核武装ねらふ輩の列島に原発つくる暗き歴史の
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その中に、今回福島で起こった事例も書かれています。
(五)巨大地震時に津波が発生すると、発電所内へ進入する遡行してくる高波とともに、逆に潮が引いて海面が下がることによって冷却水が異常を来す場合がある。そこで、総ての原発のそれぞれの冷却水の取水口の位置(標準水面から幾らか)と波が引いた時の海水面の高さが標準水面から幾ら下にきているかの関係を明らかにして、巨大津波の発生時にも機器の冷却がうまくいくのか、国内の総ての原発について示されたい。
天漢日乗
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2011/03/2006-071-f3d1.htmlより
国会での追及も含めて実に鋭い指摘であり、これを無視した東電と政府、官僚、御用学者たち、そしてマスコミは、万死に値します。
ただ、吉井議員の属する政党が原子力の「軍事利用」には反対しても「平和利用」には賛成してきた歴史が、完全には清算されていないように見えます。
明日に迫った都知事選でも、「原発推進」論者の権力亡者の圧倒的優勢が伝えられて、「脱原発」を訴え始めたように見えるK候補の訴えは、残念ながら都民に浸透しているようには見えません。
もっと早くから、ソ連や中国の核開発を防衛的なものとしたかつての決定的な誤りとも連動した、原子力の「平和利用」の肯定路線と決別していれば、局面は違っていたかもしれないと思います。
あの危険な権力亡者の退場を見る絶好の機会であっただけに、残念です。
先日の東京新聞に小出裕章氏の話が掲載されていました。心ある方にとっては、棘の学者人生だったのですね。
わが家は『東京』(僕)と『朝日』(つれあい)を取っていますが、原発報道に関しても断然『東京』のほうが良心的です。
社説は依然として<より安全な原発>路線を越えていませんが、特に「こちら特報部」は<脱原発>路線に踏み込んでいるように思います。
昨日の見開き2ページの小出裕章特集は見事でした。
小出さんたちにはむろん遠く及びませんが、僕も同様の志を保ち、一社会科教師としての人生を送って来たことを、改めて誇りに思っています。