雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

髭彦閑話43「ふるさと福島の原発危機」⑤

2011-04-08 17:08:07 | 髭彦閑話

3月25日(金)

(10:46)
すでにしてチェルノブイリに次ぐといふ故郷覆ふ核の汚染は

(12:37)
塩谷喜雄「未曾有の震災が暴いた未曾有の「原発無責任体制」」(3/17)
科学ジャーナリスト・塩谷喜雄氏の、実に的確・明晰な2論説。
これは必読だと思う。
塩谷喜雄氏の経歴は、「1946年生れ。東北大学理学部卒業後、71年日本経済新聞社入社。科学技術部次長などを経て、97年より論説委員。コラム「春秋」「中外時評」などを担当した」という。

(21:19)
13歳のタレントが「批難覚悟で・・・・」書いているブログ。
これこそ、原発危機版「裸の王様」!


3月26日(土)

N田さん
メール拝見。
ふるさとの原発危機の深刻さが次第に明らかになりつつあるので、心が晴れません。
3.11以降、ジョギングも14日に一度ちょっと走っただけで、もう10日以上やっていないので、体が<O和さん化>しつつあります。
見沼行きも2週連続中止にしてもらいました。
外出も、19日以外は23日に北大に合格した卒業生2人たちと新大久保にサムゲッタンを食べに行ったのと、昨日、昼飯を例の長寿庵に食べに行き、その帰りに六義園に寄っただけです。
写真も久々に撮りました。
原発危機は僕がどれだけ心配してもどうこうなるわけではないのですが、すべてを捨てて避難を余儀なくされ、いつ故郷に帰れるかもわからなくなってしまった親戚の人たちをはじめとする、膨大な被災者・避難民の人たちことを考えると、のんきに遊んでいていいのかという気持ちをどうしても捨て切れません。
どこかで区切りをつけて日常生活に戻らなければと思うのですが、正直なところ、まだできていません。
というわけで、「啓蟄」のお誘いは大変うれしいのですが、僕はもう少し土の中にこもって春を待ちたいと思います。
4月4日~6日に、つれあいと奈良に行くことになっています。
小泉淳作の東大寺の襖絵が公開されるのを見がてら、花見をするつもりで前から計画していたものです。
宿も取ってあるので、原発危機がとんでもないことにならないかぎり、これは何とか行くつもりでいます。
そういう訳ですので、とても残念ですが3月の旅は僕を除いてお願いします。
原発危機回避の目途が立って、また共に旅が楽しめるようになることを願うばかりです。

(15:49)
石橋克彦「私の考え―2011年東北地方太平洋沖地震による「原発震災」について―」
1997年から「原発震災」という先駆的な概念を提唱し、警鐘を鳴らしてきた、地震学者石橋克彦(神戸大学名誉教授)の必読論稿

(15:50)
秋冬に劣らず春もおそろしき季節とならむ核の襲へば

(22:50)
H野さま
メール、海城の方から転送してもらい拝見しました。
当日、大変なご苦労をなさったようですね。
その後のご無事をお祈りします。
広瀬隆のはネットで見ました。
実は、僕が6歳まで生まれ育った故郷が福島第1原発から3キロのところで、従兄たちや親戚はすべて避難を余儀なくされています。
ゴーストタウンとなった故郷を思って、なおのこと心の痛む日々を送っています。
なんとか最悪の破局だけは回避できるようにと、願うばかりです。
6年前から始めたブログにその辺のことも載せていますので、覗いていただければ幸いです。
くれぐれもご自愛のほどをお祈りします。
ありがとうございました。

(23:04)
K谷くん、こんばんは。
メール、ありがとう。
卒業式、花を副えましたね。
ユーモアと真情が一体となって、すばらしい企画でした。
K谷くんも実に堂々と立派でしたよ。
僕もお役に立ててうれしかったです。
受験の方は残念だったような話も伝わってきましたが、もしそうだとしてもK谷くんなら1年まじめに頑張れば希望の大学に必ず入れます。
もしスランプに陥るようなときがあれば、一声かけてください。
新大久保でディープな韓国料理でもご馳走してあげます。
健闘を祈ります。


3月27日(日)

(10:24)
2号機で原子炉内の1000万倍!の放射能。東電は、3号機のプルトニウ漏洩を検査もしていなければ、そもそも検査器機自体を持っていない!!
「非情な政府です(悲)」小出裕章・京大原子炉 全文聞き起こし3月25日たねまきジャーナル(毎日放送ラジオ)

(15:20)
今中哲二氏「福島県飯舘村のセシウム137による土壌汚染レベルの推定」 
チェルノブイリ原発事故の当初の強制移住レベルの2倍以上
 1990年にベラルーシ最高会議が決定した強制移住レベルの約6倍
 政府は:速やかに住民の避難区域を拡大すること。とりわけ妊婦・乳幼児の避難を。 汚染に関する詳細な情報を公表すること

(15:53)
勝間和代の<妄言>を理解するために。
今中哲二氏「チェルノブイリ事故による死者の数」(2006年)
「最終的な死者の数は10 万人から20 万人くらい、そのうち半分が放射線
被曝によるもので、残りは事故の間接的な影響」

(19:18)
―<京都大学原子炉実験所助教・今中哲二氏と小出裕章氏に捧ぐ>

原発の危険を究め四十年 偉き人らは未だ<助教>と

傾けよ今こそ異端の助教らにわれらが耳を危機の最中に

                   *

日本の国民が今の原発危機で耳を傾けるべきは、広瀬隆氏や武田邦彦氏などではなく、小出裕章氏・今中哲二氏(京大原子炉研究所助教)だと思います。
「なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち」(毎日放送、2008年放映)を、ぜひぜひご覧ください。

(23:46)
なみへいさん、僕の生まれ故郷の富岡町夜ノ森は双葉町の隣町です。
これまでの日常をすべて失って、いつ再び故郷に帰ることができるかも分からず、原発危機のいっそうの深刻化を異郷で知らされる方々。
しかも、身内で今なお第1原発で決死の作業に当たっていらっしゃる方もあると聞いています。
すでに大量の放射能拡散があり、それを押しとどめることができるのかどうか、固唾を呑む毎日です。


3月28日(月)

(9:35)
放射能汚染のホットスポットになっている飯舘村に、今中哲二氏らが今日・明日調査に入るそうです。

(16:53)
決死の作業をしている現場の人たちに対して、食事も毛布もちゃんと供給していないとは!
「第1原発に作業員450人=食事は1日2回、雑魚寝状態-福島」

(17:39)
駅は残っても、いわき市の中で最も壊滅的な被害を蒙ったのは久ノ浜のようですね。
そこに原発事故が追い討ちをかけました。
A宮の親戚が無事だったのは、何よりでしたね。

(23:10)
原発に官産学の<村>ありて利権・出世を貪り来る



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