竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

民話に関する国際学会があるのをご存知?!

2011年11月21日 | 日記
今日はメルヘンや民話の国際学会のことを話ましょう!

「へーえ! 日本昔話学会があるのは、このブログで読んで知っているけど
国際学会まであるの?」と驚かれるみなさまもおられるかもしれませんね。
そう、あるのです。

International Society for Folk Narrative Research
といいます。

日本語では「国際口承文芸学会」ないしは「国際民間説話学会」と訳されています。
(公式の日本語の学会名称は定まっていません)

1959年に創立大会があり、1962年に正式に設立され、ほぼ4年に1度、国際大会が開催されています。
世界の80ヶ国から約700人の会員がいます。

詳しくは、下記の学会HPをご覧ください。

INSFNR


私が初めて参加したのは、確か1978年、スコットランドのエジンバラで開催された大会でした。

以下の写真は、主催者のエジンバラ大学のブルフォード教授が民俗衣装(男のスカート)を来て、
レセプションにおいてマックス・リュティ教授夫妻を出迎えているところです。


私の撮った貴重な、私の恩師リュティ教授夫妻の写真です。
(写真をクリックして、拡大して見てくださいね。)

それ以来、何度か大会に参加し、研究発表をしてきました。

次回の大会は次の通り開催されます:

●国際口承文芸学会 (ISFNR) 第16回大会 (予告)
 2013年6月25日~30日 ビリニュス市(リトアニア共和国)
 ビリニュス大学 リトアニア民間文芸研究所
 総合テーマ:現代社会における口承文芸、その統一性と多様性
 学会参加申込:2012年6月30日までに
 研究発表申込:タイトルと要旨(300字以内)を2012年10月1日までに。

詳しくは右記サイト参照:第16回大会

前回の大会の様子は、故櫻井美紀さんのHPをご覧下さい。

ギリシャ15日間の旅

今回は、国際学会の紹介でした。