MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

グレードボード

2008年03月21日 | 音楽教室

ヤマハには、ヤマハ独自のグレードテストがあり
その内 学習者グレード(初級~中級レベル)が
10級から6級まで 設定されています。
教室に通う生徒さん達が 受ける試験が
この学習者グレードなのですが
試験会場で試験を受けてから その結果通知書が届くまで、
およそ1ヶ月かかります。

滅多に 不合格は出ませんが
試験の出来が 今ひとつだった
という 生徒さんには
この1ヶ月間が、長い 長い。

合格すると、自宅に合格通知書が届き
教室でも
掲示板に、新しいグレード取得者の名前が 貼り出され
最終的に ロビーにある 常設のグレードボードに
自分の名前が 載ります

先日 グレード試験を受けたばかりの Nくん。
初見演奏の時に ちょっとミスをしたとの事で
結構 落ち込んでいました。

たいしたミスでは無かったらしいのですが
本人は 大変気に病んでいまして
教室へ やってきて、グレードボードを見るなり
『ああっ 乗ってへん落ちた
と 激沈していました。

いや、まだ1週間では 
教室に 通知も来ていないから。

髪を切りました。

2008年03月20日 | Weblog
夜は 少々冷え込みますが
昼は かなり暖かくなった大阪。
どうやら もう冬は 終わったようです。

ふっ ふっ ふ。
これで 髪を切っても 寒くない
と いうわけで、2年くらい伸ばしていた髪を
思い切り 短く切ることにしました。

とはいえ、今は まだ忙しく 
美容院へ行こうにも
カットだけのために出かけていく
往復の時間が、惜しいです。

う~ん、
行き着けの美容院は 仕事場の近くですから
お昼を食べる時間を削れば
休憩時間に 行ってこられないこともないな・・・


行ってきました。
前日に予約を取って、午前のレッスンが終わったら
ダッシュで美容院へ。

午前中→ 肩より長い ロングヘア
午後 → うなじが見える ショートボブ

誰か 驚くかと思ったのですが
意外に 皆、気付かない。
生徒さんが1人、先生が1人気付いたくらいです。

翌日「切りましたねー」
と 言ってくれたスタッフさんに
でも、あまり気付く人 いないよ~
と 話したら
「それは 先生の全体からかもし出す
イメージが変わらないからですよ~」
と 言われました。

「あ、でもー
ちりちりパーマか 金髪にしたら絶対気付きます。」
とも 言われましたが

それは 私が 嫌です。

春休み計画

2008年03月19日 | Weblog
3月も 残り2週間足らず。
大阪では おとといの月曜日が
公立高校の入学試験でしたし、
小中学校などは もうすぐ春休みです。

3月の祝日は、20日の春分の日だけですから
本来の教室休業日も そこだけなのですが
年間のレッスン日数が決まっていることと
やはり 春休みですから
家族で旅行という方へのための 配慮もあって
月末の方に、調整のための 臨時休みが集中しています。

さて、このお休みをどうしましょう。
映画を見に行くもよし、
コンサートに出かけるのもよし、
友人を誘って 遊びに出かけるのも良いですね。
連休になっているから、泊まりの旅行も できるなあ

・・・などと思っていたら
おもしろそうな公開講座が この次期に集中している事に
気付きました。

お休み中は、とりあえず勉強しに行ってきます。


暖房より必要

2008年03月18日 | 音楽教室

暖かくなりましたね。

2月はダウンジャケットを着て震えていたのに
3月の大阪は どんどん暖かくなって
昼間になると、少し動けば 汗ばむくらいです。

昨日、とうとう
教室のエアコンのスイッチを入れました。

―――冷房です


発表会終了。

2008年03月17日 | バイオリン
バイオリンの発表会が、終わりました。
上手くいきましたかって?

