暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ビリー・ザ・キッド/21才の生涯 Pat Garrett & Billy the Kid

2008年03月06日 22時38分18秒 | 洋画>★★
1973年/米/サム・ペキンパー監督/クリス・クリストファーソン ジェームズ・コバーン
2008年3月5日 日テレ 水曜シネマ

【あらすじ】
ようやくフロンティアが終わろうとするニュー・メキシコを舞台に、21歳の若さで死んだ希代の無法者ビリー・ザ・キッド(クリストファーソン)と、彼を追うパット・ギャレット(コバーン)の対決を描く。
(goo映画より抜粋)…これ以上のことは、分からなすぎて書けません!

21才に見えません。と思ったら、キッド役クリス・クリストファーソンは'36生まれ…!!!?’73年作品でしょ!?
ところで、ビリー・ザ・キッドと言えば…ワイアット・アープと並ぶ、西部開拓時代の実在の英雄…というくらいの知識しか持ち合わせていない。まあ日本人ならそんなもんでしょ。
でもアメリカでなら話は別。ビルとテッドも連れて来るくらいだから、ヒールと謂えども重要な歴史人物なのだ。
だからアメリカ人であれば、キッドとギャレットがどういうアレでどうしたこうしたというエピソードは言わずもがなで刷り込み済み。折々のエピソードを、ペキンパーのカッコイイ映像で堪能するだけで良いのだ。
だから映像としては、甚だカッコイイことこの上ない。それは分かる。
でもキッドを上記のような知識レベルで見る我々にとっては…何が起こっているのか分からないのだ。
例えて記せば、石川五右衛門と豊臣秀吉だよ。
「世の中に 砂の真砂は尽きるとも…アチチ!」釜茹の刑
時代は戻って、木下藤吉郎と五右衛門。日本人なら木下=秀吉は直結だが、外人さんには解説が必要。
更に織田信長、明智光秀がごく自然に物語に参加。日本人なら描かれていない部分を脳内で補えるが。
ま、そう言った意味合いで、余程の西部マニアでなければこの映画は難しい。
でも男気は伝わる。これはある意味凄いことだと思いますぞ。
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もういちど逢いたくて/星月童話 Moonlight Express

2008年03月06日 00時06分09秒 | 洋画>★★
1999年/日・香/ダニエル・リー監督/常盤貴子 レスリー・チャン
2008年2月13日 テレ東午後のロードショー〔バレンタイン特集〕

【あらすじ】
婚約中の瞳(常盤)と三沢(チャン)が、自動車事故。三沢は命を落としてしまう。
失意の瞳は、三沢が住んでいた香港へ。何と香港には、三沢に瓜二つの男・セ・ガーボウ(チャン・2役)が居た!瞳はガーボウを追っかけ、お知り合いになることに成功。ガーボウを連れ回し、三沢との想い出に耽る瞳。いつしかガーボウの方が、瞳にぞっこん!
一方ガーボウは、仕事である潜入捜査で裏切りに遭い窮地に立たされた。
ガーボウの運命や如何に!?涅槃で待つ!


邦題から、「星願/あなたにもういちど」みてーなトンデモ映画かと訝っていたが、それほどではなかった。しかしいくら顔が似てるからって、あれだけ性質が違ったら偏桃体が拒否反応を起こすだろうに。
<三沢は日本語が上手>という設定だったようだが、口の動きから見るとレスリーは広東語しか喋っていない模様。香港パートでは常盤が頑張って広東語で台詞を喋っていたようだが、日本パートでは日本語⇔広東語で堂々と会話を交わしていた。
更にガーボウに日本語は喋れないだろうところを、日本のトモコと国際電話で立派に日本語⇔広東語で意思疎通させていた。と、思う。トモコは広東語喋ってたのか?もしくは間を取って、英語で会話してたとか。吹き替えじゃ分からんが。
まあ何にしろ、ガーボウのシビアな仕事状況に対し、瞳は何とも暢気に恋愛を楽しんでいる。この温度差には呆れるね。
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