お盆にイースターリリー

とにかく暑い夏。
ご近所の84歳のお爺さんが、
「私の人生で初めての暑さです」
と言うんだから、やはり普通ではありません。

赤道に近ければ近いほど
暑い事に慣れていると思いきや
東南アジア出身のビジネスマンS氏は、
「ひろしさん、こんなに湿度がある国は日本だけです、辛いです」
うーん、異常気象であります。



生垣に、今年７月、突然伸びたユリ。
大中4株があり、そのうちの２株が開花を始めた。



２９年間住んていて、いきなり生垣の中に咲いたことから、
鳥（の糞）が持って来たのかも知れません。
品種は日本の山々に生息するテッポウユリのようだ。
そして驚く我が家。



今から１４０年以上前、酪農で大成功を収めた僕の祖先は
イースターリリー（テッポウユリ）がアメリカで人気と知り、
千葉の館山で育て、埼玉県で加工し、横浜港から北米に輸出をして
再びビジネスで成功をしたという。（この会社は現存するらしい）
花に詳しい人によると、日本の山で良く見かける
テッポウユリを商用で育てている生産者は、今や
１～２軒しか無いレア品種になりつつあるらしい。



さて、テッポウユリを近所で調べてみると隣家に２軒、
近くの大きな公園では10株以上見かけました。
自然に種が土に返り、綺麗な花を咲かせるなんて、
都会では夢にような話です、
（いつも雑草には悩まされますが）



我が家のお盆（７月）に咲き始めて
今の時期もギリギリ咲いているイースターリリー。

7月まで人生初の大仕事をして、
今は繁忙期の家業に追われ、落ち着かないでいる僕に
御先祖様たちが、メッセージをくれたのかも知れない。
観測史上稀な暑さの中、もう少し頑張らなくてはいけないのだが
程々も必要なようでして・・・。