借りぐらしのアリエッティ

2011-12-25 03:28:15 | Weblog
今回は相当気持ち悪い内容になると思うが、ご容赦いただきたい
先日録画しておいた借りぐらしのアリエッティを見た
16日に日テレで放送されたもので見た人もいると思う
映画館で見たという人もいるだろう

俺はジブリ作品が特に好きなわけではないが千と千尋の神隠しをテレビで見て、
結構面白いと感じたのでテレビでやるときはちょくちょく見ている
もちろん個人的には微妙な作品も多く今回も軽い気持ちで録画した

俺は起きたらテレビ欄をざっと見て面白そうな番組があれば一応暇つぶしにもなるんで結構録画する
ドラマ、映画、バラエティー、ドキュメンタリー系など幅広く録画してる
とにかくHDDレコーダーのおかげで気軽に録画できるようになったのが大きい

そしてその日もテレビ欄を見て話題作だったのと次の日が休みだったんで軽く録画した
そして見たわけだが、淡々と時間が過ぎていった
世間の評価は割れてるようだが個人的には面白かったし飽きることなく見続けられた
だが特に山場もない感じで進み、時計を見ると終わりに近づいてる

おいおい・・、これで終わりかよと思ってるとき、1つのセリフで状況は一変した
見てない人のために簡単に説明すると人間の掌に乗るほどの小人の家族が人間の家に隠れて住んでいて、
色んなものを借りて(盗んで)生活してるという話で、その小人の家族の娘がアリエッティという名前である

そしてもう終わろうかというときに人間の家に住んでた少年とアリエッティが会話をするんだが、
少年がアリエッティに君たちは滅び行く種族なんだよと言うと、
アリエッティが私たちは生き延びなきゃいけない、簡単に滅びたりしないと言い返すシーンが流れた

このセリフが心に突き刺さってしまった(笑)
そこで普通は自分たち人類に対する警鐘と捉えたり、
これまでに絶滅していった動物たちに対する悲しみを抱いたりすると思う

過去に滅びた動物たちも日々命をつなぐために必死だったはずだ
それでも環境の変化に対応できなかったり人間によって絶滅させられたわけだ
本当は彼らもアリエッティと同じように叫びたかったのではないかと思う
それを思うと本当に切ない
俺ももちろんそれを思って、いたたまれない気持ちになった

だが俺はもっと上を行ってしまった
アリエッティのことが心配でたまらなくなってしまったのだ
新しい人間の家を探すにも大変だろうし、
見つけられたとしても人間に見つからないように生きていくのは大変である
もし見つかって生け捕りにでもされたら・・・

本気で心配してるうちに軽いうつ状態になってしまった
心配で仕事も手に付かず夜も中々眠れなかった

ビデオは2回見たが切なくて3回目は見れてない
そしてようやく落ち着いて、こうやってアリエッティについて書き込めるようになった次第である
平常運転に戻るまで3日ぐらいかかった
それでもまだ本来の速度は出せず徐行運転してる感じである

しかし俺は本来ここまで映画やドラマの世界に入り込むような人間ではない
どちらかというと軽くサクッと見てるほうだと思う
しかしなぜここまで入り込んだのか不思議だ
まさかアリエッティに恋をしたわけでもあるまい(笑)

しかし俺の部屋に度々クモが現れると書いてきたが彼らも必死なんだろう
今後、いわゆる害虫が全部アリエッティに見えたら大変だが考えさせられる映画だった
もう少し精神的に落ち着いたらもう1回見てみようと思う
コメント
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