足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1026 ~ ツグミよ どこにいた ~

2012年01月21日 | 野鳥

「クイー」の一声 ツグミがやって来た

イイギリの実を ついばみ始めた

日  2012 1 19 薄曇り 12

所  大和市 泉の森

 

 先日、Yaさんのブログを見ていたら、泉の森でトウネズミモチ

の実を食べているⅠ羽のツグミが写っていた。

 今年は、鳥好きの人に会った時の決まり文句は「トリが少ない」。

ワシ・タカを熱心に観察しているwさんに会った時出た言葉「今年

ツグミをみました?」で「11月に1回見たが、その後は全く見ない」

と言う。

 伊勢原の鳥好きのRさん、「11月に声を聞いたが、その後田畑を

歩いても姿を見ない」と言う。

 私の住む瀬谷でも、いつもの年なら、近所の畑へ行けば何羽も見

るものを、今年はいない。隣のアンテナに止まり、一声残して飛ぶ

のが日常で、我が家の庭に降り虫を啄むのが見られるがそれもない。

 Yaさんのブログを期待して泉の森へ行き、イイギリを予想して立

ち寄る。たわわに下がる赤い実を、ヒヨドリの小群が波の様に寄せ

ては返し、実を食べに来ている。見とれていると突然「クィー」の

鳴き声と共に5~6羽の小群のツグミが飛来し、実を食べ始めた。

 ツグミはいずこから、身近な里へやって来たのだろうか。wさん

に絵はがきにして出そうと思った。

 


One-shot Jan.03. ~ 厳島湿生公園に寄ってみた ~

2012年01月18日 | 野鳥

厳島湿生公園の眺め

厳島神社

上を向いたカワセミ♀

池を覗くキセキレイ

のんびりハクセキレイ

島で眠るコガモ

食事中の♀

賑やかなカルガモ

 

弁天橋近くにわき出る清水は

丹沢山からの湧水

昔は 田畑の大切な用水だったのだろう

                     中田町 

 

 


No.1025 ~ 伊勢原 の タゲリ ~

2012年01月16日 | 野鳥

藁山の上に コミミズク?が タゲリは見えなかった

午後までの時間 二宮の吾妻山へ行ってみた

午後田へ戻ってみたら タゲリも戻っていた

日  2012 1 13 晴 12

所  伊勢原市 南部

 

 伊勢原市の南部に広がる田園地域には、毎年冬になるとタゲリ

の飛来がある。今年の冬も、11月には30数羽のタゲリの群れが見

られたという。

 タゲリは、渡って来た当初は群れで行動し、餌を啄んでいるの

がみられるが、季節が進むにつれ群れは解消し数羽から12羽程

度で居る事が多い。

 今年も1月に入って、「散歩に出ると、タゲリをよく見掛ける」

Rさんから話があった。

 そして、「ここの所3日続けて同じ田んぼにⅠ羽タゲリが来て

る」との知らせをもらい、早速案内してもらうことにした。

 そこは、小田原厚木道路に程近い田の一画で、車で行って見た

が今朝はタゲリの姿は無かった。不思議に思い少し遠方の藁を積

み上げた上を見ると、茶色の鳥影がありコミミズクらしい。「そ

のため、さけたのだろう」と、言う事で午後再び来る事とし、そ

の間吾妻山の菜花と富士を見に行く。

 午後再び田に来ると、「いましたよ」とRさん。車の窓越しに

タゲリの行動をじっくり観察する事が出来た。

 

 


No.1024 ~ 丹沢湖 の オシドリ ~

2012年01月12日 | 野鳥

日  2012 1 8 晴 6℃

所  山北町 丹沢湖

 

 毎年1月の第2日曜日のガイドウオークで、オシドリの観察を行

っている。時間は、am10:0012:002時間。

 200519  93羽+?    2006.1.8  97羽+?

 2007114  0羽+?    2008113  29羽+?

 2009110  80羽+?    2010110  45羽+?

 2011.1.9  50羽+?

 今年は18日で、ビジターセンター付近、ダム駐車場、世附方面

途中、等4か所で観察した。その結果は、

 オシドリ 119+?  マガモ 106+?  カワウ 24羽+?

 ホシハジロ 2    ミサゴ 1  クマタカ他

 始め湖を見渡した時オシドリの姿がなくても、しばらくすると急

に姿をあらはす事の連続であった。それは、湖上に張り出した樹林

の中に相当数のオシドリが休んでいるらしく、時折群れで湖面上へ

泳ぎ出しては樹林の影に戻ったりする。また、小舟等に驚いてか、

急に群れをなして飛び立つのが見られた。

 Y氏によれば、オシドリは夕暮れの頃一勢に飛び立ち、群れは何

処かへ向かうと言う。採餌の為だろうか、と?

 


No.1023~ ナンバンギセル の 種子 ~

2012年01月10日 | 植物

ナンバンギセルの種子外形

縦切りにして見ると

スケールを置いてみた 一目盛りは一ミリ

種子を拡大すると そこから見えてくるものは

日  2012 1 7 晴 8℃

所  瀬谷区 瀬谷

 

以前、T氏からナンバンギセルの種を頂いた。庭のミョウガ

の根元に播くと、毎年花を付けたが今年はささやかな咲き

様であったが果実は保存してあった。

先日、谷戸山にナンバンギセルを訪ねた時は、種子の散布

には少々早く、種子の様子を見る事ができなかった。そこ

で、ストックしてあった果実を使う事とした。

花柄の先はこぶしを握った形を思わせる果実に変化してい

る。外形が舟形の蕚に包まれている子房の中を見るため、

縦切りにしてみた。蕚の下には花筒があり子房を包んでいる。

中は薄黄色の細かい種子が詰まるが、養分を運んだ管によ

り分けられた構造になっている。溢れ出た種子の上にスケ

ール置きその大きさを計ると、1個の種子の大きさは約4

の1ミリと、種子としては超微小だ。果実には10数万粒の

種子が詰まっている様で、微小故に発芽後の養分は持たさ

れていない。種子を拡大して見ると、表面に数多くの凹み

を付けている。種子のより軽量化や風力利用の工夫なので

あろう。

ナンバンギセルは、種子を多量に用意し、より広く散布す

る戦略を構築しているのであろう。