MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

欲しい分だけ。

2008年03月27日 | Weblog

うちのクラスの生徒さんの中には
自分で弾きたいと思う曲を 
インターネットで購入・ダウンロードして
レッスンに持ち込む子が います。

その子が 持ってくるのは 大抵
TV番組の テーマ曲なのですが
クラシック楽譜も もちろん購入できます。

考えてみれば
楽譜売り場にも、流行の曲は ピースで売られていますが
少し前の曲ともなると、ピースが売れ残っていなければ
曲集の中にまとめられたものを買うしかなく、
一曲しか 弾くつもりはないのに
いらない曲が載った、厚くて高い本を買うことになります。

それを 思えば、一曲ずつ購入できるシステムって
ありがたいですね。

私はまだ利用していないのですが
その内 利用するかもしれないなあと思っているのが
ミュッセ(MUSSE)という楽譜販売サービス。

必要な曲だけ 選択して注文すると
一冊の オリジナル楽譜集にして宅配してくれる
まさに「欲しい曲だけ」買えるサービスなのです。

面白いのは、アナリーゼ(楽曲分析)が加えられた
『先生のための テキスト』みたいな楽譜も
売られているところ。
コンペティションの課題曲の いくつかが
作曲・音楽理論の先生によって 分析されているそうです。
面白そうですが、これを使ってしまうと
自分で分析する楽しみが減ってしまうなあ…と
買うのを 迷っています。

手間は惜しくないけれど、時間は貴重だしねえ・・
という先生方が 購入されるのかな、これは。
コンペに たくさんの生徒さんを 参加させると、
用意する曲も かなり多くなりますし。

何はともあれ、便利な世の中になったなあ
と しみじみ思います。