
Vanilla Chiffon Cake
ずっと焼いてみたかったシフォンケーキ。型だけは去年のうちに手に入れてあったものの、なんだか機会がなくて焼くのはこれが初めてです。ちゃんとふくらんでくれて嬉しい~♪
学校でもオレンジシフォンケーキというものを作ったのですが、シフォン型じゃなくて普通の丸い型だったし、美味しかったけどあまり印象にも残らなかったのです。アメリカではこのシフォン型のようなケーキはエンゼルフードケーキという名前でよく見かけるような。オリジナルのシフォンケーキはどんな形だったのでしょうね?
シフォンケーキはカリフォルニア生まれなんだそうです。1927年にハリー・ベイカーさんという方が売り出して人気になったものの、レシピはずっと秘密のまま明かされず、20年後にベイカーさんがGeneral Mills社にレシピを売り渡してからようやく製法が世に知られるようになったそう。バターではなくサラダ油を使うという点が。当時はとても驚かれたのだとか。どうしてそんなことを考えついたのでしょうね~。
私が使ったレシピはいつもの小嶋ルミさんの「おいしい!生地」のバニラシフォン。以前はあまりシフォンケーキって興味がなくて、自分でケーキを選ぶ時にシフォンにするってまず無かったのですが、去年日本に帰った時にオーブン・ミトンのシフォンを食べて感激しました。あのシフォンにちょっとでも近いものが出来たらいいなあ、と思って。
1枚目の写真のように、焼きあがったものを逆さにしてしっかり冷ましてから型からはずしました。これって難しいんですね・・・。表面がボロボロになってしまいました。写真に写ってないとこはもっとボロボロ。

このケーキ、すーっごく柔らかいのです。もうふっわふわすぎて頼りないほど。カットする時もつぶれないように気を使いました。

しっとりと水分たっぷりでぷわぷわで卵の香りたっぷりで美味しい!です。粉はドルチェを使ったし、これはオーブン・ミトンで食べたものとほとんど変わらないんじゃないかな~、なんて。うちで作れちゃうなんてほんとに嬉しいです。ルミさんの詳しいレシピのおかげです。なんてありがたい・・・。
大きな気泡がありますが、これでいいのです。本には「泡の大小があって、これがいかにもふわふわとした単純でない楽しい食感を生む」とありました。
本当にしっとりしているので、ホイップクリームを添えたりしなくても、そのままぱくぱく食べるのが美味しいです。一人で1台ぺろっと食べちゃいそうでコワイです・・・。でも、まだグロゼイユがあるしクリームと一緒にやっぱり添えてみました。

これはこれでやっぱり美味しい、です。