MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

グレード対応の不思議

2008年08月05日 | 音楽教室
    

秋のグレード試験に向けて
もう何を弾くか が 決まり、
即興中心に勉強している生徒さんが いる一方、
これから曲を決める生徒さんも いるのですが、
この曲は ○級の自由曲に 持っていける
という 目安は、どうなっているのでしょうか。

9級~8級は 
およそバイエル後半から ブルグミュラー前半
…かなあ、と思うのですが
結構 あいまいなのですよね。
      
例えば、
『ピアノスタディ 5』に載っている
「きつつき(ハ長調)」は、9級対応。
一方『オルガンピアノの本4』に載っている
同じく「きつつき(ト長調)」は 8級。
調が違うだけで、一つ上の級に。

ということは
『ピアノスタディ 5』でハ長調バージョンを弾いてから
他の調に移調して 演奏しておけば
即興の勉強にもなり、次の級のレパートリーもできて
一石二鳥ということ?

…そのうち、ヤマハの本部に問い合わせてみよう。

ちなみに、『ピアノスタディ』には
バイエルも 数曲、載っていまして
もちろん自由曲として 試験で弾けるのですが
バイエルの№72が9級
バイエル №67 平行6度の重奏は8級
と なっており、
順番通りに対応しているわけではないらしい。

まあ、その曲が 易しいか難しいかは
その人の「得意・不得意」にも左右されますし
同じ曲でも、完成度によって評価は変わりますから
普通、7級で持っていくような曲でも
高い完成度で演奏できれば、6級で弾いても
全く問題ないそうなのですね。

逆に、完成度が低いと
いくら難しい曲を弾いたとしても
間違いなく、評価は下がります。

さて、どちらにせよ
のんびりさんの曲を 早く決めてあげないと…。