たわわなイイギリの実
ヒヨドリ・ツグミの小群が
ツグミが実を啄ばむ
実は喉いっぱいの大きさだ
ヒヨドリが実を啄ばむ
実を啄ばむヒヨドリの面持ちは鋭い
観 察 月 日 2012 1 19 薄曇り 12℃
観 察 場 所 大和市 泉の森
泉の森入口付近には高さ約5~6mのイイギリの木があり、
毎年ヒヨドリ、ツグミが実を食べに集まっている。餌の少な
い冬、鳥にとっては有難い木であり、木にとっても種子を運
んでくれる有難い鳥でもある。
今年もその木を訪れると両種の鳥が、それぞれ小群で飛来
し大変な賑わいであった。
そこで、Ⅰ羽の鳥が何粒位食べるか観察した所、両種共約
5~6粒啄むとイイギリから飛び立ち、少し時間を置いて別
の小群が飛来、実を5~6粒啄んでは飛び立ち・・・半日見
ていたがその繰り返しであった。
“イイギリの実の鮮やかな朱色は、鳥にアピールするため”
と言われる。
と、するならば、鳥達は長い時間イイギリの木に留まり、実
を沢山食べていい筈が5~6粒で止め、飛び去るのが不思議
であった。
だが、イイギリにしてみれば、鳥に“実は食べごろだよ!”
と呼びかけるが、多くの群れが、少量づつ食べ、多方面に飛
び、広範囲に糞と共に種蒔きをしてほしいのが希望なのあろ
う。
“植物には、あくや毒性を含み身を守る”事は知られてい
る。ならば、それに似て実の中に、一度に多量に食べない様に仕向
ける、何等かの精分を仕込んでいる事が、考えられはしない
だろうか。
実