goo

190E (27年 18万2373㎞) 家族旅行



事の発端は、近所の路上でエンコしてヤナセにレッカーされたのが2014年3月。
フューエルポンプの不具合から出たものだったが、その時にエンジンのヘッドに
水が少量入っている事が判明。



その後も頻繁に買い物には使われていたものの、
5月には母が年齢を考慮して、車を完全に降りてしまいました。
更に体調の悪い僕が乗ることも無く、190はただ、ガレージで
オブジェのようになっていました。ベッドの中では、

「もし僕の体調が復活したらエンジンを直してやろう。
以前みたいに両親と湯河原の温泉に行ければ良いな」

と願っているだけ。無力な時には何も出来ません。



2015年11月、親友A氏の計らいでユタカモータースさんを紹介していただき、
3度に渡る大修理を経験。
2016年9月に帰還し、その後はオートサービスヤマダさんでの渾身の磨きを
3週間かけて行ってもらった結果、27年目レストアの全てが完了しました。

10月中旬のある日、ついに両親を乗せて湯河原行き敢行です。



今やLEDで空車情報が分かるようになったサービスエリアに
190も驚いている事でしょう。
「横浜58」という二桁ナンバーは既に珍しくなりつつあり、
通りすがりのオバちゃんに声を掛けられたりします。



クルーズコントロールで制限速度に設定して走行。
全く減らないガソリンに「メーター壊れたか?」と
疑心暗鬼になりながらも、快適ドライブ。
さすがCd値=0.32だけあります。



眺めの良い真鶴道路では、大好きないつもの右コーナーを
味わいながらユックリ通過です。



懐かしい景色を見ながら、いつもの宿に予定より早く到着。



目の不自由になった父の希望もあり、今回は一泊二日でしたが
今度はもう少し湯船を楽しませたいな。



意外だったのは、出会った人から「親孝行ですね」と言われる事。
僕はこの190で無事に両親と温泉往復が出来ることが夢だっただけで、
親孝行なんて考えた事も無かったので驚きました。考えてみても、
年金受給者に車の修理代を出させるダメ息子が親孝行する筈無い訳ですし。



それでも42℃の温泉を熱い熱いと言いながらユックリ入る父、
何故か温泉地でセレクトショップに飛んで行く母を見たら、
「こんな人生もあるんだな」
と思ってしまう。

僕はいつも貧乏くじを引いていると思っているけど
本当は大変幸せな人なんだと思う。
それは多くの人に支えられているからだろう。



190孝行なのか親孝行なのか分からない家族旅行。
僕達は翌日、無事に自宅へ帰宅しました。
両親も190も長生きして、色々な世の中を見て欲しいな。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 羽田空港にて 金のソフトク... »
 
コメント
 
 
 
湯河原 (花貴)
2016-10-21 09:52:51
中々湯河原の温泉行けませんね。今度は、御殿場へ行きましょうね。
 
 
 
花貴さまへ (H.Nakazawa)
2016-10-22 10:11:41
コメント&お手紙をありがとうございます!
是非、御殿場の名店、宜しくお願い致します。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。