←自分の理想の演奏


←実際の演奏
←最後のレッスンの演奏

←伴奏合わせをした時の演奏

こんな感じです。

練習の成果は出ていますが
弾けてくると、もっと ああしたい こうしたい
と 欲が出てくるもので
終わった後も、しばらく納得いくまで
この曲を 弾き込みたくなりました。

実際の 演奏ですが
『お客様の方に向かって 立って演奏する』
という経験が 珍しく、緊張するかと思いきや
いざ 弾き始めたら、
お客様の存在なんて、全く感じずに終わりました。

自分の音と 伴奏のピアノの音
ボーイングへの注意と、次の流れを考えるだけで
他に気をとられている余裕なんて
とても とても。

緊張しなかったとは 言いませんが
少しでも いい音を出したい
いい音楽を作りたい
と 思うと、集中力の方が勝ちます。

それにしても
久しぶりに『生徒さん』の気持ちを味わいました。
1年後、もっと良い演奏を お客様に聴かせられるよう
がんばって続けたいと思います。

発表会直前です

2008年03月16日 | バイオリン

バイオリンの発表会を 目前にして
最後のレッスンとなりました。

前回、伴奏合わせの時は
他の課題曲も 練習していったのに
結局 発表会のソロ曲しか 見ていただけませんでした。
もっとも、一回しか伴奏合わせができないのですから
他の曲を やっている場合じゃなかったのですが。


発表会まで もうレッスンが無く
前回、曲の出来は いささか不安なものだったため
今週も 発表会の曲しか レッスンしないだろうと
その曲だけ 念入りに練習していったところ
先生、真っ先に
「あ、こっちも 見ていますよね?」(←他の課題曲)
え?一週間、弾いていません。
「弾けます?」
まあ…多分 手が覚えているかと。
「はい、じゃあ 弾いてください。」

…先生、しっかり 課題曲全部を見てくださいました。
その後、一番切羽詰っている ソロ曲の方を
聴いていただいたところ
一回通して弾いただけで
「あ、前回より 音も良くなっているし いいでしょう。」
で、終了。

先生~ 本当に いいんですか、これで?

「何か 聞きたいことは ありますか?」と聞かれたので
『自分で 問題だらけなのがわかっているので
(しかも 練習で何とかなる事ばかりなので)
 質問どころじゃ ありません・・・」
と答えた ところ、

先生 わっはっはと 大笑いされていました。

子供の言い分(その2)

2008年03月15日 | 音楽教室
音楽教室の生徒さん達の中には
素直で とってもいい子なのだけど
どうも 練習量が足りない とか
宿題(ワークブック等)や 本、筆記用具を忘れる
という 困ったちゃん がいます。

大きい子だと、言い訳せずに
すぐ「すみません」とあやまるのですが
小さい子は、知恵を絞って
「自分は悪くない」と主張します。
一番 多いのは、「お母さんが」で始まる主張

ワークの作業があるのに
鉛筆1本 持ってこなかったJくん。
「お母さんが、鉛筆なんか持っていかんでいいって
 言ったから、持ってこれんかった。」
ええ~?ワークブックがあることを知っているのに
持っていかなくていい なんて言うかなあ。
Jくん、一瞬 目が泳いでから「…言った」

このJくん、「お母さんが…」で始まる主張が
教室の中で 一番多いのですが
彼の言葉を 全てその通りに受け止めると
Jくんの お母様は 
ものすごい児童虐待行為をしている事になってしまうので
どこまで まともに受け止めてよいものか 悩みます。

しかし
基本的には私、『生徒さんを信じる』ことにしています。

よし、わかった。
先生が 後で、Jくんのお母さんに電話して
『鉛筆は絶対必要ですから、ちゃんと持たせてあげてください』
って きちんと話しておくからね
と 言うと Jくん、「え、いや そんな モゴモゴ…」

レッスン終了後。
「ところで、さっきの話だけど
 Jくんが自分でお母さんに、
 鉛筆が必要だってことを 話してくれるなら
 今回は Jくんにお任せして
 先生は 電話しないけど、どうする?」
「自分で 話します」(この日一番真剣な顔で)

あら本当。じゃあ、よろしく。

子供の言い分

2008年03月14日 | 音楽教室

音楽教室の生徒さん達の中には
素直で とってもいい子なのだけど
どうも 練習量が足りない とか
宿題(ワークブック等)や 本、筆記用具を忘れる
という 困ったちゃん がいます。

