竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

「古事記展」(奈良国立博物館)に行ってきました!

2012年07月06日 | 日記
昨日午後、「古事記の歩んだ道」展を奈良国立博物館で見てきました。



昨日は雨模様でしたが、高校生たちも熱心に見ていましたよ。



これが、国宝の「古事記」真福寺本です。
倭建命の東国征伐を語る景行記の載った中巻です。



本居宣長が付箋を付けて書き込みをして愛用した所持本「寛永21年(1644)版木本」です。
やがて、彼の「古事記伝」が寛政2年(1790)より書かれるわけです。



明治に入ると、日本の昔話の英訳本が出るのですが、
これは、チャムバレイン著・鮮斎永濯画「やまたのおろち」です。
八岐大蛇が八つの頭から酒を飲んでいるところです。

今年は、古事記撰録1300年の年です。

その著者の太安万侶の墓誌も展示してありました。



墓誌は、高円山を越えてさらに奥の此瀬町の茶畑で昭和54年(1979)に発見されたものです。
その墓は、今は「史跡太安万侶墓」として整備されています。


2011.9.24.    撮影:竹原威滋

一室だけで展示点数は多くないですが、貴重な文書が一堂に集められ、
平素は見れない貴重な展覧会でした。

7月16日(月曜日・海の日)までです。是非、あなたも見に行かれませんか!


まだ、うっとうしい梅雨が続きますね。お元気で!