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2013年09月12日 22時27分19秒 | 邦画>★★
2012年/邦/降旗康男監督/高倉健 田中裕子 佐藤浩市 長塚京三 ビートたけし 草なぎ剛 綾瀬はるか 三浦貴大 余貴美子 大滝秀治
2013年8月18日 テレ朝日曜洋画劇場特別企画

【あらすじ】
富山刑務所の嘱託職員倉島(高倉)は、歳の離れた奥さん(田中)を病気で亡くしたのだった。彼女の遺言により、1通の手紙が故郷長崎の郵便局に預けられ、海に散骨することになった。バンを自らの手で無理矢理キャンピングカー風に改造し、お骨を助手席に長崎へ向かう倉島。飛騨高山で山頭火男(ビート)、京都でいかめし男(草なぎ)、大阪の販売会場で同僚男(佐藤)と出会う。更に下関や門司で再会イベントも発生し、やれやれやっとのことで長崎に到着すると台風に見舞われる。
長旅の末手にした手紙に書かれていた言葉、食堂の看板娘(綾瀬)とその母親(余)、そして婚約者(三浦)とそのじっちゃん(秀爺)との出会い、漁船からの散骨…。更にラストでは、食堂母子とあの人の関係が明らかに…!?


これ何映画なの?ってくらい、なんにも感慨が湧かなかった。まあそりゃ、伴侶を亡くすどころか伴侶すら居ない人間に、感動しろというほうが無理があるか。降旗康男も好きじゃないし。
それでも、公開前宣伝は凄かったじゃない。健さんとたけしさんがバンバンテレビに出て、さも凄い作品ができたみたいなこと吹聴してた。あれ何だったの?え?日本アカデミー賞なの?みんなほんとにこれが面白かったの?
間の悪いことに、高倉健…今年だけで網走番外地を4本観てるのよ。んでロードムービーだからさ、5本目みたいな気分で見ちゃって、「橘も老けたなあ」なんてとぼけた感想しか出てこなかった。「網走」ならたけしさんが出てても違和感ないし…。
ところで、同じ散骨ロードムービーである「デュー・デート」を観たばかりだったので、たけしに淹れたコーヒーがお骨だった、みたいなネタを妄想してしまいました。ボーナストラックに是非ほしい…。
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