大きい子だと、言い訳せずに
すぐ「すみません」とあやまるのですが
小さい子は、知恵を絞って
「自分は悪くない」と主張します。
一番 多いのは、「お母さんが」で始まる主張。

「お母さんが いなかったから、練習できなかった
という Sちゃん。
いないと どうして練習しないの?と聞くと
「お母さんに、練習を聴いてもらいたかったのに
  帰ってくるのが遅くて 弾く時間がなくなった」と。

うん、人に演奏を聴いてもらいたい、という気持ちがあるのは
とても 素晴らしい、良いことだけど、
それなら お母さんが帰ってくるまで、1人で練習しておいて
上手くなったところを聴いてもらう 
って いうのはどうだろう?
あ、でも これは
『お母さんがいないと 練習できませ~ん
って いう人には無理だけど。

ところで Sちゃんは 1人でも練習できる?
と 聞くと「できる(誇らしげ)」とのこと。
よかった よかった。

来週は 練習してきてくれるかなあ。

手作りランチ

2008年03月13日 | Weblog

以前にも書きましたが
レッスンの合間に食べる昼食は 悩みの種。
昼の休憩時間に 食事をしたら
その後 レッスンが終わる20時まで、
全く何も食べられませんから
夕方になって、レッスン中 お腹が鳴らないように、
腹持ちの良いものを 食べる必要があります。

たくさん食べておけばいいじゃない、
というわけには いきません。
あまり しっかり食べてしまうと
消化のため 血液が胃の方へいってしまうため
集中力が無くなるわ
眠くなるわ で
食後すぐのレッスンに さしつかえるのです。

そんな私の 現在の お気に入り
手作りパンケーキ。
もとは ホットケーキミックスに 
腹持ちを良くするための 全粒粉や おからを足して、
シンプルな味のものを 作っていたのですが
同じ味ばかりだと 飽きてくるので
黒胡麻を入れたり、胡桃などのナッツを入れたり、
バナナ&シナモン/チーズ&胡椒/ドライフルーツ
などなど、目先を変えて 楽しんでいます。

先日は、
薄力粉・全粒粉をブレンドした生地をベースに
炒めたタマネギとクリームチーズ&胡椒を入れて
作ってみたところ
これまでになく おいしいパンケーキができあがりました

・・・ええ、
おいしかったことは おいしかったのですが
仕事に 持って行くのは断念。

炒めたタマネギって、匂うのですよ。
いやな匂いではないのですが
控え室に 香ばしくおいしそうなタマネギの匂いが広がるのは
やはり 皆さんに迷惑かと・・・

高さが

2008年03月12日 | 音楽教室

鍵盤楽器で、ごく初期に教えることの一つは
『中央のドがどこにあるか』なのですが

緊張して、座る位置を間違える
というのではなく
楽譜を見て、音だけ読み取り
高さを ちゃんと意識しない という
あわてんぼうさんが、たまに います。

おっとりしたタイプの Mちゃんも その一人。
聴音をする時も 音はちゃんと取れるのに
何故か しょっちゅう1オクターブ高さの違うところで弾き
曲を演奏する時も
1オクターブ上にいったり、下にいったり。

言えば、すぐに気付いて 正しいところで弾けるので
楽譜を正しく読めないわけではないし
気をつけて聴くように言えば、高さも わかるのですが。
う~ん、音の高さが気にならないのだろうか。

先日も、レッスンで
『ブルグミュラー25の練習曲』の「狩」を弾いてくれましたが
演奏を始めた瞬間、腰を抜かすかと思いました。

私 「・・・もしもし、Mちゃん?
  何か、ものすごくドスの利いた『狩』だけど
  高さ 間違っていない?」
M 「あっ本当だ」

「狩」の 前奏部分、左手で弾く あの
タ タッタ タッタ タッタ…の和音の動きを
1オクターブ下で 弾いてくれたのですよ。
(そして 右手だけ、本来の位置で弾いた)

馬に乗った人達が、さあ、これから狩を始めようと
馬を駆って 走らせてくる
その蹄(ひづめ)がたてるような リズムの前奏部分。
これが
地響きをたてるような 重厚なスタートに。

バッファローの大群と 土煙が 見えた・・・。