ここ数日、朝晩が めっきり涼しくなって
明け方 寒くて目が覚めたりする大阪です。
秋の発表会に向けて 残すところ、1ヶ月ちょい。
お盆休み前は どうなることかと思った生徒さんも
どうにか、何とかなりそうです。
もっとも、2週間レッスンが空いたので
表現が荒っぽくなってしまっていたり
譜読みはしてくれたけれど、強弱が逆だったり
という 問題はあるのですが。
レッスンしていて、いつも気をつけなくちゃ と思うのは
生徒さんが納得しないうちに、いう事をきかせるような
『自分のコピー』の演奏は させないこと。だから
「こう弾きなさい」ではなく、
「こう弾いてみたらどうかな?」とか「こうも弾けるよ?」と
提案する形になります。
もちろん、経験の長さや 何やかやで
こうすれば 良くなる、というものが
生徒さんよりは 見えるのですが
ことごとく口出しして
「上手いけれど、 皆同じ弾き方をする」
という風には したくないなあ…と思うのです。
そんなわけで 時々、
「???」という表現を 思いつく生徒さんも出てきますが
作曲家の意図に 逆らっているとか、
よほど ありえない事をしていない限り、
その意思を尊重します。
部分的には、それは面白い解釈で
目からウロコだったりしますから
全体で見た時、そこだけ妙に浮いたりしないよう
「そこを そう表現するなら、
その前は、こう演奏する方が 映えるのではない?」とか
「そこまでの流れだと、ここまでやったら
やり過ぎに聞こえるかもしれないけれど、いい?」
と 相談しつつ、演奏をまとめる『お手伝い』に徹します。
最初、私が考えていたものとは
全然違う方向へ仕上がったりもしますが、それも楽しい。
生徒さんには
「こう弾きたい」という自分なりのこだわりを持って
心をこめた演奏をしてほしいのです・・・