MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

子供の言い分(その2)

2008年03月15日 | 音楽教室
音楽教室の生徒さん達の中には
素直で とってもいい子なのだけど
どうも 練習量が足りない とか
宿題(ワークブック等)や 本、筆記用具を忘れる
という 困ったちゃん がいます。

大きい子だと、言い訳せずに
すぐ「すみません」とあやまるのですが
小さい子は、知恵を絞って
「自分は悪くない」と主張します。
一番 多いのは、「お母さんが」で始まる主張

ワークの作業があるのに
鉛筆1本 持ってこなかったJくん。
「お母さんが、鉛筆なんか持っていかんでいいって
 言ったから、持ってこれんかった。」
ええ~?ワークブックがあることを知っているのに
持っていかなくていい なんて言うかなあ。
Jくん、一瞬 目が泳いでから「…言った」

このJくん、「お母さんが…」で始まる主張が
教室の中で 一番多いのですが
彼の言葉を 全てその通りに受け止めると
Jくんの お母様は 
ものすごい児童虐待行為をしている事になってしまうので
どこまで まともに受け止めてよいものか 悩みます。

しかし
基本的には私、『生徒さんを信じる』ことにしています。

よし、わかった。
先生が 後で、Jくんのお母さんに電話して
『鉛筆は絶対必要ですから、ちゃんと持たせてあげてください』
って きちんと話しておくからね
と 言うと Jくん、「え、いや そんな モゴモゴ…」

レッスン終了後。
「ところで、さっきの話だけど
 Jくんが自分でお母さんに、
 鉛筆が必要だってことを 話してくれるなら
 今回は Jくんにお任せして
 先生は 電話しないけど、どうする?」
「自分で 話します」(この日一番真剣な顔で)

あら本当。じゃあ、よろしく。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。