霊能者ジョージ(デイモン)は、その能力を嫌いイタコの商売から手を引くことにした。心機一転イタリアン教室に通い始めた彼は、メラニー(ハワード)と出逢い惹かれ合う。ところが彼女に能力を知られ、請われて口寄せをしてみたものの、それ以来彼女はジョージの前から姿を消してしまった。
そんな<死>にまつわるエトセトラの3人が、ロンドンで出会う。果たしてその出会いは何をもたらすのか…。


クリント・イーストウッドの出ないクリント・イーストウッド監督作品。「硫黄島2部作」以来か。
津波がテーマの作品かと思ったら、死後の世界でしたか。「愛・旅立ち」。
まあディザスターも好きだしオカルトも好きだけど、どうかねこれ。結局マリーとジョージの出逢いに収れんされてしまうというオチは、ちょっと違うんじゃないか。クリントさんはロマンスが好きだなあ。
2004年のスマトラ津波、2005年のロンドン地下鉄爆破事件なんていう単品で扱っても1本映画ができそうな事件を、サラリと使って流してしまうクリントさん。「長い人生にゃそんなビッグイベントのひとつやふたつ、存在するけどそれで終わりじゃないよね」というメッセージか。さすが人生の達人。
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