サイレント・ワールド２０１２ 2012:ICE AGE

2011年／米／トラヴィス・フォート監督／パトリック・ラビオートゥー　ジュリー・マッカロー　ニック・アファナシエフ　ケイティ・ウィルソン　カイル・モリス／オリジナルビデオ
2013年8月21日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
グリーンランドの火山が大規模な噴火を起こし、氷河が巨大な氷山となって南下、北アメリカ大陸東部へ猛烈な速さで迫っていた。
メーン州に住む気象庁（…ではないと思うが）勤務のビル（オートゥー）は、娘ジュリア（ウィルソン）をニューヨークの大学へ送り出したところだった。氷河の接近を知ったビルは、官公庁（？？？）に勤める妻テリー（マッカロー）とブサイクな息子ネルソン（アファナシエフ）を無理矢理連れ出し、Ｎ．Ｙ．でジュリアを拾ってフロリダへ逃げようと模索する。しかしあっという間に、氷河がもたらした天候悪化で夏だというのに極寒の様相。飛行機は飛べずパニックに陥った民衆は道路を塞ぎ、連絡を取ろうにも電話回線は輻輳して状況把握もできない。空軍による氷山爆破ミッションで吹っ飛んだ氷のどデカい破片が街を破壊し、冷気が生きた人間を立ち凍らせる。パニックに便乗した火事場泥棒も現れ、乞食は宗教を演説し始めた。果たしてビルたち一家は無事再会することができるのか。そして東海岸の、いやさ世界の運命や如何に…！？

９月に入ってからは何故かずっと邦画を観ていて、気が付けば半月ぶりの洋画観戦、だというのにこんな作品だ。まあ劇場用ではなくビデオ用作品なのでこの程度でも頑張ったほうとは言えるかもしれないが、もういつも思う、金がないなら、テクノロジーに制限があるなら、こんなテーマを選ばなきゃいいのに！と。
先月観た「ソーラー・ストライク２０１２」と似たり寄ったりで、メジャー作品「２０１２」の影でこんな安物２０１２モノが跋扈していた。考えようによっては、午後のロードショーを逐一チェックしているお蔭でその事実に気が付くことができたわけだ。どうでもいいけど、パチモン観る前に本物が観たい。
パチモンなんでいちいちおかしな映像にツッコミを入れる気はないが、息子役ニック・アファナシエフ君が何気にシュワルツェネッガー顔だったことは書き添えておきたい。