新隣人登場!、そして・・・

2012-05-26 03:18:46 | Weblog
ついにその日が来てしまった
空いていた隣の部屋の入居が決まった
まあ2ヶ月ちょっと空室だったので長く持ったほうだろう

その日、下の階で話し声がした
ドアに寄りかかって聞いてると部屋を見に来た人と管理会社の人間のようだ
下の部屋ならまあいいかと思って聞いてると下の部屋を見に来たものの、
上の部屋(俺の隣)のほうがいいと言ってるようだった
一応俺の隣は最上階角部屋なんで下よりも家賃が高い

そこで家賃について聞いていて大家さんとの交渉次第では、
下げてもらえるかもしれませんと説明されていた
2ヶ月以上空いてるので頼めば下げてくれそうである
そうなると埋まってしまう
一体どんな奴なのか・・・、一気に不安が襲ってきた
話し声では男だった

すぐにその夜、お気に入りに登録してる不動産サイトのその部屋をチェックした
するとまだ掲載されていた
交渉決裂で断念したのかなと少しホッとした

そして翌日、出勤のため下に降りるとポストのテープが剥がされていた
帰宅後すぐにサイトをチェックしたら・・・、そのページは削除されていた
ついにこの瞬間が来てしまった
問題はどんな奴かである
最悪のケースも想定しつつ眠れぬ夜を過ごした

そして2日後、下のほうがバタバタ騒がしい
ついに引越し作業が始まった
例によってドアの前に立って聞いてると女性の声が聞こえる
まさか女性か?そう思って聞いてると男と話しながら作業している
よく聞くと男のほうは引越し業者ではなく友達のようだった

まさかカップルで入居か?俺は全身の血が凍りついた
カップルだと常に話し声が聞こえるし、ましてヤンキーだったら目も当てられない
俺は絶望感の中でベッドに横になった

そして作業が終わって静かになったとき突然インターホンが鳴った
もちろん出ないが急いでドアの前に行くと、いないみたいだねという声が聞こえた
どうやら2人揃って挨拶するためにインターホンを押したようだ
俺の両サイドも何回か入れ替わってるが挨拶に来たのは初めてである

俺も越してきたとき両サイドに挨拶しようと思っていた
だが何か買ってくるべきか迷ってる間に両方とも出て行ってしまった
単身者用のマンションで挨拶するというのは結構勇気がいるものである
そう考えると、常識のある人間というか迷惑を掛けまくる住人ではなさそうだ

そしてもう1つ質を見分ける方法があって、それはドアの閉め方である
何も考えずドアをバタンと閉める奴は要注意なんだが、
その住人は明らかにドアに手を添えて静かに閉めていた
これは周りのことを考えてる証拠であり、一応安心した次第だ
こういう人間は以前ドアの音で悩まされた経験があって、
ドアを閉める音がいかに隣に響くか分かってるのだと思う

そういう俺も当初はバタンと音を立てて閉めていた
1人暮らしが初めてだったんで、そんなことは眼中になかった
というか音がこれほど漏れたり響いたりするとは夢にも思わなかったのである
途中から気づいたが当初は両サイドとも迷惑だったと思う

その頃は夜勤をやってて朝の4時ごろ帰ってきて何も考えず閉めていた
まさかこれで両方とも引っ越したわけではないだろうが・・・


そしてその隣人のライフスタイルだが朝に出て夜に帰るという健全なものであることも分かった
ただ、常時2人で住んでるのかは不明だ
現時点では1人しかいないように思える
いずれにしろ1ヶ月ぐらいすれば住人の全体像が見えてくるだろう
それまでは安心というわけにはいかない
ただ新しい隣人が決まったことで一区切りついたことは確かである

さて、それと並行して嫌な感じの事態が進行してる
それは、もう片方の隣人である
生活保護なのか働いてる気配がなくいつも部屋にいるというあの男である
その部屋から人の気配が消えたのである
かれこれ10日ぐらい経過している
夜も電気が消えたままで物音1つしない

以前から生活音がほとんどしなかったが何らかの音は聞こえていた
そして夜は電気が点いていた
それがここしばらく全然なしである
その男が越してきて、もうすぐ1年だがこんなことは初めてである
非常に嫌な感じである

まさかとは思うが警察や管理会社に電話して何もなければ赤っ恥である
旅行とか実家に戻ってるだけかもしれない
ただ、部屋にいないのは確かである
仮に何かあっても働いていなければ発見が遅れることになる
非常に嫌な感じである
さりとて何も出来ないので、もう少し様子を見ようと思う
コメント
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