0010110 ハートの贈りもの―2020―黄金時代08年 

2020-光あふれるニューアースを共同創造し、さらにアセンションを目指します。ワンネスを体現していきます。

4月2日:お変わりございませんか

2011-04-02 14:06:19 | 震災後の日々
4月2日:お変わりございませんか
○○様、

こんにちは。いつもお世話になっております。その後、皆様、お変わりございませんか?

さて私たちの近況ですが、おかげさまで避難生活は家で、特に大きな不自由もなく過ごすことができました。電気、水道、ガスがないのは不便でしたが、食料や水のストックはあったので、大丈夫でした。ただ、放射線が怖かったため、とにかくKを外に出さないよう、仕事に出かける主人以外は、私たちは一歩も外に出ずに家にこもって過ごしました。

先週末に東北道が走れるようになると、長野県○○市の父母が車でKを迎えに来てくれましたので、○○市に疎開させました。4月に入りましたが、現時点で放射線はこの辺りでは低いとはいえ、まだ福島原発が予断を許さない状況で、この先何が起こるかわかりませんので、事態が急変してからでは遅いと考え、このまま数ヶ月は○○に残すことにし、学校は転校手続きを取りました。

本人も、地震当日、親になかなか会えなかった恐怖や、暗闇での避難生活、その後見聞きした海岸沿いの悲惨な映像等で、子どもなりにトラウマを負っているかと思いますので、田畑と川と山林しかない丘陵地帯の14人学級で、のんびりと心を癒し、かつ、たくましく過ごしてほしいと願っています。

毎日、スカイプで話していますが、終日外で遊び、冬眠中の蛙を掘ったり、川に釣りに出かけたり、また、スポーツ少年団の野球チームにも入るようで、こちらで忙しかった習い事もすっぱりなくなり、至極ハッピーに暮らしています。

主人と私は、仙台を離れる予定はありません。代わって、○○の父母にしばらくKの面倒を見てもらうことになりますが、幸い父は昨年、○○を4期務めて引退しており、まだまだ元気で時間もできましたので、地縁・血縁のしっかりした輪の中に置くことに安心感があります。

また、○○の英語学級も長期欠席の手続きを取ったので、英語の遅れが心配ですが、まあ何とか後からでも遅れを取り戻す方法はあると思っています。叔母の1人が同時通訳者で、その連れ合いが○○の社長なので、少し海外の事情を聞いてみて、サマースクールや留学に出すことも検討しています。

3・11を境に、日本人の暮らしも未来も意識も変わってしまった気がいたします。主人も私も人とつながって、一緒に手を携えて日本の再生に取り組んでいきたいと思いますが、その前に、日本の将来を担う子どもの教育は、今までのように大量に知識を詰め込んで進学校に行かせることがベストとは思えなくなりました。しばらくは、自然の中で思いきり遊ばせ、自然からパワーをもらい、生きる喜びや未来を作る創造力を培っていってくれればと願っています。

すみません。長くなりました。

以上のように、家族全員元気に過ごしておりますので、取り急ぎご報告まで。しばらくの間、Kの姿は見えなくなりますが、どうぞご心配なきようお願いします。ご家族の皆様にもよろしくお伝えください。

最新の画像もっと見る