お父さんと靴

2013-04-02 01:10:36 | Weblog
先日自転車で走ってるとショッキングな出来事が起きた
ショッキングというと大げさだが個人的には結構落ち込んだ
それは工事中の道路の手前で警備員に止められたときに起きた

警備員に止められても普通に通る人もいるが俺は必ず止まることにしてる
そしてOKが出て通り過ぎるとき向こうは一礼するが、
俺も軽くお辞儀をして通り過ぎることにしている
同じ働いてる人間として少しでも気分よく仕事をしてほしいからだ
恐らくバカな奴が大勢いて多少イラつきながらやってると思う
そして暑い日も寒い日も1日中立ちっぱなしでやっている
本当にご苦労様ですという気持ちである

しかしそれはその警備員によって突然もたらされた
いつものように向こうからの車をやり過ごすためストップがかかった
そして普通に待機して、向こうの車が途絶えてOKの合図が出た瞬間である
恐らく50代であろうおばちゃん警備員の口から突然その言葉は発せられた

「ハイ、お父さん、どうぞ」
一瞬ポカーン状態である
自分がお父さんと呼ばれたのは人生初だと思う
もちろん50歳目前だから誰が見てもお父さんであり何も間違っていない
しかし、いざ言われると結構きついものである

俺は独身で就職経験もないので気持ちの中ではいまだに若いとは言わないが、
それほど老け込んでるという自覚はなかった
とにかく社会経験ほぼ0で未熟なまま年だけ取ってきたので、
中身が年齢に追いついてない状態である
そこでいきなりお父さんと呼ばれたからビックリしたわけだ

そしてショックという言葉を使ったのは、そのときの格好である
まだ素顔なら分かるが、その日は帽子を深く被ってマスクをしていた
つまり極端に言うと目しか出ていない状態である
俺はそのスタイルで外出するときは、
結構若く見られてるんだろうなと勝手に思い込んでいた

しかし目だけしか出ていない状態でお父さんと呼ばれたのである
これはショックだった
他人から見れば目だけで十分お父さんだったわけである
そのときにもう俺はどうあがいても親父なんだと自覚した次第である

こう書くと今頃かよと突っ込まれるかもしれないが、
気持ち的にはマスクをすればギリギリ30代ぐらいに溶け込めてるかなと思っていた
しかしこれはもう観念するしかないだろう
おかげでこれからは変な欲を持たずに生きていける
ある意味警備員さんありがとうという気持ちである

さて先日靴を買い替えた
調べたら今の靴は丁度3年前に買ったものだった
もちろん1つしかないから3年間それだけを履き続けたわけである
夏場はサンダルが多いが、3年間ほぼ毎日履き続けたと言っていいだろう
俺は普段靴には意識がほとんどいってなかった
だから今どういう常態になってるのか一切知らなかった
ただ履ければいいという感じで過ごしてきた

そんなとき雨の中を歩いてるときに異変に気付いた
靴下が濡れてきたのである
どう考えても靴に穴が空いてる状態だ
ちょっと歩いただけで靴下から水が染み出るようになってきた

帰宅して靴を確認して驚いた
外側も内側もボロボロになっていたのである
俺は外で知ってる人に会うことはほとんどないが、よくこれで外出できていたものである
改めて見ると、さすがの俺でも冷や汗が出た
まさか知らない間にこんなことになっていたとは・・・
これが3年間履き続けた靴である
確か1000円ちょっとだったと思う




かかと部分




横の皮が剥がれ落ちていた




さすがにこれは買い替えなければまずい
そこでディスカウントショップに行った際に新しい靴を購入した
980円である



俺は靴に1000円以上は出したくないのだが丁度いいのが売っていた
だが問題はサイズである
俺は26.5なんだが在庫がなかった
だったら店員に聞けばいいんだが、そこで聞けないのが俺である
ましてバーゲン的に売られてる靴である
俺は仕方なく27.0を購入した
靴で長距離を歩くことはほとんどないし5ミリぐらいなら影響もないはずである

そして新しい靴での生活が始まったわけだが、すぐに違和感を覚えた
靴底がプラスチック?のような感じなのだ
地面に密着してない感じなのである
歩くだけならいいんだが自転車に乗るとペダルの上を滑る感じになるのだ
つまり不安定だから立ちこぎをすると足が滑ってペダルを踏み外しそうになるのだ



この突起部分がプラスチックに近い固いゴム?になっている

俺も色んな安い靴を買ってきたがこの感覚は初めてである
しかし買った以上ダメになるまで履き続けるつもりである
ただ今回はある程度見た目に注意しようと思う
もうあんな靴で電車に乗ったり買い物に行くのは不味過ぎるだろう

俺は靴には無頓着だったが靴下には結構神経を使っていた
職場でスリッパを履く機会があり、
また作業靴を履いてても穴が空いてれば見える危険があるからだ

だから定期的に穴が空いてないかチェックすることにしてる
たまに忘れて気付いたら穴が空いていて冷や汗をかいたこともあった
小さい穴が空いたら要注意で、あっという間にでかい穴になる

ただ俺は穴が空いてもすぐには捨てない
大体かかと部分に空くんだが、それを下にずらして履くようにしている
そうすれば穴が見えることはない
そしてある程度でかくなったところで新しいのと履き替える
捨てる直前はこんな感じである




だが1つ見落としてたことがあった
それは匂いである
俺は靴下は捨てるまで1度も洗うことはない
だから鼻を近づけると強烈な悪臭が襲ってくる

それは鼻を近づけたときだけだと思い込んでいた
だが周囲に相当漂っていたのではないかと思い始めた
誰も指摘できず我慢していた可能性もある
もう手遅れかもしれないが今後は定期的に帰りに会社の風呂場で洗おうと思う

いくら自分のとはいえ自分の洗濯機で洗うのは抵抗がある
会社の風呂場で洗面器にお湯を入れて手洗いするだけでもだいぶ違うはずである
もし今まで周りが悪臭を我慢していたとするならば本当に申し訳ない限りだ
だが靴下を毎日洗うなどあり得ないことである
今後は月に2~3回ぐらいは洗おうと思う
コメント
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