エッティンガーゴルフ２ 16ベンチュラーに試乗(＃１）

ある本を読んでいたら、
「子供の頃に受けた影響は、反射的に残り、ティーンエイジ（13～19歳）に
受けた影響は画像と共に心に残る」
という。

僕にとって前者は、３歳から習っていたピアノの音や、
父の友人が所有していた新車のエッティンガーゴルフ１型が奏でる排気音である。
後者は、当時崇拝していた指揮者カラヤンの記事や、雑誌の出ていた当時の
エッティンガーの正規輸入元Toy's Boxの記事だった。

そんな僕だからフォルクスワーゲンやアウディー、メルセデスベースの
エッティンガーを入手寸前のチャンスが何度かあっても、
程度の悪さや、偽改造車という事が分かり、
所有する楽しみどころか、試乗する喜びに出会える事も無かったのです。


このブログを始めてから、多くのエッティンガー情報が寄せられ、
そして今夜は、オーナー様からのご好意により、横浜まで運んでいただき

「ご自由に試乗して下さい」

というお言葉まで。
そして僕は、新車コンディションにレストアされたゴルフ２のドアを開け、
レカロシートに体を任せ、レストア後8,000kmしか走行していない車のギアを
1速に入れた。メーターパネルは画像の通りだ。


そしてクラッチミートした瞬間・・・エンスト（笑）。
ウルトラスムースなエンジンは、僕に先制パンチをくらわせてくれた。
そして再度トライして、僕は試乗をスタートしたのだった。

＜取材協力＞
Ｉ氏（エッティンガーVWゴルフ２　GTI16Ｖ）