スマート フォーツー ブラバス に試乗

昨日のブログで書いた通り、
K氏の所有される
２代目スマートフォーツー451系「ブラバス」は
はるばる帯広から、購入された茨城県土浦市の
Bow Motor Worksさんで車検整備をされ、
お逢いした日の夕方の便で
大洗からフェリーに乗るというので
早速9.5kmほど試乗をさせていただきました。



見るからに凄いオーラを見せる「ブラバス」は
84馬力の999㏄ターボ
（※下級グレードにはノンターボもある）
を超える102馬力。
トルクも通常の27 N⋅mを超える147 N⋅mを出すので
さぞじゃじゃ馬だと思いきや、
意外にもスムーズにスタート。
運転は普通のスマートと同じだ。
ただ、センターマフラーから聞こえるサウンドは
標準とは全く違うスポーティーさを感じます。



切削加工された
純正ブラバスホイールは、
前が16インチリアが17インチ。
見るからに「お煎餅に海苔」状態のタイアは
土浦市街のカントリーロードでは、
ドシンバタンの大合唱が始まったものの、
路面が荒れていないと、路面をガッチリ掴む感覚。
それでもリアエンジンリアドライブで、かつ
パワステ付きだから、運転に興味が無い人でも
普通に扱えます。



しかし、奥までアクセルを踏み込むと
話は変わります。
笑っちゃうような加速が背中を押します。
これは面白い！
初代450系スマートのドッカンターボは、
こんな所に残っていたと感心。
ただ、荒れた路面での突き上げはかなり強かったです。
これは、しっかりしたシャシー構造と
高速を意識したタイア＆サスペンション
だから仕方ありません。





本国情報だと、当時の販売名は
「スマート・スタイルド・ブラバス」と言う名称で、
初代450系とは違い、スポーティーモデルや、
パリやロンドンなどで売れる小さな高級車を
目指していたようですが、
結局はブラバスの威信をかけてチューンされており
最高巡航速度が154km/hと、ノーマルを9km/hも
上回っていて、内外装だけでなく車体内部にも
明確な違いがあるようです。



以前試乗させて頂いた
横浜在住T氏のノーマルモデルも
十分楽しかったですが、
ブラバスの物凄いトルクは、
スマートの違った楽しみ方を体験する事が
出来ました。



既に97,000kmも走られていましたが、
Bow Motor Worksさんの整備で、
完璧にされていましたので
シッカリ感は満点。



このお車、北海道のK氏宅に着くと、
冬場は仕舞われてしまうとか。
お楽しみは春まで待たれるのでしょう。

＜試乗協力＞
K氏（北海道帯広市）